Archive for 9月 2024

「まじでふざけんな」石破茂新総理に怒り狂う人々、前途多難の船出に蘇る“裏切りの歴史”

「まじでふざけんな」石破茂新総理に怒り狂う人々、前途多難の船出に蘇る“裏切りの歴史”(週刊女性PRIME)

出る杭は打たれる。
人生に、生活に、思うようにならない人たちが、ネットで恨み節を唱える。
しかしとりあえず、リーダーになった人を盛り立てていかなければ、
国は進んでいかない。

裏切りを常とする人しか人選できないのであれば、
それが現代のリーダーのボーダーなのだろう。
数の力学である民主主義において致し方ない。

総裁戦で、歴代の首相を振り返るシーンが多々あった。
自分の年が若かったせいもあるが、
過去の政治家は風格があったと思う。
その差を歴然と感じる。

何といっても、筆頭は田中角栄だろう。
良しも悪しきも、絵になる逸材だ。

石破新総裁は当選早々、衆院選につき「10月15日公示、27日投開票」との判断を示し、
「解散「」の見出しが躍る。
巨額の選挙費用をかけて、今、国民に何を判断してもらうのだろうか。

くれぐれも、国民だけは裏切らないでいただきたい。

がんと共に働く「私はがんサバイバー」 病気でも何も犠牲にしないために大事なこと

がんと共に働く「私はがんサバイバー」 病気でも何も犠牲にしないために大事なこと (THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン))

病気は、人生における一過程として捉えるべきだ。
重傷でも、カゼは風邪。
運が悪ければ合併症を起こし、命を落とすこともある。
しかし、一定の期間、安静にしていれば、大概の場合快方に向かう。

がんを風邪と同列に論じることはできないかもしれないが、
少なくとも、告知を受けた段階で
就労をあきらめなければならない状態ではないはずだ。
フレキシブルな働き方ができれば、
闘病も前向きにできるはず。

経済評論家の森永卓郎氏のように、
数か月の余命宣告を受けても
使命感を持って仕事をすれば、小康状態を長期化させて、
医師も驚く、快方に向かうケースもある。

企業としては、従業員が傷病に罹患すれば、
一定期間、生産性の向上は見込めない。

しかし近時の人手不足を考えるに、
復職(完全復帰)のわたりをつけておくことは悪いことではない。

中小零細は別としても、
中堅以上は「がんサバイバー」を積極的に応援してほしい。

仕事は、時間ではない。
質である。
机の前に座っている時間が労働時間ではなく、
たとえ就労時間が短くても、結果を残そうとする仕事が大切である。
「がんサバイバー」は、生きる意味を考え、
積極的な思考を持っているものと思う。

そうした人財を、病気を理由に切り捨ててはならない。

「選挙の神様」藤川晋之助氏が悔やむ 高市早苗氏の決選投票直前の演説

「選挙の神様」藤川晋之助氏が悔やむ 高市早苗氏の決選投票直前の演説(東スポWEB)

総裁候補9人による長い宴が終わった。
総裁を狙える有能な人物が9人そろったと考えるか、
誰でもが名乗りをあげられるようになったと考えるか、
見方はそれぞれだ。

メディアが発達した今、神格化できなくなった分、
政治家も大変だ。
国民と目線が同じになった分、ごまかしがきかない。

国民は政治に何を求めるか。

強いリーダーシップ。
国防、経済。
生活の安心、安全。
福祉、教育。少子高齢化対策。

どれも重要な施策だ。
皆が幸せを実感したい。

しかし、いくらトップがすぐれていても、
一人でできることには限りがある。

よって、ベースとなる知識や判断能力に加え、
人間性とともに有能な人を束ね、
意のままに動かす人心掌握が長けていなければならない。

表向き派閥が幅を利かせられなくなった今回の選挙後、
新総裁の周囲への人心掌握が試される。

人が集まるところ、覇権を争い、
多かれ少なかれのトラブルはつきものだ。

トップは狼で、その他大勢の羊を束ねなければならない。

それにしても残念だった。
演説能力は、政治家にとって不可欠だ。
人の心をつかむワード、フレーズ、人が注目するジェスチャー。
どんなに自分に意欲があるか、自分に任せれば安心か、
数の力学に打ち勝つには、崇高な理念、情熱そして行動力だ。
これをアピールすべき場所で、
最大限アピールできなければ総理の椅子はない。

