Archive for 11月 2023

正副学長の辞任を承認 日大、アメフト部の違法薬物事件をめぐり

正副学長の辞任を承認 日大、アメフト部の違法薬物事件をめぐり(朝日新聞デジタル)

後味の悪い事件である。
薬物を使用し、宿舎内で蔓延させる学生も腐っているし、
権力闘争で綱引きをしている正副学長も醜い。

それぞれが、自身のすべき本分を見失っている。

職責を全うするために、人材があてがわれているのだから、
目的遂行の観点から動くべきだ。
間違っても、理事長を追い落とすために動くべきではない。

検事を歴任した人物ならば、公正な目を備えていると思いたいが、
彼の目がどこを向いていたのか、
その行動から自ずと推察されてしまうことが怖い。

引き際の良さが、日本人の美学でもある。
歴史ある名門大学に泥を塗るような愚行は慎まなければならない。

他方、林理事長にあっては、目の上のたん瘤がとれたのだから、
世間が期待しているクリーンな視点から、
思う存分、学内改革をしてほしい。
雨降って地固まるで行ってほしい。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

育児で時短勤務、賃金の1割助成 2歳未満対象で厚労省検討

育児で時短勤務、賃金の1割助成 2歳未満対象で厚労省検討(毎日新聞)

短時間勤務を選択した親にとってありがたい制度だ。
短時間を選択するつもりがなかった親も、
この制度により、短時間勤務を選択することになるのかもしれない。
子どもと親のふれあいの時間が増えて、HAPPY…。
これで、少子高齢化に歯止めがかかる…。

というわけにはいかないだろう。
その昔、育児介護休業という制度はなかった。
女性従業員は、労働基準法の産後休業(8週間)を終えると、職場に戻った。
今は、産後、1年程度は、
育児休業手当を受給しながら育児休業することも可能だ。
それを認めた会社に、奨励金を出す自治体もある。
保育園に入れなければ、それ以上の休業もできる。

令和4年10月からは、男性の育児介護休業が拡充されて、
職場において育児休業を取ることは、権利として確立した。
この休暇も、一定程度休ませた企業に対して、
奨励金を出す自治体もある。

さて、それで出生率は伸びているのだろうか?

これらの制度改革に比べて先の改正は、小手先のものにしか見えない。
しないよりはした方が良いが、
少子化に関する問題は、国民の意識改革を含む、
もっと抜本的な部分の拡充が不可欠だ。

誰しもが子育てできる環境整備、
安心して子育てできる程度の収入の伸び、
保育所の待機児童の問題、
保育所の従事者の質と賃金水準の問題、
生涯未婚率の低下をいかに防ぐか、
80,50問題(80歳の親の年金で50歳の子供が面倒を見てもらう)、
それに付随して、各年代の引きこもりの問題、
など、包括的な政治手腕が問われる。

これらが、少しでも底上げしなければ、
本来の目的は達成されない。

種の保存を、個人の価値観だけに転嫁していいのか、
大きな疑問を覚える。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

“素通りする町”に根差し「変化の起点」に 沖縄北部に大型テーマパーク『JUNGLIA』

“素通りする町”に根差し「変化の起点」に 沖縄北部に大型テーマパーク『JUNGLIA』(テレビ朝日系(ANN))

沖縄の、経済活性の起爆剤になるのだろうか。
自然を開発して、人が集う場を作る。
自然を破壊して、雇用の安定を図る。
双方が言えることだ。

自然保護と、経済の両輪はうまく回らないのだろうか。

その点、今度のテーマパークは、自然に根差すコンセプトらしい。
しかし、テーマパークであれば、いくらゴルフ場跡地と言えども、
人工の工作物が新たに作られる。
自然が加工され、不自然になる。

地元の方々や、日本人が、気軽に利用できる施設になるのだろうか。
インバウンドに頼りきりでは、やはり心もとない。
やんばるの、自然を生かした上での付加価値であってほしい。

2年後、地域の人たちが物心共に潤っていることを願う。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

インバウンドの回復をよろこんでいる場合でない その陰で起きているもっと怖いこと

インバウンドの回復をよろこんでいる場合でない その陰で起きているもっと怖いこと(デイリー新潮)

