老後生活に2000万円は本当に必要? 目安となる金額とは

老後生活に2000万円は本当に必要? 目安となる金額とは(MONEY PLUS)

6月14日、金曜日。
街にある金融機関のATMは、どこもシニアの列だった。
店舗の入り口には、
女性警察官が詐欺を防止するポスターを配っていた。
その日が何にあたるかを意識していなかったため、
物価上昇分が加わった、年金支給日であることに気づくまで時間を要した。

このところの、物価が高止まりしている状況で、
シニアが、生活の糧を心待ちにしているのがよくわかる。

貯蓄はあるに越したことはないが、
今日日、リタイアまでの間に、
なかなか自身が目標としている額を用意するのは大変だ。
可処分所得の減少、物価の高騰、単身世帯の増加など、
政府が考えていたモデル年金金額だけでは、
生活が立ちいかないケースが少なくない。

年功序列を前提として、
専業主婦の夫婦に、子供二人の
ライフサイクルを前提としたモデル年金は、
今や昔の感である。

政府の政策に何の疑問も持たず、
周囲の人と同じことをしてきた人は、今、苦労している。
だから私は、これまで講演で、
口を酸っぱくして「生涯現役」、「資格を死格にするな」と啓蒙してきた。

高齢になり、貯金がない中、何ができるのか。
生活の格差は、その人が過ごしてきた人生の滓なのか。
それでも、政府は、
経済大国になるよう、企業戦士として国力を牽引してきた団塊の世代が、
負の遺産にならないよう、敬意を払うべきだし、
また、シニアも厳しい状況に鑑み、
できる限り矜持を持ちつつ、健康に留意して現役を続けなければならない。

とはいうものの、リタイアしてから、
現役の時と同じように復帰することは至難の業だ。
まずは、ライフスタイルを見直し、
身の丈に合った生活や、価値観を受け入れることが先決だろう。

藤井聡太八冠が初の失冠 叡王戦、伊藤匠七段が制す

藤井聡太八冠が初の失冠 叡王戦、伊藤匠七段が制す(日本経済新聞)

前人未到の八冠がよもやの敗北。
新しいヒーローが誕生した。
追う立場より、追われる立場の方が心理的には負荷が大きい。
ここで、大きくひと呼吸。
心新たに、ライバルと切磋琢磨して将棋界を牽引していってほしい。

他方、ドジャースの大谷翔平選手は突出している。
技も、メンタルも、おそらく右に出る者はいないだろう。
ひじのケガにもめげず、
二刀流ができないことにもめげず、
長年信頼していた元通訳の裏切りにも動じず、
幸せな家庭を築き、
今シーズンもホームランバッターとして、リーグトップを走る。

唯一の敵は、自分自身なのだろう。

万夫にまねができないから偉人なのだが、
その生き方を標榜して、成功の極意を手中にしたい。

努力のうえに、うまく風を捉えて無理なく上昇気流に乗る。
強靭なメンタルで、周囲の雑音に耳をふさぎ、前に進む。
こちらも前人未到の新天地にばく進中である。

若い人の活躍を見ていると心躍る。
シニア世代も、まだまだできそうな気がしてならない。

酷暑下の大巡礼で1000人超死亡 熱中症が原因か 

酷暑下の大巡礼で1000人超死亡 熱中症が原因か サウジ(時事通信)

… 何といってよいものやら。

巡礼は、命を賭してまで行わなけれればならない行為なのだろうか。
信仰とは、そういうものなのだろうか。

異教徒には、理解できない側面を持つ。

人は何のために生まれるのか?
それは、自分が幸せになり、
周囲の人も幸せにするためなのではないか。

いくら宗教行事だとはいえ、
暑いところに大勢が集まって、1000人超が命を落とす。

どう考えても、これが幸せの在り方だとは思えない。

メッカの聖モスクで祈りをささげるイスラム教徒の写真は、
整然としすぎていて、「人」と覚知するまでに時間を要する。

人々の心のよりどころとなるものが信仰のはずだ。
人々を幸せにするのが宗教のはずだ。
気候変動に即して、大きく「宗教改革」が必要だろう。

フィフィ カイロ大卒業の難しさを解説「イラクのフセイン元大統領も…」小池都知事の学歴詐称疑惑

フィフィ カイロ大卒業の難しさを解説「イラクのフセイン元大統領も…」小池都知事の学歴詐称疑惑 (スポニチアネックス)

