「江戸川区小岩」
そこは、私の原点とでもいうべきところである。
所要があり、数年ぶりに事務所を立ち上げた場所に訪れた。
…というよりは、たまたま通りかかったといってよい。
かれこれ40年ぶりだろうか…。
そこは、JRの駅からは相当離れた柴又街道沿いにある。
周囲は、ラーメン屋、居酒屋、雑貨屋。
昭和のレトロが詰まった場所だ。
となりのラーメン屋は、未だ同じ名前で店を構えている。
車を止めて、職員らと暖簾をくぐった。
味噌ラーメンと餃子のセットを注文する。
止まり木だけの狭い店内は、長年の食用油が染みて、
そこかしこが茶色と化している。
店主は初老の男性だが、不愛想だ。
私が通っていた40年前も、不愛想な店主だった。
聞けば、二代目、先代の息子だという。
確かに二代目はDNAを継いでおり、
不愛想だけでなく、味もそのままだった。
変わったところといえば、
トッピングのひき肉の量が少なくなったということだけだ。
隣の、私の事務所だったところは、居酒屋になっていた。
店は扉や窓が前回で、中は丸見えだ。
今見れば、6畳ほどの狭い部屋。
ここで、当時、イタリア女優のソフィアローレンが宣伝しいた
「ラッタッタ」にまたがり、
1年で500件の顧問先を開拓した。
これは、江戸川では伝説といってもいいと称された。
夢と希望をもち、数多くの難事件と戦ったのもここだ。
原点に戻ると、あの頃の気持ちに立ち返る。
まだまだこれから、今日が本番。
「江戸川区小岩」
ここは、私の原点の地だ。
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