Archive for 9月 2014

夜間教室の活用を

夜間教室、公立中の5割に=都内で視察―安倍首相(時事通信)

教育を受ける権利は、子供に対する保障を、特に、厚くしなければならない。これからの未来を背負っていくリーダーの卵である。

しかし、家庭の事情で、勉強したくとも、金銭面においても、居住空間においてもなかなかその環境にないことが少なくない。

今、子供の貧困が問題視されているが、OECDの作成基準に基づいて算出しているわが国の平成24年(2012年)の「子どもの貧困率」(17歳以下)は 16.3%となっている。

40人学級で考えれば、クラスの7人程度が貧困ということになる。私学に通っている子供たちは、貧困者がいないことから、公立学校をイメージした時、この割合は当然のことながらもっと高くなる。

 教育現場では、教育格差が学歴格差を、その後の所得格差を生む負のスパイラルが起こっているという。

 そもそも、最初の教育格差は、親の経済・所得格差に由来するものであり、親の格差がそのまま子供に継承されてしまう貧困が遺伝する事態になっている。それでは、インドのカースト制と大差がない。

 

 こうした負のスパイラルを断ち切るために、国は政策を講じなければならない。努力に正比例する、子供の夢をはぐくまなければならない。

 夜間教室の活用はその足掛かりとして、大きく評価できるだろう。拡充を願う。

スコットランド英国残留

スコットランド、英残留…独立反対55%(読売新聞)

世界が注目したスコットランド独立に関する住民投票は、独立反対が過半数を超えるという結果で終わった。
この結果に胸を撫で下ろされた方も多かったのではないだろうか。
ただでさえ不確定性を増す国際社会が、スコットランドの独立によってより混迷の度合いを増すことは避けるべきだというのが冷静な見地からの判断であるといえよう。
英国政治が落ち着きを取り戻し、各国と一致協力してまずはISIS(イスラム国)問題の解決に取り組んでもらうことを願いたい。

32年無戸籍の女性は…

32年無戸籍の女性 「母の前夫と親子でない」神戸家裁判決(神戸新聞NEXT)

7月29日、このブログでも、「親子関係をめぐる諸問題」と題して、この問題に婉曲的に触れた話題である。

人の人生は、十人十色、様々である。したがって、「こうあるべき」という杓子定規なモデルライフスタイルを万民に当てはめることは現実的ではない。

にもかかわらず、厳格にこの規定を運用する、すなわち例外を認めないから、このような事態になるのである。まさしく法の欠缺である。

民法772条の嫡出推定は「婚姻中に妊娠した場合、夫の子と推定する」と規定している。母親はDV前夫の戸籍に入れるのを避けるため、女性の出生届を出さなかった・・・という。

現代社会において、容易に想定されるケースで32年間も無戸籍とは、この女性にとって信じがたい人権侵害である。戸籍がないということには、様々な弊害が考えられる。学校の問題、婚姻の問題、福祉の問題、勿論パスポートが取れないから海外旅行はできないし、車を運転することもできない。

法のはざまに置いてきぼりにされた女性の32年間はアイデンティテーを確かめる術がなく、どんなに辛かっただろう。察するに余りある。そして、彼女と同じ境遇の出自を持つ、少なからぬこうした人たちは、今もひっそり息をひそめて生活されている。

法が時代に追い付いていない一例である。一日も早く、こうした境遇の方々が我々と等しく人権を享受できるよう、国は支援策に動かなければならない。

千葉市が「ちばレポ」アプリ

千葉市が「ちばレポ」アプリ、道路陥没などへの対応状況をガラス張りに(日経BP)
千葉市が「脱お役所仕事」を牽引してくれるか?