今日は、東京都知事選の告示日である。
7月7日の投票日まで、熾烈な選挙戦が繰り広げられる。
今回の立候補予定者は50人以上とのことで、過去最多だということだ。
確かに、調べたところ、前回の候補者は22人だったから、
その数の多さに目を見張る。
街角にポスターを張ったところで、誰が誰だかわからないといったところだろう。

群雄割拠する中、有力候補が4人に絞られ、公約が大きく取りざたされる。
有言実行、どこまでやってくれるのか、お手並み拝見といったところだ。

こうした中、現都知事の学歴詐称疑惑が再燃している。
もともとあった疑惑だが、
今回は元側近の弁護士が、このタイミングで、
刑事告発しているのだから始末が悪い。

この疑惑は、人間長くやっていれば、埃の一つや二つ出るものだ…
といえるレベルのものか、どうか。

公人が行った学歴詐称につき、どのような罪に当たる可能性があるか考えてみる。

(1)軽犯罪法違反 … 軽犯罪法第1条第15号
官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称した者は、拘留または科料に処する。

(2)私文書偽造罪 … 刑法第159条
行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

(3)詐欺罪 … 刑法第246条
人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

(4)公職選挙法違反 … 公職選挙法第235条第1項(虚偽事項の公表罪)
当選を得又は得させる目的をもって公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者の身分、職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属、その者に係る候補者届出政党の候補者の届出、その者に係る参議院名簿届出政党等の届出又はその者に対する人若しくは政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し虚偽の事項を公にした者は、二年以下の禁錮こ又は三十万円以下の罰金に処する。
2 当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮こ又は百万円以下の罰金に処する。

さて、このような罪の可能性を見ていくと、
小池氏の学歴詐称疑惑は小さくない。

遠く離れた国の大学事情は、その国の出身者に聞くのが早い。
そうすると、小池氏は大丈夫なのか?
告発した弁護士も、その告発内容が
「当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にした」
ということになると、公職選挙法違反になるから慎重を期しているはずだ。

漁夫の利を得るのは誰になるのか。
東京都知事選から目が離せない。

散歩をしよう

仕事に疲れたら、外に出よう。
様々な花との出会いが、心を癒す。

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結果の予測

「ヒグマとツキノワグマの悪魔合体が起きている」…!いま秋田の猟師たちが恐れる「最凶のハイブリッド熊」の正体(現代ビジネス)

新緑の時期を経て、今は梅雨。
梅雨が終われば、夏本番。
避暑を求めて山へ、海へ、人々の移動が始まる。
今年は、山への移動に気を付けなければならない。
「クマ出没注意」

一昔前の北海道土産といえば、
バター飴に、白い恋人、
木彫りのクマと、「クマ出没注意」と書かれ、
雄叫びをあげるクマの顔の、
デンジャラスな、黄色と黒のステッカーが定番だった。

今、「クマ出没注意」は、全国に広がりつつある。
沿革をたどれば、人間が悪い。
クマの生息域を開発で狭めた責任は重い。
食べ物がなくなれば、調達できるところへ目を向けるのは自然の摂理だ。
よって、山と人里の垣根はなくなる。

クマ牧場で飼育されていた彼らは、巨体であるにもかかわらず、
エサ欲しさに二本足で立ち、
グローブのような大きな手を広げて、
「ちょうだい」の手招きをくりかえす。
仲間に先んじてエサを得るために、
より大きくアピールをくりかえす。
観光客はその愛くるしい姿見たさに、エサを投げ続ける。
この頃は従順な飼いクマだった。

ところがその後、積もった雪を足掛かりに、彼らが檻から脱走し、
人を襲ったニュースは衝撃的だった。
だが、それは人々の記憶の中では一過性であり、
今や過去の産物となっていた。

