ステージ4のがんを告知されたことを発表し、
今年の桜は見られないかもしれないと語っていた
「森永 卓郎」氏が、ますます精力的だ。
「書いてはいけない――日本経済墜落の真相」
氏の著書は、今、ベストセラーだ。
自身には、未来が長くないので、報復を恐れず書く…
旨のキャッチフレーズが心に刺さり、購入した。
表現の自由が保障されているはずだが、
実はそうではない事実が、またここで確信に変わった。
特に、日航123便の事件は、それが真実としたならば、
ショックでしかない。
誰もが、日常的に利用する航空機に潜んだ国策。
カテゴリーは異なれど、構図はすべて同じである。
他人ごとではない。
最大多数の最大幸福などと言っていていいのか。
殺人をすれば、犯人は殺人者だ。
戦争で、敵国の兵士を大量に殺せば英雄だ。
国とは何か、そこに住まう人の生活とは何か、
人権とは、国益とは…。
様々な疑問が入り乱れ、状況に整理がつかない。
まずは、事実を知るところから始めなければならない。
客観的な証拠を積み重ねることで、闇に埋もれる真実に、
光を当てなければならない。
個人がするその検証は、並大抵の努力ではできない。
何としてでも、真実を突き止めたいとする、強固な信念に基づく。
脱帽である。
著者は、命の危険はなかったのだろうか。
ちなみに、森永卓郎氏の同書は、
読者の注意喚起を促すメルクマールだ。
その先、危機感をもって、国民がいかに探求するか、
その導入書である。
(私は早速、同書で紹介されていた書籍を3冊注文した。)
国家の仕組みを知ってどうすることができるのか。
しかし、それは次の課題であり、
世の中の仕組みは、知らないより知っていた方が良い。