【袴田巌さん再審】静岡地裁での無罪判決から1週間で広がる検察“控訴断念”求める動き…プロボクサーらも

【袴田巌さん再審】静岡地裁での無罪判決から1週間で広がる検察“控訴断念”求める動き…プロボクサーらも(Daiichi-TV(静岡第一テレビ))

正義とは何か。
辞書で調べてみよう。

「人の道にかなっていて正しいこと。
正しい意義。また、正しい解釈。
人間の社会行動の評価基準で、その違反に対し厳格な制裁を伴う規範。「」

最高裁判所に、「テミス」像が飾られている・
正義の女神像のモデルは、ギリシア神話に登場するテミスだ。
テミスはギリシア神話では、
巨神族(ティターン)の法と秩序を司る女神とされている。

袴田さんの裁判は、正義にかなっているか。
テミスに恥じないか。

冤罪で、58年も無辜の民を拘束し、死刑の恐怖を与えることは
決して正義と言えない。

再審無罪判決の裁判官は、袴田さんに詫びていた。

ある日突然、冤罪で逮捕された人の身になって考えなければならない。
事件が起きた年に誕生した58歳の裁判官が、
捜査機関の証拠の捏造を断罪して、
袴田さんに無罪判決を言い渡した。

胸に詰まるものがある。

こうした冤罪は、ご本人だけのことではない。
袴田さんの場合、91歳のお姉さんの人生も狂わせた。
息子の無実を信じながら、
鬼籍に入らざるを得なかったご両親の無念。
生き別れになった幼い息子さん。
一審の判決文を書いた裁判官(左陪審)も、冤罪を確信しながら
書かざるを得なかった状況に、その後、自責の念からか
裁判官を辞め、転落の人生を歩んだという。

確かに事件で4人の人が殺害されている。
誰かが起こした事件ではあるものの、
逮捕され、罪を償うのは真犯人でなければならない。

逮捕直後、
プロボクサーに復帰することを心の支えにしていた袴田さん。
88歳の今となっては、その夢も遠い過去のものである。

もういい。過酷すぎる。
検察の威信もわからないわけではないが、
自分が、大切な家族が、親しい友人が、
袴田さんだったらと思いを馳せ、
正義の女神に恥じない判断をしてほしい。

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