しかし、その時のクマが野生のクマと交配して、
人を恐れない人慣れした「最凶のハイブリッド熊」
を作り出していたかと思うと身の毛がよだつ。

被害は拡大する一方であるにもかかわらず、
対策は後手後手である。

「馬鹿にしているのか」ヒグマ駆除 町と猟友会が交渉決裂「高校生のバイト以下」
…との記事を見ると、不適切な政治資金の一部をこちらに回してほしいと思う。

日本狼を駆除したことで増えた鹿、
観光客が餌付けした野生の猿、
観光施設から脱走して房総半島を中心に大繁殖している外来種のキョン
漫画がブームの火付け役になった、アライグマ。

いずれも原因があって結果がある。
「結果の予測」をしながら行動しなければならないことは自明の理である。

「結果の予測」…
労務管理もその一言に尽きる。

終の棲家

建物等に関連する、意味を調べてみた。

「寺」… てら。仏道修行や仏事を行うところ。「寺社」「仏寺」
[参考]もと、役所を指した語。

「坊」
1てら。僧侶(ソウリョ)の住まい。また、僧。「坊主」「僧坊」 
2まち。市街。「坊間」「坊門」 
3へや。いえ。はなれ。
4男子を親しんで呼ぶ語。「坊や」 
5他人に親しみやあざけりを表す語。「寝坊」

「院」… 
1かき。かきね。かこい。土べい。 [類]垣(かき)  
2かきねをめぐらした庭や建物。宮殿・役所・寺・学校など。「院長」「院落」「寺院」 
3上皇や法皇などの敬称。また、その御所。「院参」「院政」「院宣」。

「堂」… 
1たかどの。大きな建物。「堂宇」「殿堂」「講堂」 
2神仏をまつった建物。「堂塔」「金堂」「経堂」 
3いえ。すまい。「草堂」 
4ざしき。広間。 
5いかめしくりっぱ。さかん。「堂堂」 
6他人の母の敬称。「母堂」 
7屋号や雅号などにつける語。

「庵」
1いおり。草ぶきの小屋。茶室などの小さな家。「庵室」「草庵」 
2文人・茶人の住居、料亭などの名に添えて、雅号・屋号とする。「芭蕉(ばしょう)庵」

「軒」
1のき。ひさし。「軒灯」 
2家を数える語。また、雅号や屋号に添える語。 
3くるま。轅(ながえ)の高くそりあがった車。また、車の総称。「軒駕(ケンガ)」
4てすり。「軒檻(ケンカン)」  
5あがる。とぶ。たかい。高くあがる。「軒軒」「軒昂(ケンコウ)」

「亭」
1宿屋。料理屋。茶屋。「亭主」「料亭」。眺望や休憩のために高台や庭園に設けた小さな建物。 
2あずまや。 
3屋号や雅号に添える語。「曲亭」

「寮」
1共同宿舎。寄宿舎。「寮舎」「寮母」「学生寮」 
2しもやしき。別荘。また、数奇屋。あずまや。「茶寮」 
3つかさ。役人。「寮佐」
4律令(リツリョウ)制で省の下に属した役所。

「処」
1とりはからう。とりさばく。「処置」「処分」
2ところ。場所。「居処」「随処」 [類]所 
3おる。いる。

さて、みなさんも、日常生活で、
これらの屋号や雅号を目にしていることが多いと思う。
漠然と使っていた言葉の差異が見えてきた。
飲食店や、旅館などが用いるならば合点はいくが、
先人は、高貴な身分の人や、文人が好んで建物に名をつけていた。

歴史小説や、伝記の類に、これらが散見される。
最近、特に気に入っている書籍で、見延典子氏の「頼山陽」がある。
明治時代から、第二次世界大戦前まで、
歴史書の大ベストセラー「日本外史」を上梓した頼山陽は、
移り住んだ京都で、東山や鴨川の眺望が気に入ったらしく、
屋敷を「山紫水明処」とした。

