25年ほど前になろうか。
全国青年社会保険労務士連絡協議会で訪れたことがある美術館を、
思うところあって再び訪ねた。
その美術館は、「ロダン」のコーナーがある。
「考える人」、「地獄の門」などが展示されている。
3階ほどはある、吹き抜けの天井に、
ロダンの複製彫刻が数多く並べられている。
声を出すと、反響する。
クリーム色と、ブロンズのコントラストが落ち着いている。
何気なしに見てしまうとスルーする作品が、
心静かに眺めていると語り掛け、
肉迫してくるではないか。
人生の多面性が凝縮されている。
煩悩を捨て、すべてを昇華すると、地獄の門が開くのだろう。
人は死ぬまで思考を重ねる。
考えて考えて、よりよい生き方を模索する。
「人間は考える葦」である。
頭は使うためにある。帽子の台にしておいてはもったいない。