「ちばレポ」アプリは、住民サービスの向上を図る上で、画期的なサービスである。道路の陥没や、歩道に生い茂る雑草、公園の遊具等、市民が行政区域内の不具合を、市の担当に情報提供するシステムである。スマホを利用し、問題の場所の写真と、位置情報を添付することにより、これまで電話や、メールなどで通報を受けた市の担当者が、現地へ確認に出向く手間が省ける。つまり、市民がレポートしてくれるおかげで、担当者は役所にいながら問題個所の把握ができ、出動の優先順位を立てやすく、効率的な是正措置を講じることができるようになったのである。よって、これまで以上に市民の快適で安心な生活が保障される。

官民一体となっての、生活環境向上への取り組みである。

千葉市の英断には、頭が下がる。このような形で市民から情報提供されたならば、これまでのお役所仕事宜しく、対応を先延ばしすることができにくくなる。迅速性が求められるということは、とりもなおさず市役所の仕事が忙しくなるということである。こうした結果予測を踏まえたうえでの取り組みである。

本来、公僕たる公務員が行う行政サービスは、市民重視で、迅速性、的確性、さらにコストパフォーマンスが求められる。しかし、「遅れず」「休まず」「仕事せず」の三無主義が慣習として蔓延したお役所で、「仕事をします。」と宣言することがどんなに大変な事か・・・。

市民としては、千葉市に追随する自治体が増えることを期待する。そして、地方から、国を変えてもらいたい。

iPS細胞 活用で薬効証明

<iPS細胞>活用で薬効証明 患者細胞から病気再現(毎日新聞)

iPS細胞は、効果が証明されているようである。
医療現場は日進月歩、技術が日々進化している。
それと同時に、未知の病や、これまでその地域で症例が確認されなかった病気が新たに起こる。
ようは、いたちごっこである。
しかし、今、不治の病に侵されている人に、画期的な治療方法が確立したというのであれば、それは手放しで喜ぶべき朗報である。
人に喜ばれる研究、人に感謝される仕事、医療従事者としの成功の指標である。いや、医療従事者に限らず、人としての成功の指標である。

人は何のためにこの世に生を受けたのか。それは、人を幸せにするためである。
人を幸せにすることにより、自分も幸せになること、充足感を得ることである。
間違っても、人の不幸の上に己が幸せは見いだせない。

スコットランド投票反対派優勢

スコットランド投票、賛成派地盤でも反対派優勢(読売新聞)

現時点では反対派優勢とのこと。
感情では独立したくても、理性ではその困難さを理解している住民が多いということだろうか。
結果はいかに。

小児救急電話の認知を高めよ

小児救急電話♯8000、9割が認知せず-内閣府の世論調査で判明(医療介護CBニュース)

9月8日に、このブログで「確定拠出年金積立金の放置」を話題にした。本来その制度で、恩恵に与るべき方々が、周知不足で年金を受けられていないという記事だった。

そして、またしても、他の分野で、制度が機能していないという実態が明らかになった。

「小児救急電話」につき、制度があることすら9割の人が知らないというのは、明らかに問題である。

行政は、「ウェブサイトなどでPRした」と弁明しているようだが、それはあくまで、行政がPRしたつもりだっただけのことであり、効果的な周知方法でなかったことの露呈にすぎない。

国民は血税を払っているのだから、それに見合った行政サービスを受けたいものである。お役所仕事には、「うんざり」である。

スコットランド独立を問う住民投票開始

スコットランド独立の賛否問う住民投票始まる(読売新聞)

このような住民投票が行われること自体が英キャメロン政権の大失策ではあるが(「賛成が反対を1票でも上回れば独立が決まる」など、問題点の詳細はぜひ各自でお調べになっていただきたい)、まずは結果がどうなるかに注目したい。
大勢は明日午後判明とのこと。
個人的には連合王国に残留の上で、スコットランド人の誇りと自治が尊重される英国社会作りに国を挙げて歩み出すのが穏当な解決策に落ち着くことを期待したい。

韓国国会マヒ状態

韓国国会マヒ、法案1件も処理できず…沈没余波(読売新聞)

旅客船セウォル号の沈没事故が韓国社会に与えた傷があまりにも大きいということだろう。
国民がその生命・自由・財産を守ってもらうことを条件に国家に強大な権力行使を認めるというのが、社会契約論の原点である。
先の沈没事故は、韓国政府がその社会契約についていわば債務不履行の状態にあったことを暴露したと韓国国民は考えているのだろう。
わが国も、原発事故等が起きており、国家による安全確保という面では韓国社会の混乱を対岸の火事として捉えてはいられない。
韓国もまた、対岸の国を敵視する暇はないはずである。
他人のことを非難する前に、自分の振る舞いを見つめ直すべきであろう。