今、NHKの朝ドラで主人公のモデルである、
故三淵嘉子氏の、義父、初代最高裁判所長官故三淵忠彦が
小田原に建てたのが、「柑橘荘」
茶室を備えた屋敷の南に広い芝庭
まわりに花木や紅葉、東には蜜柑、
夏蜜柑、檸檬、金柑や梅が植えられ
往時の数寄者らの趣味を今に伝えているそうだ。

昔の人は、忙しさの中に高尚な余裕と、洒脱な言葉遊びがあった。
「はて」、私は終の棲家を何処にしようか、なんと名付けようか。

「一所懸命亭」、「留魂院」、「コツコツ堂」
悪くはないが、「山紫水明処」に比べると、各段美しさに欠ける。
もうひとひねり、もうふたひねりが必要だ。

年金生活者支援給付金は、有難い制度か?

年金生活者支援給付金

年金は、偶数月の15日に、2か月分がまとめて振り込まれる。
令和6年度価格で、国民年金が、満額で…

調べていくと不可解なことが…

これまで、老齢基礎年金の満額といえば、定まった金額であったが、
それが年齢によって異なっているではないか。

年金制度は極めて複雑である。

年金額は、インフレ時などに年金の経済的価値を維持するため、
毎年見直される。
厚生労働省は2023年度の公的年金の支給額を、
すでに受給している68歳以上の人は前年度から1.9%、
67歳以下で新しく受給を始める人は
前年度から2.2%引き上げると発表した。

そして、今年度もその状態が続いている。
つまり、令和6年度は、
昭和31年4月1日以前生まれの人の老齢基礎年金(満額)は、月額67,808円。
昭和31年4月1日後生まれの人の老齢基礎年金(満額)は、月額68,000円。

これまでは、満額は年額表示だったところ、
月額表示にするところの意味は、単に見せかけの問題だろう。
1月にすれば、たった192円の差。
されど年額にすると、2,304円の差。
わずかな年金で生活を余儀なくされる高齢者にとって
ビジュアル的に、受ける感覚が違ってくる。

…と、そこに加えて、年金生活者支援給付金。
あまり年金の分野を扱わないため、
この制度の成り立ちがなんであるかを認識していなかった。

沿革を調べる。

何ということはない。
先の消費税増税(8%から10%)に伴う、緩和政策が目的だ。
ざっくりいうと、一定の低所得者に対し、
恒久的に所得の補填をする目的のようだ。
要件(世帯の非課税要件・自身の一定の所得額以下)
に当てはまった者が、自ら申請を行い、
要件に当てはまっている限りは、
恒久的に受給することができる給付金である。

金額はといえば、各人の納付済期間等により、若干異なるものの
月額、5,000円程度とされている。
これが、本来の年金受給額に上乗せされる。

年金に頼る低所得者を、
手厚く保護するのはありがたいことだ。
めでたし、めでたし。

本当にそうなのだろうか?
ここに疑問を持たないか?

そもそも、物価の変動は、物価スライドの変動を支給額に加味することで、
いくらでも色を付けることができたはずである。

それでは、収入がある高齢者との差が是正できないのではとの疑問もあるだろう。

しかし、これまでにも、税制や高年齢雇用継続給付、
65歳以上の介護保険料、後期高齢者医療制度、
あらゆる分野で、所得のある高齢者から、
相応の負担を課しているではないか。

そのうえ、まだこのような所得の再配分をするのか…

それだけ、超高齢化社会で、
年金制度そのものが制度化疲弊していることの証だ。
事務手数料を支出してまで、低所得者以外の年金を
減らさなければならないのだろうか。

間違いなく、生涯現役を貫こうとする、元気なシニアの就労意欲を削ぐ。

年金制度は、場当たり的で、とても法律と思えない。

年齢による、支給開始年齢の経過措置がある。
出生の年によって、ベースになる基礎年金額が異なる。
他の年金や、雇用保険など、支給に併給調整がある。
男性と女性の格差を是正すべきも、
現行では、遺族厚生年金の受給資格に差異があるなど…