どこへ行っても外国人観光客でごった返している。
都内のホテルは、素泊まりで1泊1万円以上がざらとなっている。
1杯、3,000円のラーメン店にも、外国人の行列ができるという。

円安で、インバウンドが加速しているのだ。
コロナで低迷していた観光業界、飲食店は嬉しい悲鳴を上げている。
解雇になった従業員を呼び戻し、
ホテルの清掃作業員の時給も2,000円などというから驚きだ。

これを、真の意味で「好景気」と呼べるのか。
残念ながら、バブルの時と変わらない。
このままでは、待っているのは、次の闇、
ブラックホールだ。

低賃金で、伸び率が悪いその他大勢の国民は、
海外旅行のみならず、国内旅行にすら行けなくなる。
だから国内の観光地で目立つのは、海外からの人達なのだ。
全体の7割から8割だというから、多言語が飛び交う場所は、
どこの国なのかわからなくなっている。

にわか景気に沸き立つ観光地も、
ただ、円安の恩恵で活気を維持しているのであれば、
「濡れで手に粟」の美味しすぎる商売である。
たしかに、今は、良いだろう。

経済は、観光だけで回っていくものではないから、
その他の業種も、同じようなクオリティーが要求される。

ホテルや、旅館を考えてみよう。
食材を供給する会社、それを生産する会社、
寝具を扱う会社、食器を扱う会社、
シャンプーや、化粧品を扱う会社、
地域の土産物を売る商店、
そうした商店のディスプレーを支える会社、
建物の内装を扱う会社、警備を担当する会社、
寝具のクリーニングを行う会社、物流の会社…
そうしたすべての会社を支える技術者や、
従業員が安心して暮らす社会がなければ、
早晩、その先にある観光もすたる。
風が吹けば、桶屋が儲かる式である。

良質なサービスや魅力を感じなければ、
インバウンドの客は、間違いなく新天地を求めるだろう。

したがって、高度成長期の日本がそうだったように、
右肩上がりの経済成長を望むには、
オンリーワンの、技術を高める「努力」が不可欠なのだ。

仮想通貨だの、ユーチューバーだの、
事業継承だの、といった分野も、確かに不要とは言わないが、
安易に大きな金が動く業種には注意が必要と言えるだろう。

労働の基本は、「勤勉」である。
その鉄則を忘れてはならない。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

母を捨てるということ

母を捨てるということ(おおたわ史絵 著)

81WNz2+Z03L._SL1500_

あらすじ…アマゾンから
「異常なほど娘に執着した母親。
幼い頃から常に母の機嫌に振り回され、常に顔色をうかがいながら育ってきた。
やがて母は薬物依存症に陥る。

「いっそ死んでくれ」と願う娘と「産むんじゃなかった」と悔やむ母。
母に隠されたコンプレックス、そして依存症家族の未来とは。
医師として活躍する著者の知られざる告白。」

一気に読んでしまった。
著者の知られざる人生に、深く共感した。
想像を絶する半生を送ってきた中、
よく、道を踏み外さず、医師になり、今日の活動をされていると思う。
偏に、感動である。
ヤングケアラーの存在が明らかになって久しいが、
彼女がそれを担っていた頃、その概念すらなかったのではないだろうか。
医師の父にしても、薬物依存の母に対して、正しく向き合うことができず、
仕事と、妻の対応に日々疲弊していた。

これは、著者一家の歴史にとどまらず、
依存症に苦しむ、数多の本人・家族の参考となる良書である。
家族が依存症になったとしたら…
なかなか相談できるシステムがない。
未だもって、「依存症」は社会の問題ではなく、
個人の問題であり、家族でケアすべき課題であるとの位置づけがされている。

「依存症」のみならず、「痴呆」、「DV」、「ひきこもり」、「メンタル」、
これら、誰の身にも起こりうるリスクである重大課題に、
法も、政治も、後追いばかりで、現実に追いついていない。
社会がうまく機能していない。