富士山に排泄物放置

富士山に排泄物放置 須走口登山道17カ所「不謹慎」 静岡(産経新聞)

折角、世界遺産に認定されたのに、排泄物放置でその認定を取り消されたら、それこそ「運の尽き」である。
世界遺産に認定され、有名になり、訪れる人が増える。
人が増えれば、それなりの受け入れ体制が必要になる。
訪れる人の、生理的要求の部分に対しては、予測可能である。
予測が可能であれば、結果回避措置を講じるべきである。
したがって、今回の問題は、個人のモラルの低さであると同時に、行政の対応の不備ともいえる。
美しい日本一の山を守るために、官民一体になって知恵を出し合うべきである。

斎藤佑樹投手の復活に期待

斎藤佑 持ってる発言“後悔”「言わなきゃ…」復活へ汗流す(スポニチ)

人はともすると、傲慢になる。
特に経験が少ない若者は、自分が幸運にも頂点にいる時、周囲が無責任にもてはやすから、いい気になってしまう。
もちろん、本人の未熟さゆえの愚行なのだが、折角の才能を摘んでしまうのは、周囲の大人の責任である。
「ハンカチ王子」ともてはやされ、一世を風靡した斉藤投手も、その後スランプに悩み、今、必死で這い上がろうと糸口を模索している。
人生、山あり谷あり。どん底で苦しむとき、それは、神から真の力を試されているのだと開き直ることだ。
君はまだ若い。君にやる気さえあれば、これからいくらでもチャンスの女神は微笑む。
「後悔」を「反省」につなげればよい。二度と同じ過ちをしないことだ。
私たちは、君に、苦境をはねのける逞しい精神力を期待したい。

スコットランド独立投票

焦点:スコットランド独立投票、避けられない「欧州の変容」(ロイター)

投票結果がいかなるものになるにせよ、スコットランドの意識の高まりを受けて、イギリスは今までのような政治形態を保てなくなるだろう。
EUの中ではユーロを使わずポンドを使い続けるなど独自の地位を保ってきたイギリスであるが、仮にスコットランドが独立すれば、国力のみならず対外的威信の面でも大きなダメージを受けることになる。
一部ではイギリスのEU離脱論まで囁かれているそうであるが、この問題はイギリスだけの問題にとどまらず、民族問題を抱える国や地域に幅広く影響を与えることになるだろう。
グローバリゼーションが進んで、国境の壁が低くなった21世紀であるのにも関わらず、世界各地で「国家」「国境」という問題が噴出しているのは皮肉なものである。

次世代原子炉研究開発再開へ

次世代型原子炉、研究開発を再開へ…政府(読売新聞)

脱原発の流れからすると、研究再開に批判的な意見も多く存在するかと思う。
ただ、かつて滅びた文明がエネルギー資源の枯渇を原因としていたことを教訓としなければならないこともまた事実である。
より安全性の高い原子炉の研究開発は、わが国だけでなく世界のエネルギー問題に貢献する可能性を多分に秘めている。
研究を進めつつ、総合的に原発とのつきあい方について議論を深めていくしかないのではないか。

都心でも震度4

都心でも震度4、前橋でがけ崩れの情報も(読売新聞)

久々に大きな揺れを感じた気がする。
群馬県太田市では震度5弱を記録したということだが、関東大震災以来久しく大きな揺れを経験していない都心部で生活する者としては、震度4だったということで安心せずに、いざという時の備えをもう一度見なおしておくべきだろう。

情報流出おわび料

情報流出おわび料なぜ500円?ベネッセ以外でも、先例はローソン(産経新聞)

金額が妥当か否か。極論を言えば、誰にも分からない。企業のイメージを傷つけないために、何らかの誠意を見せた・・・それが、お詫び料ということになる。新たな広告を出すのであれば、それなりの広告宣伝費がかかる。その、広告宣伝費を、お詫び料にあて、ニュースで取り上げられ、世間の耳目を集めれば、これも立派な宣伝広告になる。

他方、情報を流出された顧客は、今後、どのような被害に遭うか、一抹の不安を抱えたままだ。

いずれにしても情報化社会は便利ではあるが、情報管理、セキュリティーの面に杜撰さが残る。良質な商品と共に、安心安全を売るのも、企業の使命である。