女性初の総理を期待していたが、
最後の最後で失速した高市氏。

彼女に続く強い女性の台頭を望む。

証拠捏造を断罪した無罪判決、捜査機関に衝撃広がる…静岡県警幹部「正直納得いかない」

証拠捏造を断罪した無罪判決、捜査機関に衝撃広がる…静岡県警幹部「正直納得いかない」(読売新聞オンライン)

真実は一つ。
事件が起きた1966年生まれの58歳の裁判官が、
袴田さんに無罪判決を言い渡した。

実に感慨深い。
真実は一つ。
この判決が正しいかそうでないかは、神のみぞ知る。
しかし、「疑わしきは罰せず」…これが刑事事件の鉄則だ。
おそらく、裁判官が検察側の証拠の捏造を断罪したとおり、
冤罪だったのであろう。

88歳になった袴田さんと、
袴田さんの無罪を信じて、寄り添った
91歳の姉の存在は大きい。

とりあえず、58年の苦労が報われたわけだが、
もうこれで終わりにして貰いたい。
検察はプライドで控訴しないでほしい。
冤罪事件をわが身に置き換えたとき、
安易に裁判をしてほしくないと願う。

58年も無辜の罪を着せられ、収監され、生きた心地がしない。
ようやく、「冤罪でした」と認められ、国賠が実行されたとしても、
その金を何に使えばいいというのか。
「時は金なり」
失った時間は戻らない。

「上司の矜持」

「事実かどうか重要ではない」兵庫県知事の主張「告発文書は事実でない内容が」に弁護士ピシャリ「保護法理解できてない」(デイリースポーツ)

この話題は、単なる兵庫県の問題ではなく、
労使の実務を考えるうえで示唆に富む。
知事は年齢こそ若いが、
行っていることは昭和のワンマン経営者と何ら変わらない。
周囲もそれを制することができないのは情けない。
確かに仕事はする。ただ、上司としての力量はいかがなものか。
出身大学も、就職先も、一流で、
若くして一国一城の主になると、
自身を特別な存在と勘違いしてしまうのかもしれない。

知事は、支持者あっての知事であり、
県民のため、身を粉にして働くのが仕事だ。
滅私奉公、その姿勢は、
県政に携わる職員に対しても同じでなければならない。
しかし、これは建前。

公益通報がうまくいっていない事案は、氷山の一角でしかない。
私たちは、今年5月頃、頻繁に報道されていた
鹿児島県警の不祥事に関する内部通報を忘れていないか。
その後どうなったのか、メディアは大きく取り上げない。

県警内部に二人の内部通報者がいた。
そのうちの一人、同年8月5日、
元巡査長は地方公務員法(守秘義務)違反罪で懲役1年、
公益通報で争わなかったため、
執行猶予3年の判決を言い渡された。

もう一人公益通報者、元生活安全部長は、
5月に自殺未遂を起こし病院に搬送されるも、
同月末、同じく守秘義務違反罪逮捕された。

同じ時期に話題になった2つの事件。
命をかけなければ、組織の腐敗を告発できないのだろうか。

「上司の矜持」
1 手柄は譲り、責任は取る
2 仕事に厳しく、人に優しく
3 好き嫌いで人を選別するな
4 人を育てる視点を失うな
5 信用しない人は信用されない
6 任せたら、待つ
7 過去の自分と部下を比較するな
8 来る者を拒まず、去る者追わず(頼られたら応え、軽視されても怒るな)
9 考え過ぎない(心配事の80%は起こらない。起きてしまう20%のうち80%は解決可能。つまり、全体の4%が本当に問題)

これは、亡くなられた兵庫県の局長が、
告発直前の県の公式サイトに
公務員のあり方や後輩職員を勇気づける多くのメッセージを残していたものだ。

知事は失職し、再選するのか?
同じ過ちを犯してはならない。

「カフェでお仕事」コーヒー1杯で“長居”問題に店が悲鳴 「8割がカフェワーカー」の切ない現実

「カフェでお仕事」コーヒー1杯で“長居”問題に店が悲鳴 「8割がカフェワーカー」の切ない現実(AERA dot.)