著者は、自身の体験をもとに、社会のスキーム改善を訴える。
薬物依存にしろ、アルコール依存にしろ、
「依存症」患者の特徴を6つにまとめる。

1 自己評価が低く、自分に自信が持てない
2 人を信じられない
3 本音を言えない
4 見捨てられる不安が強い
5 孤独でさみしい
6 自分を大切にできない

誰もが多かれ少なかれ持ち合わせる、心の負の部分である。
その強弱が、依存症に向かわせるか、阻止できるかの要ではないか。

人は誰しも平等であるべきだが、
生まれた環境、生育環境、もって生まれた身体的特性など、
差が生じるのは周知の事実である。

よって、負とされる部分を、いかに不屈の肯定感をもって凌駕できるか、
すなわち自己肯定感を強めて、幸せをつかめるかが、
その人の人生の課題であり、試練である。

そして、その頑張りに寄り添い、後押しをするのが、教育であり、
社会的なセーフティーネット網の拡充である。

今、不足していることを一足飛びに解決するのは不可能であるが、
人々が前向きに、成熟した社会を目指す、意識を持つことが肝要だ。

著者の勇気ある告白に、心が揺さぶられる。
現状認識のうえで、
同じ悩みを持ち人が多いことを共感でき、救われた人も多いと思う。

強く思う。「依存症」を、個人と、家族の問題にしてはならない。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

ハラスメントと令和の判例

ハラスメントの中でも、「セクシャルハラスメント」が話題になってから久しい。
最初は、女性労働者に対する嫌がらせに限定されていたが、
時代の変遷とともに、男性も対象になった。
そうこうしているうちに、
上位の地位を利用してする「パワーハラスメント」や、
妊娠や出産に関してされる「マタニティーハラスメント」といった、
新しいタイプのハラスメントが台頭してきた。

ハラスメントとは、「いやがらせ」の意味である。
相手から受ける嫌がらせで、結果として体調不良を生じさせられたり、
相手の意に沿わないため、
労働条件において、不利益を与えられたりする。
その損害をめぐって、裁判になることが少なくない。

子どもの頃から、
「弱い人を人をいじめてはいけない」と言われ育ってきたはずなのに
性懲りもせず、一部の大人の愚行が問題になる。

判例検索システムを利用して、令和に入ってからの判例を検索してみると、
結構な数にのぼるではないか。
こうした検索に引っかかる事案は、氷山の一角だから、
ハラスメントの問題は、日常茶飯事に存在すると言って過言ではない。

ただし、パワハラの場合、
職務に必要な注意は、いくら労働者が、
「いやだ」と感じたところでこの限りではない。
要は、注意の必要性と、注意の方法・質のバランスによる。
したがって、会社は必要以上にパワハラを恐れることはない。

また、ここで裁判官のさじ加減が問題となる。
被害者と加害者。
何方の言い分に客観性があり、
何方を擁護してあげなければならないか。

判例にはある程度の方向性が示されるため、
学習しておくことが大切だ。

最後に、こんな話を紹介しておこう。

セクハラ上司が、女性従業員の耳元でこうささやいた。
「セで始まり、スで終わる言葉は何だと思うかね?」
女性従業員が少し間をおいて答えた。

「『精神的ストレス』です。」
痛快かつ、アサ―ショナブルな反撃である。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

山梨県の医師確保プログラム、9年間勤務できなければ最大842万円の違約金…適格消費者団体が差し止め求め提訴

山梨県の医師確保プログラム、9年間勤務できなければ最大842万円の違約金…適格消費者団体が差し止め求め提訴(読売新聞)

いろいろな事情があると思う。
自治体は、その土地の医師を確保するために、プログラムを立ち上げ、
若手の医師に資金を助成する。
当然、学生に対する縛りはある。
その縛りが、社会通念上、酷であるかであるか否かの問題だ。
自治体は、当初の約束を反故にする学生に対し、
その学生に助成金を貸与していなければ、
当初の約束にかなう、約束を反故にしない学生に貸し付けができていたかもしれない。
そう考えると、ペナルティーを高くする仕組みを考えるのには、一定程度、理解はできる。