いずれにしても、国民のコンセンサスを得るために、
万民にとって、
不合理でない制度に近づけなければならない。

郵便局の「保険押し売り」問題 社員も自虐「罪悪感を抱かず高齢者に売れる人が向いている」

郵便局の「保険押し売り」問題 社員も自虐「罪悪感を抱かず高齢者に売れる人が向いている」(リサコ編集部)

随分と長い間金利が凍結されていたが、近時、
微々たる数値だが上昇傾向にある。
未曽有の物価高の中、少しでも利ザヤを稼ぐ工夫と努力が大切だ。

…というわけで、定期預金の見直しをしていた。
それがあだになった。
簡保で利率が良い、一時払いの生命保険商品を勧められ、
30分ほどの説明で、加入可能とのことだったため、手続きを進める。

手続きに入ってから気づいたこと。
70歳を超えた私の年齢では、
一緒に説明を聞く70歳未満の同伴者がいなければならないこと。

事細かなパンフレットを手元に、
30分以上のiPadでの説明を受けなければならないこと。
商品の性格、保険商品であること、元金割れの可能来の説明、
解約、質問に関する条項等、約款を聞かされる。

そのうえで、窓口担当に同じことの確認、
さらに、電話で本部の人間と3度目の確認。
時間を見れば、優に1時間半が過ぎる。

おまけに電話での確認は、丁寧に「バカ」がつき、
腹が立つほどの慇懃無礼さで、
マニュアルを一元一句違わず読み上げる。

一言話すごとに、「有難うございます」の合いの手が入る。

これが無かったら、半分の時間で済むだろう。
そもそも、3度の確認に何の意味があるのか。

あなたが悪いわけではないが…と前置きをして、
窓口の女性に、河野節をぶつ。
「システムが悪いよ!時間がかかり過ぎる。
加入するのに、約2時間でしょ。なんでこんなに時間をかけなければならないの?
パートを休んで手続きに来れば、今、東京都の最低賃金は1,113円。
それが2時間で、2,226円。私は補助者が必要な年齢だから二人分、
都合、4,452円、損することになるんだよね!どう思う?」

担当者は言わずもがな、困った顔をして下を向いた。
途中で、「止める」と帰りかけたが、彼女が不憫になり、
結局最後まで手続きをした。

帰宅後、過去、大きく取り上げられた、
かんぽ生命の不祥事が思い出された。
それが、郵便局の「保険押し売り」問題
自浄力の結果が、加入時、客を長時間拘束する、
3度の同じ説明だったのだ。

合点が入ったものの、元親方日の丸の体質は脱却できていない。
顧客ファーストの考え方が完全に欠落しており、ふり幅が両極端だ。
本日できなかった仕事の、段取りをつらつら考えながら、
安全と顧客の利便性の比較衡量をしていた。

…と、そこへ、営業終了時刻をとうに過ぎた郵便局から、
私の携帯に電話が鳴った。
「本日は、有難うございました。
大変申し訳ありませんが、書類が一枚足りませんでした。
つきましては恐れ入りますが、月曜日に、再度ご足労願えませんか?」

これでまた、二人分の時給、2,226円がとぶ。

かけがえのない家族であり続けるために ALS患者と家族の記録

かけがえのない家族であり続けるために ALS患者と家族の記録(NHK)

幸せの形は千差万別である。
どのような形でも、
当事者がそれと感じることがその人の幸せだ。
健常者には、当然にできることが叶わず、
それができたときの、ALS患者と家族喜びは望外だろう。

置かれた場所で咲く。
生きるということはそういうことである。
上を見ればきりがないし、下を見てもまた然り。
人はそれぞれ、自分が生かされている場所で懸命に生きる。
受け入れるということが、苦しみを一つ減らすことになる。
ないものを悲しむ生き方より、
今、あるものに感謝する生き方の方が、幸せが多いだろう。

それにしても、武藤家の日々は、想像を絶する。
自分は健常者であるにもかかわらず、日々の出来事に
不平不満を述べることが申し訳なく感じる程である。

しかし、彼らは互いを思いやり、尊重し、
今、このときを、この瞬間を、一所懸命に生きている。
病気の進行、コミュニケーションの隔絶、
押しつぶされそうな恐怖と不安に対峙しながら、
新しい家族を迎えて、挑戦を続ける。