日本の主要都市には、定番のカフェがある。
メニューは一律なので、安心感がある。
どこへ行っても、いつものカフェ。

しかし、待ち合わせなどに使いたくても、
近時、満席で、困ることが多くなった。
その原因は、ビジネスマンの仕事も然り、学生の学習も然り。

薄利多売で運営する店舗側からすると、彼らは好まざる客と言える。
場所代、人件費、商品コスト、光熱費など、
原価計算すると、どの程度の回転率が必要か算出できるだろう。
そうすると自ずから、1杯のコーヒーで席を占有できる時間が決まる。

客側からしても、お気に入りのカフェが存続することに関心があるだろう。
すべからく、ウィンウィンの、共存関係が求められる。

労使関係でも同じだ。
労働者は、会社の運営状況を考えながら
ウィンウィンの、共存関係を意識しながら
会社に対して適切な要求をしなければならないだろう。

会社がつぶれては、元も子もない。

被害の様子 豪雨の影響 輪島市門前町付近

被害の様子 豪雨の影響 輪島市門前町付近(Yahoo!リアルタイム検索)

ここに住む人がいて、ここに町があり、日常生活があった。
1月の大地震で、壊滅的な状況になり、
9か月も経たないうちに再び大雨で絶望を味わった方々に、
衷心からお見舞いを申し上げる。
宗教や、哲学をもってしても、どうとらえていいのか理解に苦しむ。
ただ単に「無常」
これで片づけられない。

生きるということは苦行に思える。
人間として生を受けても、自分では選択することができないことが多々ある。
生まれる場所、親は選べない。
また、その地に起こる災害や人災も避けることは難しい。

私たちは何をすべきか。
どう考えるべきか。

今、安否が不明な方々の無事を祈る。
それしかできない非力が虚しい。

話題作の『書いてはいけない』を本人が徹底解説

話題作の『書いてはいけない』を本人が徹底解説

39年前の、日航機墜落に関し、
国民が知らなかった事実が、
今頃になって少しずつ明らかになってきている。

政府、報道機関、裁判所、自衛隊、
こうした国民の安全に資するはずの部門が機能不全に陥っている。
国民の生命・身体・財産は、誰が守ってくれるのか。
人権の保障は、どこがするのか。

大勢の幸福のためには、少数の犠牲は致し方ないとする、
イギリスの哲学者・法学者であるベンサムが言うところの、
最大多数の最大幸福。
これで片づけられる問題なのか。

国民は知らない方が良いのかもしれない。
しかし、知らなければ為政者に都合の良いように、
真実が捻じ曲げられるかもしれない。

北朝鮮の暴君が、国民の犠牲を強いている事実は、
報道により、我が国の国民は多くが知っている。
北朝鮮の国民は、自国で起こっていることにつき、
言論統制が敷かれているから理解されていない人が多い。

では、翻って日本はどうだろう。
政府が、都合の悪いことを報じていないという保証はどこにもない。
諸外国から見れば、日本国民も
北朝鮮の国民と大差ない環境におかれているかもしれない。

民主主義国家がそれでいいのか…という疑念がわく。

がん告知、ステージ4の森永卓郎氏が、渾身を込めて警鐘を鳴らす
「書いてはいけない」の中身を理解してもらいたい。
内容は、お世辞にも濃いとはいえないが、考えるヒントになる。
しかし、この徹底解説は実に分かりやすい。
がん告知、ジャニーズ性加害問題、財務真理教、そしておそらく一番啓蒙したかった「日航墜落事故」をセットにしたことも、
多くの国民の耳目を集めたと思う。
上手い戦略だ。余命宣告から、どんどん元気になっている。

ちなみに、読むべきは、青山 透子著「日航123便 墜落の新事実: 目撃証言から真相に迫る (河出文庫)」
そして、お子さん二人をどう事故で亡くされた
小田周二著「524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎」だ。

最初は信じられないかもしれないが、
証拠が語る真実の声に耳を傾けるべきだ。
世の中おかしなことが大手を振っている。

『全ての人事権を持つ知事』が「懲戒処分決定は誤った権限執行」と吉村氏 「自分の道は自分で」と斎藤知事

『全ての人事権を持つ知事』が「懲戒処分決定は誤った権限執行」と吉村氏 「自分の道は自分で」と斎藤知事(関西テレビ)

斎藤知事、この方はハガネのメンタルの持ち主だ。
知事不適格との烙印を押されたにもかかわらず、
未だ「自分の道は自分で」と、辞職を固持。
四面楚歌の百条委員会でも、その後のぶら下がりでも、
ふだん通りの表情で、淡々と語ることができるのはある意味凄い。

ただし、政治家としての資質は…と問われれば、
大きな疑問が残る。
公職に就く者は、自身の一存で去就は決められない。
「自分の道は自分で」というわけにはいかない。
世論に後押しされて、公職に就いたのならば、
去る時も世論に従わなければならない。

残念ながら、明らかになる事実から、大義はない。
よって、辞めるタイミングも、
政を司る人間は、敏感にキャッチしなければならない。

反対に、4月の衆院東京15区補欠選挙で
国民民主党の公認候補に一時内定し、
その後に取り消された女性が今月4日、
自死された報道がある。

まだ27歳という若さだった彼女に、
斎藤知事のハガネの心があったらと、残念で仕方がない。
「あかんかったらクビに」
そう、その考え方が正解だ。

とりあえずやってみたらいい。
ダメだったらやり直せばいい。
不屈の精神で、公に奉仕する精神。
これがなければ政治家ではない。

東京23区“火葬料金”なぜ高い?前明石市長・泉房穂「寡占状態の解決に行政指導が必要」“死”で儲けるのはダメなのか?