他方、奨学金を受給する学生側にとっても、
当初の環境と、状況が変わることも考えられる。
スパンが長くなれば長いほど、その可能性は高まる。

お互いにとって、ウィンウィンの関係がベストだ。
その関係が、ひいては住民に還元されることになるだろう。

契約は、最初が肝心である。
様々なリスクを想定して、決めるべきところを怠ってはならない。

残念ながら、金が絡むことは信頼関係だけでは、絶対に契約を取り交わしてはならない。
信頼していればしているほど、くわえて人間関係を大切にしたければ、
そこは外せない儀礼である。

人は、自分に都合よく、裏切る動物であることを忘れてはならない。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

アウトレットモール

勤労感謝のこの日、仕事は止めにして、近所にある、アウトレットモールに出かけた。

近所の大型ショッピングセンターは閑古鳥が鳴き、
テナントが次々撤退して空き家になっているというのに、
そこは、店舗が充実している。あいている店舗はない。
活気がある。
広大な駐車場は、休日ともなると満車で、
まるで、浦安のディズニーランドの駐車場のようだ。

ここぞと着飾った、気品がある洋犬たちが、多く散歩しており、
人間も、こぎれいな身なりの人が多い。
(どちらかというと、犬が主役の感あり。)
老若男女、人が集う空間には活気が漲る。

一体、先のショッピングモールとどこが異なるのだろうか?
商品は豊富だか、特段は値段は安いとは感じない。
食事の場所は少ないし、どの店舗も昼時は行列だ。

実に、不思議な現象である。
ショッピングセンターが、テーマパーク化しているのだ。
魅力がなければ、人は来ない。
楽しくなければ、リピーターはつかない。

繁盛する商売のヒントが、随所に隠されているように思う。

しばらくここに通って、趣味と実益を兼ね、
今時の商売の極意を習得したいと思う。

それにしても、私が大好きな、「本屋」はなかったのが残念だ。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

確かに、私には妻がいた。 亡き妻へ、初めての返信はラブレターになった

確かに、私には妻がいた。 亡き妻へ、初めての返信はラブレターになった(朝日新聞デジタル)

今日は、11月22日。いい夫婦の日だという。
良い夫婦というと、仲の良い、
波風の立たない夫婦が一般のイメージだろうか。
何十年も波風の立たないいい夫婦など、
めったにお目にかかれないのではないか。
山あり、谷あり、歴史があって、ドラマがある。
どのような関係性でも、ドラマがないと、人は飽きる。

良い夫婦。
何方かが欠けて、過去を振り返ったとき、
じんわり残ったものが心にしみることが、
よい夫婦なのではないだろうか。

この記事はデジタル配信のため、有料版だが、
11月20日、朝日新聞夕刊の一面を飾っていた。

妻の死後、妻から届くバースデーカードは、
感慨ひとしおだったに違いない。
今は亡き近しき人が、確かにそこに存在していた証。

良い夫婦の日を考えるに、格好の教材だと思う。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

「近いうちに遺族の松永を殺す」池袋事故遺族からの被害届を受理 暴力行為処罰法違反容疑で捜査 警視庁

「近いうちに遺族の松永を殺す」池袋事故遺族からの被害届を受理 暴力行為処罰法違反容疑で捜査 警視庁(TBSテレビ)

いつから、こんな国民性になってしまったのか。
被害者の遺族が、
大切な家族の存在した証を、損害賠償という形で示された結果に、
どうしてこのような酷い言葉をかけることができるのか。
表現の自由は、言われる相手の権利が保障されたうえでの権利である。
一方の側の発言が、無制限に許される自由ではない。
ぶつけようのない悲しみを、ようやく司法が、
下支えしてくれたと安堵したのもつかの間、
自分は安全な場所に身を置いて、誹謗中傷をする。
傷口に塩を塗るようなものだ。

発言する人間は、自身の生活に不満だらけなのだろう。
多額の損害賠償金の額だけに反応して、心無い投稿をしているのだろう。

「損害賠償」とは、それだけの損害を受けたから、
その分、穴埋めをするということに他ならない。
亡くなった方の命を取り戻すことはできないから、
せめて、金銭でその代わりをしてくださいということなのだ。