勇気をありがとう。
希望をありがとう。

生きるということは、生かされている意味を考えながら、
諸行無常を受け入れることである。

いずれにしても、人生に、伴走者の存在はありがたい。

マンション解体「必ず影響ある」 国立市長、積水ハウスに遺憾表明

マンション解体「必ず影響ある」 国立市長、積水ハウスに遺憾表明

理解に苦しむ出来事だ。
立派なマンションが引き渡し直前に解体される…
確かに景観は大切だが、どこに何を作れば、何が見えなくなるのか、
建設予定の段階でわかっているはずである。
そうであるにもかかわらず、
多額の費用をかけ、完成した建物をいとも簡単(?)に解体を決定。
どれだけ多くの人の予定が狂ったことだろうか…

人の行動を縛ることができるのは、法律と契約である。
正当な権利と権利がぶつかったとき、法が調整を図る。
それが、「保護事由」と、「帰責事由」。
何方の権利を、より、手厚く保護しなければならないかとの観点である。

他方、契約は、約束である。
誰と、いつ、どこで何を契約しようが、当事者の自由である。
これを民法では、「契約自由の原則」という。
ただし、人に迷惑をかけるような公序良俗に反することは許されない。

今回のマンション解体は、記事の内容を読む限りでは、
法的な問題は見受けられない。
契約の問題でもなさそうだ。
あくまで、景観の問題だけが報じられている。

だから、「謎」なのである。

指導をしたはずの、行政側の対応も、これまた「謎「」である。
景観を保てることで、富士山の眺望を確保することで、メリットがあるはずの行政が、
マンション解体「必ず影響ある」 …との遺憾表明。

入居が決定している人もいる中、
その契約、約束を反故にしてまで、
なぜ解体しなければならない理由があるのか?
建築に、数億円、解体にも数億円。
損失はどこが補填するのか?
不可解極まりない。

巷間の耳目が集まる中、同種事案防止、後学のためにも、
業者、行政には、説明責任を果たしてもらいたい。

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富士山は、遠くで見ると美しい。
実際、近くに行くと、ゴツゴツとしており、草木も生えない。

金魚の「キンギョ」

昨日は、美容室である顧問先に赴いた。
両立支援等助成金を受給しながら、
不妊治療の休暇を取得する従業員の、
期間延長の件…ほかの労務相談である。

昨年から始まった、「不妊治療両立支援コース」は、
5日の休暇付与で30万円、20日以上の休暇付与で、
復職後に30万円と、計60万円、
該当者がいれば会社にとっておいしい助成金だ。

とはいうものの、この会社の該当者は、不妊治療が進まないため、
当初6か月を予定していた休暇を1年にして欲しいと要請してきた。
1日も出勤せず、1年間、
社会保険料を会社が負担しなければならないのは、
考えものである。
そこで、秘策を伝授してきた。
それにしても、労働者に手厚い、従業員思いの社長である。

ところで、この美容室は3店舗あるが、
そのうちに一店舗に私の事務所の従業員が通う。
本店が、店舗改装の際、その従業員が通う店に、
金魚の「キンギョ」を預かっていた。

金魚の「キンギョ」とは、3年ほど前、
美容室の従業員らが夏祭りに一緒に行った際、
縁日の金魚すくいで捕獲したものだそうだ。

金魚も、3年も生きると巨大化する。
さながら、「黄金のコイ」といった風体だ。
従業員が、店長に金魚の名前を聞くと、「キンギョ」とのこと。
ユーモアに富む。

金魚を大きく育てる社長は、
福利厚生を充実させ、従業員も大きく育てる社長だった。

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東京都がマッチングアプリ開発 「手続きが面倒で不安」の声も 官製の意義は? 「結婚相談所と似たシステムを安く使える」

東京都がマッチングアプリ開発 「手続きが面倒で不安」の声も 官製の意義は? 「結婚相談所と似たシステムを安く使える」(ABEMA TIMES)

