私は怒っている。いつも公憤を覚える。
通信網の発達、交通網の拡充、電化製品の普及…。
世の中は私が若かった時代より、各段と便利になった。
生活の質が向上した。
それでは、便利になった分、浮いた時間的余裕を、人々は有効活用しているか。
人間関係を大切にしているか。
物事を深く考えているか。
勉強しているか。
漫然と日々を過ごしていると、無為に時が流れる。
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と、どこぞの5歳児に喝を入れられそうだ。
世の中を見渡してみよう。
今月1日、石破政権が発足した。
組閣は「ガラクタ内閣」と揶揄される。
何かしら問題があって、
これまでお呼びがかからなかった方々が顔を並べているとの報道。
公言不実行。周囲の声を取り入れるといえば聞こえはいいが、
周囲の言いなりに軸がぶれる。
内閣発足前に決めた解散総選挙の行方はどうなるのだろうか。
国民はしっかりと意思表示をしなければならない。
…とはいうものの、頼りたい野党がいないのは致命的だ。
権力を持つということは、時の為政者が意のままに国を動かすということだ。
話は古いが、40年近く前、
御巣鷹山に墜落した「日航ジャンボ機」のことをご記憶されているだろうか。
これまで事故調査委員会の発表により、
「後部圧力隔壁の破壊」が原因とされていたが、
ここ十数年、異なる原因を主張する方々がいる。
中曽根内閣政権下、自衛隊のミサイル開発テスト中、同機を誤射したことに端を発し、
その隠蔽工作で自衛隊により撃墜されたとする説。
様々な目撃情報、残された証拠など、総合勘案すると、
事故調査委員会は合理的な説明責任を果たしていない。
520名もの尊い命が失われ、
40年近くたったが、未だ真相解明に至っていない。
袴田事件はどうか。
1966年に静岡県清水市で、一家4人が殺害され、
その犯人として逮捕された死刑囚、袴田巌氏が、58年間冤罪を主張し続け、
逮捕当時30歳だった同氏が88歳になった、
今年9月26日の一審判決で無罪判決が言い渡された事件である。
58年間、いつ死刑が執行されるか怯えて過ごさなければならない日々。
冤罪を主張しても、聞き入れられない絶望感。
想像を絶する。人生が変わるのは、本人はもとより、周囲の者も同じである。
91歳になる袴田氏の姉であるひで子さんは、
自身の人生をなげうって弟の支援にあたる。
裁判は実に怖い。捏造された証拠で無辜の民を殺人者に仕立ててしまう。
これは他人ごとではない。
いつ、自分の身に、自分の大切な人の見に起きるかわからない。
それゆえ、司法制度を知っていないと初動を誤る。
一度レッテルを張られてしまうと、
それを剥がすのに相当な年月を要するということであり、
既に刑が執行されてしまえば、取り返しがつかないことになる。
そして、「兵庫県内部告発問題とハラスメント」の問題である。
この事件を、単に
「わがままな知事の不信任案が可決された出直し選挙」
という社会問題として捉えてはならない。
今年、兵庫県で、知事の言動を内部告発した県幹部職員が非業の死を遂げた。
これは、職場のハラスメントの問題である。
今回の事件は、告発の内容をどのように捉え、処理すべきだったか、
ハラスメントはあったのか・なかったのか?
内部告発・ハラスメント…さらにもう一つ、告発内容にもあった、
今、ホットな話題、「つながらない権利」について、考える。
この話題は、公務員に限ったものではなく、
一般企業でも同様なことが起こりうるため、学習が大切。
このように、労働に関する問題は身近であり、
法律を熟知することにより
無用なトラブルを回避することができることをご理解いただきたい。
「知ると知らぬは天地の差」
