秀吉の書状がネットオークションに… “失われゆく古文書”

秀吉の書状がネットオークションに… “失われゆく古文書”(NHK)

古文書は専門家でなければ読むことができない。
何が書いてあるのか皆目見当がつかない。
どんなに価値があるものでも、その価値が分からなければ、
タダのごみである。

先人が残した書状は、歴史を知るうえで重要な役割がある。
歴史は、勝者の歴史であることから、
真実は闇である。
そうした闇の部分が、残された古文書から明らかになることも少なくない。

また、防災の観点からも、過去の大地震や噴火がどうであったか、
規模はどうか、どのような避難や復興がされたか、
手掛かりになるものが数多く、現在の防災の一助となる。

そうした歴史的に価値があるものの保存を、
当時の庄屋等、地域の実力者の努力に委ねては、
社会的損失となる部分が大きい。

残念ながら、かくいう私も古文書を読むことはできない。

今、私も、コレクションの図書の所蔵をどうしようか迷っている。
若い頃から買い求めた貴重な資料は、
気が付けば万の単位を数え、その置き場に苦慮するものである。

他人にあっては、なかなかその良さを理解してもらえないが、
私にとっては、今は手に入れることができない貴重な書籍の数々だ。
これらを活用して、後輩が業界を盛り立ててくれればよいと願う。

古文書と同様な目に合わぬよう、
後継者の育成に力を入れなければならない。
これは喫緊間課題である。

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