東京23区“火葬料金”なぜ高い?前明石市長・泉房穂「寡占状態の解決に行政指導が必要」“死”で儲けるのはダメなのか?(ABEMA TIMES)

誰もが、いつかのタイミングで終焉を迎える。
その時は、静かに厳かでありたいと願う。

葬儀を生業とする人がいる。
一昔前も流行った映画に「おくりびと」があるが、
この業界で金儲けをすることの是非はナーバスな問題だ。

人の不幸は金になる。
医師は、崇高な職業だが、患者の苦しみのうえに成り立つ。
弁護士は、知的職業だが、トラブルに苦しむ人の、禍を奇貨として成り立つ。
僧侶は、博学で檀家の心を癒すが、死を媒介しての業だ。

よって、納棺師や葬儀屋も、なかなか人がしない仕事をするのだから、
それなりの報酬は当然だと思う。

何の職業でもそうだが、費用対効果において、
良識的な価格設定が求められる。
盛大な葬儀を望む人にはそれなりに、
ごく内輪で簡単に済ます人にもそれなりに、
実費プラス人件費に、色を少々といったところか。

同じ葬儀費用で、地域格差の多寡はいただけない。
東京都などは、財政に余裕があるのだから、
地域格差を是正するための補助金を考えたらいい。

鬼籍に入れば、世俗の心配はなくなる。
しかし、「地獄の沙汰も金次第」では、そうとも言い切れない。
残された遺族の、金銭的負担も気にかけなければならないのでは、
おちおち死ねない。

生きとし生けるもの、誰もが世話になる、あちらの世界では、
金の心配はなく、欲もなく、せめて心安らかなものでありたい。

車いすテニス小田凱人 シングルスで初の金メダル!世界1位撃破し史上最年少での快挙達成

車いすテニス小田凱人 シングルスで初の金メダル!世界1位撃破し史上最年少での快挙達成【パリパラリンピック】(TBS NEWS)

おめでとう。
心から拍手を送りたい。
とてもティーンエイジャーとは思えない風格。
オーバーアクションでも、極めて自然である。
様になっている。

彼は自身が述べるように、
チャンピオンになるべくして生まれてきた人のようだ。

9歳で、病気から車いすを余儀なくされても、
その時、国枝氏から受けた感銘を、今度は自身が与える方になると宣言して、
名前にちなんだ、凱旋門があるパリでその役割を果たした。

絵になる人だ。
有言実行。実に爽やかである。

私たちは、彼の華やかな姿しか見ていない。
しかしその陰で、18歳の彼にどれだけの努力と葛藤があったことか。
不屈の精神は、とりあえず結実した。

若い力に盛大な拍手を。
これから、ますますの活躍に期待する。

散歩

足が衰えると、転びやすくなる。
気持ちはいつまでも万年青年だが、
執筆だけしていると、確実に足の筋肉は衰える。

そこで、一念発起。
朝、起きたら近所を散歩することにした。
居所を構えてから40年以上になるが、
自宅と事務所の往復で、ほとんど近所を知らない。

目と鼻の先の公園に隣接する神社は、周囲より少し高いところに位置し、
うっそうとした木々に囲まれている。
朝、そこを散策すると、同年代のシニアが歩いている。

面識はないが、自然とあいさつが口を出る。
「おはようございます」
から始まって、ひとしきり身の上話が始まる。

出身地から始まり、健康の話、子供の話、
健康づくりだけでなく、
心の安寧もかねての散歩であることが見て取れる。
別に難しい話をする必要はない。

それにしても、皆健脚だ。
背筋がピンとして、歩調が速い。
とても、80歳を超えているように見えない。
70代の私もまだまだ負けてはいられない。

長寿であっても、健康年齢が若くなければあり難くない。

さて、神社は、丘の上に、それなりの社があり、
周囲に「浅間神社」の石碑。
そして、もう一つ、小さな祠があるが、
全面には「河野」のシールが貼ってある。
だれが何のために貼ったのか知る由もないが、
親近感を覚える。

