大谷翔平が今季1号ソロ フェンス際でファンが触れてビデオ判定(東スポWEB)
この数日、東京ドームは熱気にあふれていた。
まずは昨年末からのチケットの争奪戦から始まり、
会場では、お気に入りの選手のグッズを買うのに3時間待ち。
周囲を見渡せば、人・人・人。
どこに、こんなに多くの人が隠れていたのかと思うほどの数である。
それにしても、大リーグは粋な計らいだ。
開幕戦を日本に選び、日本人選手を試合に起用する。
ピッチャーとバッターの、
日本人対決だけをフォーカスして見ていると、
まるで国内におけるプロ野球の試合のようだ。
よくぞここまで、レベルを上げてくれたものだと
各選手の活躍に胸が熱くなる。
興業収益も、主催者の思惑通り、半端ないものになったことだろう。
テレビ放映の合間に流れるコマーシャルも、大谷選手一色だ。
通訳の使い込み事件では、どうなることやらと思ったが、
ヒーローは、物ともせず、我が道を歩み、その名声を高める。
ここぞというときに、きっちりと期待された活躍をし、
その存在感を当然のごとくアピールする。
偶然にも、フェンス際でファンが触れてビデオ判定という、
ハラハラドキドキのおまけつきだった。
本来、世界に目を向けるならば、
ウクライナとロシアの情勢、
米・ロ・ウの、トップによる電話会談の行方を考察しつつ、
ガザ問題の解決における着地点を模索しなければならない時だが、
こうした重い空気を癒してくれるのがスポーツだ。
今、戦争の惨禍にある国々は、スポーツどころではない。
恒久の平和の中で、真にスポーツを楽しめる日が来ることを願う。