教育を受ける権利は、子供に対する保障を、特に、厚くしなければならない。これからの未来を背負っていくリーダーの卵である。
しかし、家庭の事情で、勉強したくとも、金銭面においても、居住空間においてもなかなかその環境にないことが少なくない。
今、子供の貧困が問題視されているが、OECDの作成基準に基づいて算出しているわが国の平成24年(2012年)の「子どもの貧困率」(17歳以下)は 16.3%となっている。
40人学級で考えれば、クラスの7人程度が貧困ということになる。私学に通っている子供たちは、貧困者がいないことから、公立学校をイメージした時、この割合は当然のことながらもっと高くなる。
教育現場では、教育格差が学歴格差を、その後の所得格差を生む負のスパイラルが起こっているという。
そもそも、最初の教育格差は、親の経済・所得格差に由来するものであり、親の格差がそのまま子供に継承されてしまう貧困が遺伝する事態になっている。それでは、インドのカースト制と大差がない。
こうした負のスパイラルを断ち切るために、国は政策を講じなければならない。努力に正比例する、子供の夢をはぐくまなければならない。
夜間教室の活用はその足掛かりとして、大きく評価できるだろう。拡充を願う。
