Posted on 2019年7月24日
by 河野順一
竹島上空の韓国機「警告射撃」 ロシア、そして中国の思惑はどこにあるのか(J-CASTニュース)
本日のNHKの夜7時のニュースではトップの項目は、表題の話題だった。
吉本興業がどうのこうのの場合ではない。
吉本興業のいざこざは、たかだか、一企業の内紛だ。
そうであるにもかかわらず、
メディアでは参議院選の結果よりも、大きく取り上げられることに違和感を覚えていた。
しかし、この話題はそうはいかない。
そもそも、竹島はどこの領土なのか?
不当に実行支配している国が、その実行支配に基づき、
竹島の領空侵犯する航空機に対して警告射撃した事実。
これを、日本は官房長官が「遺憾」を表明するだけでいいのか?
まったくもって説得力を欠く。
個人の家の敷地に置き換えて論じれば、その違和感は一目瞭然だろう。
今、Aの所有する土地に、長く近隣のBがそこは自分の土地だとして、
Bが使用する建造物を建ててしまった。
Aは、自分の所有する土地だから出て行ってほしいといいつつも、
Bを排除すべく強硬手段には及んでいなかった。
そしたところ、またまた近隣のCが、武器を携えて、
Bが占拠しているAの土地に出入りしてきた。
Bは、「ここは自分の所有地だから出ていけ」と、380発もの警告射撃をした。
Aといえば、本来の所有者であるにもかかわらず、
「Bさん、Cさん私の土地でケンカすることはやめてください」
と、事実の発覚後、両者に対して申し入れをした。
本件に戻ろう。
なにはともあれ、他国の領空を侵犯したロシアに正当性はない。
しかし、それを主張するのは、本来、所有者である我が国なのではないか。
その主張が、韓国の380発に及ぶ警告射撃の後では、領有権の説得力を欠く。
この事件は,単に、ロシアが竹島上空を侵犯したという事件ではない。
竹島の領有をめぐって、韓国の実行支配の事実と
領有権の主張を、韓国に優位にさせてしまったということになるのではないか。
日本の対応は、吉本興業と同じで、
国際社会に対して、後手後手に回った感が拭えない。
手遅れにならないうちに何らかの方法を講じなければならないだろう。
竹島も、ホルムズ海峡も、実に不穏な雰囲気である。
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