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米ウクライナ首脳会談決裂、激しい口論 鉱物協定署名せず(ロイター)

米ウクライナ首脳会談決裂、激しい口論 鉱物協定署名せず(ロイター)

正義はいずこに…
あまりに理不尽だろう。
トランプ大統領再選は、最初から波乱含みだった。

国益を重視し、敢然とトランプ氏の圧力に屈しない
ゼレンスキー大統領の対応に拍手を送りたい。

戦争の当事国は誰だ。
勿論、ロシアとウクライナだ。
大国のアメリカは、公平中立を保つ仲裁者ならばよい。
しかしやっていることは、ロシアの代理人であり、
ロシア優位な紛争解決請負人であることに加え、
ウクライナの鉱物資源の採掘権をものにしようとする。

これでは、漁夫の利を得ようとする、
かつて世界の警察を誇った「ハクトウワシ」は、
単なる「ハゲタカ」である。
困窮して弱った相手を食い物にする、無頼漢そのものだ。

ヨーロッパはこの局面にどう対応するのか。
隣国は明日のわが身である、という危機感を共有しなければならない。
足並みをそろえ、行動しなければならない。
真に、「何百万人もの人の命を賭け、第三次世界大戦までも賭け」
ギャンブルしているのは誰か。
これだけ外野から罵倒されて、
ウクライナも唯々諾々と引き下がれない。
かつての安全保障を反故にされ、身ぐるみはがされた小国が哀れ過ぎる。

自分の家の庭に、隣人が柵を壊して勝手に物置を作った。
誰だって怒るだろう。
「出て行ってくれ。元に戻してくれ」と言うだろう。
それを反対側の隣家が見ていて、不法占拠者と結託し、
「まあ、作ったものを壊すのはもったいないから、
このまま使わせてやったらどうだ、
もうこれ以上、庭を使わせないから事を荒立てることもないだろう。
俺が話をつけてやるから、その代わりに
俺の自動車をお前のところのガレージに置かせろ。」
と申し出たら、どうする。

「馬鹿にするな」のレベルである。

しかも、
「またあいつが侵略してきたら、俺の車も盗まれる危険性がある。
だからその時は一緒に戦ったやるよ。これが何よりの安全保障だ。」

論点をすり替えてやしないか?

ことは、こんなに単純ではない。
ウクライナの場合、国の存亡をかけて、
国民の多くの命、生活の拠点となるインフラを犠牲にして、
3年もの長きにわたり自国を守って闘ってきた経緯がある。

あまりに、バカにしていないか。
国際社会は、これを傍観していなければならないのか。
前近代的な植民地政策に、時間の針が逆戻りしている。

今後、国際社会はどう舵取りしていくのか。
核の脅威に怯えながら、世界を巻き込んだ新たな戦争に向かうのか。
我が国も、蚊帳の外ではない。
国際秩序を保てない局面に、人類はどう立ち向かうのか。

島根県知事が、「国家的殺人未遂」と評した高額療養費の改悪で、
どれだけの予算が浮くというのか。
過日、石破総理がアメリカを訪問した際、
共同記者会見で
「対米投資額を1兆ドルという、いまだかつてない規模まで引き上げたい」
とトランプ大統領に伝えたとした。
外交も大切だが、切迫している目の前の国民の命と、どちらを優先すべきなのか。

アメリカにしっぽを振り続ける、忠犬「ポチ」は、
いざ有事の際、真っ先に捨て駒に使われるだろう。
ゼレンスキー大統領のように、
強固な意志を貫けるリーダー不在が、
我が国にとって不幸なことだ。