「人の精神は目にあり 故に人を観るは目においてす 胸中の正不正は眸子の瞭ぼうにあり」
今年も、最後の日、大みそかとなった。
正月用品が所狭しと並ぶショッピングセンターの食品売り場では、
早くも節分、恵方巻の予約のポスターが貼られてるのには苦笑する。
売らんかな精神は、季節を先取りする。
ということで、我が家も既に、来年のカレンダーをしつらえた。
私が尊敬してやまない、吉田松陰先生の語録をまとめたカレンダーである。
この秋、数年ぶりに萩市の松陰神社を訪ねた際に求めたものだ。
1月の語録は、次のとおりである。
「人の精神は目にあり 故に人を観るは目においてす 胸中の正不正は眸子の瞭ぼうにあり」
口語約するに、人の精神は目にあらわれる。
だから、人を見る時には、目を見る。
胸のなかが正しいか、正しくないかは、
ひとみがはっきりしているか、暗いかによってわかるものである。
そしてよく人のひとみを観察することができる人物は、
人の智愚(ちぐ)の区別から動静(どうせい)に至るまで、
すべてを明瞭に見分けるものである。
目は心の窓である。
それゆえ、会話をする際には、相手の目を見て話さなければならない。
その目のささやきに、言動の真贋を見る。
やましいことをしている人間は、相手の目を見て話すことができない。
良心の呵責から、知らず知らずのうちに、伏目がちになる。
人の上に立つものは、王道を行かなければならない。
道(倫)の真ん中を、正々堂々と行くべし。
今年、それができなかった人は、来年こそ、
相手の心の内を見られてもよいよう
誠心誠意行動し、王道を歩んでほしい。
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