タモリ、“命に関わる”南海トラフ地震について注意喚起。日本最大級の津波避難タワーにも登る(テレ朝)
番組の構成は、まるでNHKの人気番組「ブラタモリ」だった。
ブラタモリは、歴史を知るとともに、観光地を巡る楽しい旅だ。
しかし、今回は南海トラフを想定し、
住民の目線で津波から非難をする行動を検証する旅。
各自治体が作成するCG映像は迫力がある。
想定を頭に焼き付けることで、迅速な避難を喚起する誘因となるか。
高知の一部地域では、34.4メートルもの津波が想定されている。
津波タワーより下の建物は、みな、海に沈む想定だ。
過去の大津波の検証から、
住民をどう守るかが自治体の最大のミッションである。
とはいうものの、住民は高齢化しており、80歳以上が多いようだ。
津波タワーまでの異動が課題である。
また、別のNHKの「トリセツ」では、地震災害時のトイレ事情を特集していた。
簡易トイレの常備は必須とのこと。
下水管がずれ、各家庭では、トイレが汚水の噴水と化す。
マンションも、戸建ても同じである。
イメージとしては理解できていたが、
実際に映像でビジュアル化されると恐怖が身近なものになる。
備えていても、実際に使い方を知らなければ、無用の長物だ。
大災害については、正しく畏れることが大事とはいうものの、
経験したことのない災害をどれだけ掌握することができるのか。
こうした啓発番組が多く流れるということは、
それだけ危険が高まっていることの裏返しであろう。
しかし、どの番組でも積極的に取り上げない問題がある。
それは、「原発」だ。
仮に津浪から逃げることができ、トイレも備蓄されていたとしても、
長期の電源喪失に、数万年単位で必要とされる、
原発の冷却水問題はどう危機を回避できるのだろうか。
福島第一原発で、その恐怖を体験したはずである。
経験しなくて済むなら、この大災害を知らずに生涯を過ごしたい。
誰もがそう思う。
