服部幸應さん死去 著名人から追悼相次ぐ 木村拓哉、TOKIO、鎧塚俊彦氏…「食の伝道師」

服部幸應さん死去 著名人から追悼相次ぐ 木村拓哉、TOKIO、鎧塚俊彦氏…「食の伝道師」(スポニチアネックス)

「食の伝道師」たる服部幸應さんが亡くなられた。
78歳。「労働法の伝道師」の、私と同い年である。
また、この方、よくマオカラーのスーツを着ておられた。
私もマオカラーが好きで数多く仕立てたものだが、趣味が被る。

生涯現役。
最後の最期まで仕事をされ、ご自身の学校で倒れられた。
年齢的にはまだお若いが、羨望に値する、潔い最期である。

この方の口癖は「嘆かわしい」だったそうだ。
今、料理人は斬新なものに心が奪われがちだが、
伝統が軽んじられている。
だから「嘆かわしい」。

職の多様化が進み、
一般家庭でも様々な料理が楽しめるようになったが、
核家族、共働き、コンビニや外食産業の普及を要因として
家庭で、料理をする機会が減った。
しかし、医食同源。食は体調管理の根本である。

氏は、食育の重要性を説き、
「おふくろの味」が失われつつあるという現実を憂慮した。
「核家族化」でおふくろの味が、
次の世代に伝承されなくなったことへの危機感。
豆腐を包丁で切れない、
魚を3枚におろせないといった人が多くなり始め、
「嘆かわしい」と述べていたそうだ。

次の世代に文化を伝承していく。
それが、先人の役目だ。

時短もいい。簡素化もいい。
しかし、それは基本を熟知したうえでの知恵であり、
根本はぶれてはならない。

法律もそうだ。
法の理念、体系はしっかり押さえておかなければならない。
そのうえでの解釈だ。

同じ「伝道師」のご逝去は、他人ごとと思えない。
私も生涯現役で、労働法の在り方を伝えていきたい。

合掌

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