そもそも、亡くなった方々を、金銭に置き換えることなど、
到底できないことを忘れてはならない。
殺害予告を受けたご遺族の気持ちを想像すると涙腺が崩壊する。

仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌
日本の伝統とされていた美徳はどこに行った。
これは、儒教における八種の徳を指す。

仁(じん) : 人を思いやること。孔子は、仁をもって最高の道徳であるとしており、日常生活から遠いものではないが、一方では容易に到達できぬものとした。
義(ぎ)  : 利欲にとらわれず、なすべきことをすること。正義。
礼(れい) : 「仁」を具体的な行動として表したもの。人としてふみおこなうべき道を守る。
智(ち)  : 善悪の区別と自己を知る。道理をよく知り得ている人。知識豊富な人。
忠(ちゅう): あらゆる人に真心で接し、誠を尽くす。君主への忠誠。
信(しん) : 友情に厚く、言明をたがえないこと、真実を告げること、約束を守ること、誠実であること。
孝(こう) : 親への孝行。
悌(てい) : 兄や年長者への敬意

先人に学べである。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

名大病院、時間外の教育・研究を無給に 内部文書で原則「自己研鑽」

名大病院、時間外の教育・研究を無給に 内部文書で原則「自己研鑽」(朝日新聞)

3日間の「就業規則作成セミナー」が終わった。
ご参加の皆さんは、お疲れさまでした。

今回は、労働時間を深堀したわけだが、
特に、来年4月からの医師の長時間労働のトピックを扱った。

なぜ今、医師の長時間有働なのか労働の上限なのか?
これまでの長時間労働労働で、労災の状況はどうか?
宿日直の必要性について、医療法との関係は?
宿日直の回数制限と、許可基準は?
インターバルをどうとるのか?
A水準、B水準、C水準とは?
年間960時間と1860時間の上限の違いは?
研修のうち、自己研鑽は労働時間ではない?
上司からの指揮命令の、明示と黙示は?

結局、法改正の情報と、
労働時間をどうカウントするかが理解できていないと、
労務相談に乗れないし、就業規則を改正することもできない。

セミナーで話した学習した部分が、そのまま
まさに、本日の朝日新聞の一面に出てきている。

1860時間を12か月で除すと、155時間。
過労死ラインを大幅に超えている。
労働時間に区分される「研修」が自己研鑽として扱われていると、
この分も実際には残業にカウントされるべきである。

いつになったら、医師の働き方改革が完結するのか?
知識として、皆さんにも関心を持ってもらいたい。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

コロナ感染拡大で業務増加 消毒作業に従事の会社員 過労死認定

コロナ感染拡大で業務増加 消毒作業に従事の会社員 過労死認定(NHKニュース)

長時間労働がいたるところで問題になる。
非常時に、会社は、どれだけ従業員を守ることができるのか。
サービスを求める人がいる。
サービスを供給する人がいる。
予測通りに需要と供給のバランスが保てればよいが、
災害時にはそうばかりともいえない。
外出が制限されて、外食産業や、旅行業界は大打撃を受けた。
開店休業の状態が長く続き、企業は余剰人員を抱えきれなくなり、
倒産した会社も少なくない。

他方、医療関係や、消毒業者は、
過労死するほどの長時間労働を余儀なくされた。

あくまでこれは結果論だが、市町村間、役所と民間などで行われていると聞く、
災害時での協定が、企業間でも機能すれば、
うまいこと行くのではないだろうか。

平時に考えると滑稽に思えるが、コロナ禍の異常事態を踏まえ、
たとえば、消毒業者と、ホテルチェーンが連携して、
ホテルの従業員が、消毒業者の業務を行えるよう、日頃から研修しておく。
人手不足の際は、人事交流ができる仕組みを整える…。
といった取り組みができていれば、有事の際、
お互いの利益に直結しそうに思える。

フレキシブルな交流をすれば、仕事のシェアにもつながり、社会貢献につながる。

それにしても、
過労死の第一人者として脚光を浴びる川人博 弁護士は引っ張りだこだ。
宝塚歌劇団の、いじめ自殺疑惑に関しても、
遺族の代理人として、マスコミに登場していた。

