追悼・稲盛和夫氏、大事な接待に「牛丼の吉野家」を選んだ経営の神様の真意(ダイヤモンド・オンライン)
昨日に引き続き、稲森和夫氏の話題だ。
神様には、様々なエピソードがある。
「上に立つ者は『自分を惚れされる』ことが大切です。
その方法の一つが、おごるということなのです。
しかし、値段が高いものである必要はありません。
稲盛塾長におごってもらった塾生は数多くいます。
しかし、アイスクリームだったり、焼き鳥だったり、
数百円で買えるようなものがほとんどでした。
自分の会社の業績を立て直した塾生が稲盛塾長から
『よくやった。褒美に昼食をおごってあげよう』と言われて、
目の前に出てきたのがカレーライスだったということもあります。
でも塾生は稲盛塾長と同じ釜の飯を食べることで、
物心両面の幸せを感じ、さらに頑張ろうという気持ちを強くします」
いい話ではないか。
その人と同じ時間を過ごす、その人と同じものを食べる、
それだけで畏れ多く、至福の極みなのである。
憧れとはそういうものであり、
金銭では買えない尊い経験なのである。
この人のようになりたい、自分も徳にあやかりたい。
何時しか、それが驕り出し、非礼な態度に出る者もいる。
しかし、それでは凡夫だ。
この人と思ったら、とことんその人についていく。
それが恩師に成功を学ぶ、道を究めるということかもしれない。
そうした簡単なことがなかなかできないから、
成功者と言われる人も、そう多くないのだろう。
清貧の志というと、「めざしの土光さん」を思い出す
石川島播磨重工業(現・IHI)、東芝、
そして経団連などのトップを歴任した故土光敏夫氏は
毎月10万円の生活費を除いて収入をそっくり寄付していたという。
経済界のトップ、普段は肉も魚もほとんど食べず、めざしを食し、
ボロ家に住み、家には暖房もなく、
新聞記者が冬に訪ねると風邪を引いて帰ってくる。
いつもよれよれの背広を着て、
朝6時半に家を出て7時半には出勤していた…というから驚きだ。
めざしの土光さん、大切な接待が牛丼の吉野家。
何かしら通じるものがある。
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