スズメが絶滅危惧種に? 里山の鳥、チョウが急速に減少(毎日新聞)
寂しい限りだ。
当たり前に慣れ親しんできた生き物が絶滅危惧種に?
環境の変化で、次の世代に生を繋げられない種が多いということだ。
「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」 一茶
ふっくらとした愛らしいスズメが今や希少だ。
海も、山も、里も、生態系が変化している。
食物連鎖のうえに成り立っている生物のバランスが崩れてきている。
昔は、「スズメ焼き」なるものがあった。
それだけ、多く生息していたという証だ。
見た目は実にグロテスクで、かつ、かわいそうで、
個人的には、口にすることが憚られたが、
豊富な食材として用いられていた。
しかし、絶滅危惧種となった今は、とんでもない話だ。
種の保存を考えるとき、人間も危うい。
合計特殊出生率の低下は、日本における課題であるが、
「2.1」を切ると人口減少に拍車がかかる。
両親がいて、次世代を担う子供は、少なくとも2.1人いないと、
人口が減少するという理論。
事故や病気で夭逝することがなければ2人で良いが、
それを含めての数字である。
ところが今、「1.33」との統計結果である。
グローバル化に鑑み、「日本人」との枠にこだわらなければ、
つまり地球規模で人口を考えれば、
増加傾向にあるので問題はないと考えるか。
2022年に、中国を抜いて、
インドの人口が世界一になったとの国連の報告がある。
同列には論じられないものの、
スズメは減少傾向にあるが、
同じ鳥でも、カラスが増加傾向にあるから良しとしようか…
とすることに似てはいないか。
日本人のアイデンティティーとは何か。
日本人の矜持とは何か。
確かに個人として尊重されなければならないが、
長い歴史の中、私たちの世代で民族としての流を絶やしてはいけない。
日本人が、絶滅危惧種にならないためにも。