川人博 弁護士を見なくてもよい、
過労死がない、社会になることを願う。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

和み度満点、ヤギ飼い増えてます ペット感覚や除草係で人気 広島県内の飼育場所、10年で2・5倍に

和み度満点、ヤギ飼い増えてます ペット感覚や除草係で人気 広島県内の飼育場所、10年で2・5倍に(中国新聞デジタル)

動物はかわいい。
除草剤を撒いて、生態系を崩すよりどんなにいいか。
ヤギは、エサを食べているだけで、感謝され、重宝される。
ウインウインの関係だ。
ヤギをレンタルする会社まである。

人間は、信じられる人ばかりではないが、
動物はたいていの場合、人を欺くことはないのでその点、安心だ。
おそらく、除草においては、期待通りの仕事をしてくれるに違いない。
一石二鳥だ。

我が家ももう少し庭が広ければ、「ヤギレン(ヤギのレンタル)」を試してみたいが、
残念ながら、二匹のやんちゃな犬で手狭である。

犬も、除草してくれないかと無理な願望を持つ。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

無報酬で交通・滞在費も自腹…北アルプス山小屋「夏山診療」をした女医が担う”プリズンドクター”の意外な年収

無報酬で交通・滞在費も自腹…北アルプス山小屋「夏山診療」をした女医が担う”プリズンドクター”の意外な年収(プレジデントオンライン)

医師も、「空き」をみつける時代なのかもしれない。
就業規則セミナーで、
来年から改正になる医師の長時間労働を調べていたら、
大病院の勤務医は、特に研修医は
過酷な職場環境であることに間違いない。

優秀な人が、高い志を持って学業に励み、
漸く念願の医師になれたと思ったら、
人を人とも思わないような勤務体制に組み込まれ、
平常心を失って自殺してしまう。

医師の労働環境が整いつつあるとはいうものの、
未だ、暫定の労働時間の上限は高いままだし、
自己研鑽の基準もあいまいだ。

まじめな医師にとっては、
自分を守ることのハードルがまだまだ高く感じる。

こうした中、
通常の医師とはちょっと異なった視点で診療にあたる医師もいる。
病気の人を救うのであれば、塀の内も、外も同じである。
「プリズンドクター」
初めて聞いた言葉だ。
相手は塀の外では犯罪を犯した人たちだが、
一旦、塀のうちに入ってしまえば、規律正しく、看守の指示に従う。
何より、施しに感謝の言葉が返ってくるという。
医療における訴訟トラブルを抱えるより、
医師にとって心労が少ないかもしれない。

いずれにしても、必要としている国民が、必要な時に適切な医療を受けられるよう、
政府が調整しなければならないだろう。

医師を働かせすぎて、自死に追いやるのだけは阻止しなければならない。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

師走並みの寒さ続出 本州の日本海側で強雨や雷雨 西日本・北陸は土砂災害など警戒

師走並みの寒さ続出 本州の日本海側で強雨や雷雨 西日本・北陸は土砂災害など警戒(ウェザーマップ)

久しぶりに寒い。手がかじかむ。
11月というのに、異常に暑い日が続いていたため、冬の感覚を忘れていた。
四季折々の自然が楽しめた日本で、
最近、季節の境目が区切れなくなっている。
温暖化の一言で片づけるには、あまりに残念な現象だ。
草花は、いつ、自分の出番なのかが分からなくなっている。
暦のうえでは冬だというのに、桜が咲く。アジサイが咲く。ご丁寧にひまわりまで咲いていた。
あっという間に、遅い紅葉が色づいたと思ったら、一足飛びに師走の寒さとなった。
花の咲く時期が混合し、生息域もこれまでとは異なる地図を描く。
とりあえず、今年はエルニーニョの影響ということで片付いたとしても、
来年以降はどうなるのだろう。
寒ければ重ね着で対策できるが、
暑さにどう対処すべきだろうか。
冷房の使い過ぎは、ヒートアイランド現象の悪循環を招く。
先のことを考えると、明るい要因は見当たらない。
それでも、ここで創意工夫を凝らし、人は生きていくしかない。
戦争していないだけ、有難いと思わなければいけないだろう。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