近所の、おせっかいなおばさんが減少した。
良い人がいれば紹介して、縁を結ぶ。
そんな風習がなくなった。
年齢が来れば、所帯を持つのが当然だった時代は、今や昔。
生涯未婚率が高くなり、
当然、子供の数が少なくなる。
子供が少なくなると、次世代の担い手がいなくなる。
積み立て方式ではなく、
現役世代が、年金世代の給付を負担する賦課方式を採用している年金制度は、
既に破綻の兆しを見せている。

だから、行政までもがマッチングに乗り出す…という図式は至極当然だ。
戦後、家制度から、個人主義への転換が定着したにもかかわらず、
介護にせよ、子育てにせよ、
未だに家制度に頼る部分が大きく、
個人主義を謳歌したい若い世代が、婚姻に二の足を踏む。

そもそも、結婚が理想でなければ、
あえて、いばらの道を選択する人がどれだけいるのか。
がんじがらめの婚姻生活が破綻し、経済的にも疲弊して、
家族間における刑事事件の数の多さに嘆息する。

令和2年版(2020年版)警察白書によると、
2019年に検挙された殺人事件の
「被疑者と被害者の関係」で最も多かったのは
「親族」(475件、54.3%)だった。

法は家庭に入らず。
これは原則だが、親族間の塗炭の苦しみを、
吸い上げるシステムの確保は必要だろう。

家とは何か、家族とは何か、
その問題を引きずったまま、人口減少に歯止めをかけることはできないだろう。
海外のように、婚姻しなくても、社会が子供を育てるシステムを考える方が
解決に近いのではなかろうか。

鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発” 内部資料送られたジャーナリストが訴える「ずさん捜査」

鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発” 内部資料送られたジャーナリストが訴える「ずさん捜査」(AERA dot.)

「守秘義務違反」と、「公益通報」。
何が正義で、何が悪なのか?

国家権力を背景にしている組織は、
「濫用」には、特段の配慮をしなければならない。
しかし、長く組織に属していると、人権感覚がマヒしてくるのだろう。

報道にあるように、
鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発”…
の構図だけが問題なのか?
表面に現れない部分も含めて、事実の解明が求められる。

いずれにしても「犯罪隠蔽」をしたとされる本部長は、
心中穏やかではないだろう。

大きな事件になる前に、
それを知る組織の人間が公にすることは、公益に資する。
正義の告発が守られなければ、
誰も、あえて火中の栗を拾うことはしないだろう。
「公益通報者保護法」は、その役割を果たしているのだろうか?

警察は、国家権力を背景に、国民の権利を取り締まるところである。
その判断に、恣意的なものがあってはならないことは自明の理。
ひとたび、白日のもととなった案件に関し、
中途半端な捜査は許されない。

この顛末には、国民の納得いく説明が求められる。
自浄力がない組織に、犯罪捜査は任せられない。

「恨み買う人ではない」「やりきれない」 保護司の新庄さん殺害に更生関係者らショック 

「恨み買う人ではない」「やりきれない」 保護司の新庄さん殺害に更生関係者らショック (産経新聞)

何とも後味の悪い事件だ。
被害に遭われた方の、無償の善行が報われない。

困っている人を、そのままにできず、手を差し伸べる人は、良い人か?悪い人か?
と問われれば、勿論「良い人」である。

支援を受けていながら、その人を殺害してしまう人は、良い人か?悪い人か?
と問われれば、勿論「悪い人」である。

周囲は、正当な評価はできても、
凶行を防ぐことができなかった。
世の中には、理不尽なことが多すぎる。

理不尽な最期といえば、アフガニスタンで人道支援に尽力し、
2019年12月4日、現地で凶弾に倒れ、
73歳でこの世を去った中村哲医師もその一人だ。
「百の診療所より一本の用水路を」のスローガンのもと、
15年以上もの間、用水路建設に従事し続けた。

いずれも、善行を積む人の最期にふさわしくない。
彼らが称賛をもって評価されなかったら、
後に続く人がいないではないか。

関係者のみならず、社会を震撼させる悲しい出来ことである。