「上司の矜持」

「事実かどうか重要ではない」兵庫県知事の主張「告発文書は事実でない内容が」に弁護士ピシャリ「保護法理解できてない」(デイリースポーツ)

この話題は、単なる兵庫県の問題ではなく、
労使の実務を考えるうえで示唆に富む。
知事は年齢こそ若いが、
行っていることは昭和のワンマン経営者と何ら変わらない。
周囲もそれを制することができないのは情けない。
確かに仕事はする。ただ、上司としての力量はいかがなものか。
出身大学も、就職先も、一流で、
若くして一国一城の主になると、
自身を特別な存在と勘違いしてしまうのかもしれない。

知事は、支持者あっての知事であり、
県民のため、身を粉にして働くのが仕事だ。
滅私奉公、その姿勢は、
県政に携わる職員に対しても同じでなければならない。
しかし、これは建前。

公益通報がうまくいっていない事案は、氷山の一角でしかない。
私たちは、今年5月頃、頻繁に報道されていた
鹿児島県警の不祥事に関する内部通報を忘れていないか。
その後どうなったのか、メディアは大きく取り上げない。

県警内部に二人の内部通報者がいた。
そのうちの一人、同年8月5日、
元巡査長は地方公務員法(守秘義務)違反罪で懲役1年、
公益通報で争わなかったため、
執行猶予3年の判決を言い渡された。

もう一人公益通報者、元生活安全部長は、
5月に自殺未遂を起こし病院に搬送されるも、
同月末、同じく守秘義務違反罪逮捕された。

同じ時期に話題になった2つの事件。
命をかけなければ、組織の腐敗を告発できないのだろうか。

「上司の矜持」
1 手柄は譲り、責任は取る
2 仕事に厳しく、人に優しく
3 好き嫌いで人を選別するな
4 人を育てる視点を失うな
5 信用しない人は信用されない
6 任せたら、待つ
7 過去の自分と部下を比較するな
8 来る者を拒まず、去る者追わず(頼られたら応え、軽視されても怒るな)
9 考え過ぎない(心配事の80%は起こらない。起きてしまう20%のうち80%は解決可能。つまり、全体の4%が本当に問題)

これは、亡くなられた兵庫県の局長が、
告発直前の県の公式サイトに
公務員のあり方や後輩職員を勇気づける多くのメッセージを残していたものだ。

知事は失職し、再選するのか?
同じ過ちを犯してはならない。

Comments are closed.