この3つを前にして、それぞれに「二礼二拍手一礼」をするのだが、
そこにはいつも掃除をしている女性がいる。
高ぼうきを器用に操り、参道を掃き清めていく。
その後には、箒の筋が規則正しく刻まれている。

神社の参道のみならず、
円周700メートルほどの公園の歩道まで掃いていくのだという。
雨の日以外は、毎日掃除するそうだ。
軽く2時間はかかるのではなかろうか。
私には、とてもまねできない。心底リスペクトである。

年齢を重ねると、労働からの解放は毎日。
「サンデー毎日」だから、ルーティンワークになるものが必要になる。
ダラダラ過ごしていては、老いも早い。
自分のためにすることが、周囲の役にも立つ。
シニアには、人に感謝される、このような過ごし方が理想である。

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三菱UFJ銀行、初の「昼休業」 効率化で福岡・長崎の計3店(共同通信)

三菱UFJ銀行、初の「昼休業」 効率化で福岡・長崎の計3店(共同通信)

40年ほど前、銀行は花形の職場だった。
今でも、メガバンク、有名大学出身者の本店採用は、
花形と言える。

当時、婚姻前の若い女性は、
学校を出るとこぞって、銀行の制服に身を包み、
にこやかに店頭で接客をしていた。

25歳にもなると、今は死語となった寿退職をし、
家庭に入るのが一般的だった。
銀行は堅い職業だから、お見合いするときにも格付けが上がった。
そんな時代だった。

今、銀行の窓口から、若い女性が減った。
一度寿退職をし、子育てに一段落したパート職員が多いのであろう。

そればかりか、ネットバンクの普及で、支店の統合が激しい。
三菱UFJ銀行の最寄支店は、3年ほど前、
電車で30分ほどのところへ統合された。

千葉銀行はコロナ禍から、消毒を理由に、
従業員の昼休みと称して、店舗を閉めてしまうことが定着している。
これまで、昼休みに使用を済ませていた人は、
有給休暇をとって用事をしなければならなくなった。
それが嫌なら、ネットを使えということだろう。

メガバンクでも、昼休みが始まったということは、
日本全国津々浦々、そうした対応がいきわたっていくのだろう。

パソコンができないシニアは銀行難民になる。
新幹線の切符も買えない、ホテルも予約できない、読みたい本が買えない、銀行から金もおろせない…何もできない。

客にやさしくない社会化に、どんどんシフトしている。

オンライン診療

オンライン診療

風邪を引いた。なかなかよくならない。
そこで、近所の診療機関を受診しようとした。
地域性があるのかわからないが、
思い立った木曜日は、周囲の内科は休診が多い。
やっと見つけた病院を予約しようとした。

そうしたところ、風邪・発熱の場合は、オンライン診療しかないという。
はて…苦手なITだ。
しかし、市販の薬では完治しないのだから、
思い立ったが吉日。

試してみるしかない。

めんどうな工程がいくつもあるようだ。
周囲にパソコンができる人がいないと、シニアはお手上げだ。
健康保険証のコピー、
クレジットカード情報の入力、
お薬手帳の入力、
スキャンして貼り付け、
キーボードでの入力、
カメラ・マイクの動作テスト…
これを私にしろと言う方が無理だ。

近い将来、
これができないと生きていけない世の中になりそうだ。

しかし緊急の場合、どこまで患者の状況を判断できるのだろうか。
非常に疑問だ。

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台風は、まだその余波を残している。
地球温暖化の影響は、様々なところにあらわれ、
厳重な警戒したところで、私たちには為すすべもない。
やらないよりはしたほうがまし…といった感がある。
長雨、突風、竜巻、家屋の浸水、川の氾濫、線状降水帯、
停電、土砂崩れ、農作物への被害、観光客の宿泊キャンセル、
そして、新幹線の計画運休。

日常生活が混乱しすぎだ。
ニュース番組では、
東海道新幹線が運休しているため、
北陸経由で名古屋から、
東京に移動する人の話題がされていた。
時間も、費用も想像を絶する。

こうした事象が頻繁に起きたとしたら、
これまで通りに経済は回っていかないし、
仕事の仕方も変えていかなければならなくなる。

長引く台風でこれだけの混乱である。
これに、大地震や、富士山の噴火といったら
どうなってしまうのだろうか。

また、フィリピンのあたりで台風が発生しそうだ。
今回は、日本列島に近づかないでほしい。