Posted on 2017年9月24日
by 河野順一
「何事かと…」「ぞっとする」「一歩間違えたら大惨事」-大阪市中心部に飛行機部品落下(産経新聞)
落ちてきた破片でケガをしたら、運が悪かったですまされてしまう話なのだろうか。
日頃、そうした事態を身近に想定していないため、
実際にニュースになっても、
「ああ怖い。大した事故にならなくてよかった」
で終わってしまうのかもしれない。
最大多数の最大幸福。
飛行機が航行すれば、確かに部品の落下はゼロとはいえない。
ならば、予見可能な結果に対して、回避措置は講じられていたのか。
考えられる回避策の一例として、
1 飛行機が飛ばなければ、落下物の心配はない。
2 全世界の一定高度に、落下物があっても、地上に達することがないよう、網を張り巡らせば良い。
残念ながら、1も2も現実的ではない。
現代社会において、飛行機を飛ばさないという選択肢はないし、
空全体に網を張ることも、費用対効果の観点をはじめとして不可能である。
そうすると、点検を強化して、落下を限りなくゼロに近づける努力をする
であるとか、
人が居住する場所の飛行を極力避ける
といった回避措置しか講じることができないだろう。
それでも破片が落ちてしまった事故に対しては、損害を賠償するしかない。
それが多くの人の幸福に適うとする考え方だ。
よって、今回のような「一歩間違えたら大惨事」の出来事に、
私たちは「ぞっとする」しかないようだ。
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