国内最高齢シマウマ死ぬ=人間なら100歳超―高知(時事通信)
人間ならば、天寿を全うして、「大往生」といったところだ。
しかしシマウマの長寿は、本当に幸せだったのだろうか?
本来、サバンナに群れて暮らすシマウマ。白と黒のストライプが目に鮮やかな彼らは、常に肉食動物の標的、動くご馳走である。それゆえ、彼らの生活は、生きるために極度の緊張感と共存する。
他方、動物園で飼育される彼らは、自由がない代わりに、安全と安心、餌が保障される。飢えの心配はないし、調子が悪ければ、24時間、飼育係や獣医に見守ってもらえる。
囚われの身と、生活の保障。自由と、生き抜くためのエサの苦労。
一体、どちらが彼らにとって幸せなのだろうか。
もしかしたら、死んだシマウマは、もう一度サバンナを駆け回る夢を果たすことなく苦役から解放されたのかもしれない。
