『全ての人事権を持つ知事』が「懲戒処分決定は誤った権限執行」と吉村氏 「自分の道は自分で」と斎藤知事(関西テレビ)
斎藤知事、この方はハガネのメンタルの持ち主だ。
知事不適格との烙印を押されたにもかかわらず、
未だ「自分の道は自分で」と、辞職を固持。
四面楚歌の百条委員会でも、その後のぶら下がりでも、
ふだん通りの表情で、淡々と語ることができるのはある意味凄い。
ただし、政治家としての資質は…と問われれば、
大きな疑問が残る。
公職に就く者は、自身の一存で去就は決められない。
「自分の道は自分で」というわけにはいかない。
世論に後押しされて、公職に就いたのならば、
去る時も世論に従わなければならない。
残念ながら、明らかになる事実から、大義はない。
よって、辞めるタイミングも、
政を司る人間は、敏感にキャッチしなければならない。
反対に、4月の衆院東京15区補欠選挙で
国民民主党の公認候補に一時内定し、
その後に取り消された女性が今月4日、
自死された報道がある。
まだ27歳という若さだった彼女に、
斎藤知事のハガネの心があったらと、残念で仕方がない。
「あかんかったらクビに」
そう、その考え方が正解だ。
とりあえずやってみたらいい。
ダメだったらやり直せばいい。
不屈の精神で、公に奉仕する精神。
これがなければ政治家ではない。