「ブレーキとアクセルを間違えた」80代男性の乗用車がコンビニに突っ込む 店内の客が軽傷 奈良(読売テレビニュース)
おちおち買い物もできない。
80代のシニアの事故は大きく取り上げられ、
高齢者のドライバーは、また肩身が狭い思いをしなければならない。
他方、千葉県鎌ケ谷では、幼稚園送迎バス事故があった。
この事故では、49歳の派遣社員だった運転手の男性が死亡し、
園児6人軽傷を負ったと報道されている。
こちらの原因は不明だが、
2つの事故を比べても、加害者の年齢だけを見て
「シニアの運転手が危ない」と括って語るのは早計だろう。
大きな事故は、ニュースで取り上げられるが、
そうでもない事故は、明らかにならないケースも数多い。
先週末、検査のために地元では比較的大きな病院を訪れた。
玄関わきの椅子に座り、会計待ちをしていたとき、
「ズドッ」と鈍い音とともに、
首から社員証を下げた病院職員が一斉に外へ飛び出した。
何かと思い、職員に続いたところ、
玄関の車寄せを、直角に、
病院のガラス窓に突っ込んだ、白い乗用車があった。
運転席と助手席のエアバックは、大きく膨らんでおり、
一人だけ、社員証を下げていない、大柄の80代男性が、
事情を聴かれていたところだった。
幸いにも、窓は強化ガラスで、大きくひびが入ってはいるものの、
破片が飛び散っていない。
くわえて、自動車の前面は大きくへこんでいるものの、
幸いにも、けが人などはないようだ。
車寄せに人がいたら、とんでもない事態になっていた。
数時間前、私もそこを歩いてから、病院に入った。
周囲に駐車スペースもなく、
なぜあの角度で車が建物に突っ込んだのか、
非常に不可解だ。
しかも、事故を起こした男性は、何事もなかったかのように
動揺するどころか、涼しい顔をしている。
このケースでは、認知症を疑う。
物損は保険で何とかなるにしても、
今後も自動車を運転したければ、
自動車学校で、認知症の検査をしなければならない。
仮に、若いドライバーが同じような操作ミスをしても
認知症の検査はいらない。
認知症か否かは、個によるもので、病気である。
周囲への迷惑の度合いを考えるのは当然だが、
若年性の痴ほう症もある中、
年齢で括るのは辛いものがある。











