袴田巌さんの無罪が確定へ、検察が控訴断念…死刑が確定した事件での「再審無罪」は戦後5件目

袴田巌さんの無罪が確定へ、検察が控訴断念…死刑が確定した事件での「再審無罪」は戦後5件目(読売新聞)

検事総長が控訴断念を表明 「申し訳なく思っている」 袴田巌さん再審で談話(産経新聞)

皆さん、お疲れさまでした。
長い長い戦いが、ようやく終わった。区切りがついた。
犯罪をしていないということを主張するだけで、58年の月日を要した。
当たり前のことを当たり前にするために、人生の大半を費やした。

「申し訳なく思っている」…それでは済まない。
しかし、時間を巻き戻すことはできない。
将来に向け、明るい人生を歩むしかない。

途中で挫折することなく、よく最後まで戦ってこられた。
ご本人は勿論のこと、姉ひで子さん、支援者の方々に敬意を表する。
再審公判で、袴田さんの弁護団長を務めていた西嶋勝彦弁護士は、
この吉報を知らず、今年1月、82歳で亡くなられた
同弁護士の遺影も、記者会見の場に並んでいる。

袴田さんは88歳。ひで子さんは91歳。
ご高齢を押して、よく頑張られたと思う。

「再審無罪」は戦後5件目、他にも4人の方が同様の憂き目を見ているということだ。
微罪を含めたら、どれだけの方が冤罪に苦しんだことだろう。

国家権力は間違った使い方をすると取り返しのつかないことになる。
捜査機関と司法は、その点、慎重にするのは当然のことであり、
証拠の捏造などもってのほかだ。
罪なき人を、極刑に処することは国家犯罪だ。
明かな過ちに気づいたならば、もっと早くに是正すべきだった。
海外の同種事案を参考に、妥当な再審のありかたを早急に検討すべきだ。

ネットの見出しでは、「47年7か月拘束された袴田巌さん、補償金は2億円超か…弁護団は国家賠償求めることも検討」
とある。
多額の補償金をもらったところで、残りの人生で何に使えというのだろうか。
失った時間は帰らない。
無辜の民が、47年7か月拘束と、死刑囚の汚名、
日々怯えなければならない死刑執行の恐怖を、2億円で買いたい人は皆無だろう。

大きな偉業を成し遂げて、目標がなくなることが心配だ。
今後は、国賠訴訟をしながら、冤罪撲滅に尽力していただきたい。

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