【速報】ゾウのランディ死ぬ 映画やテレビで人気集める 推定45歳、転倒で体に負担 市原ぞうの国(千葉日報オンライン)
市原ぞうの国の象たちは、芸達者が揃っている。
器用にも、鼻でぐるりと筆を挟み、
花や、クラゲや、自分たちの絵も描く。
季節に合わせて、桜や、スイカも登場する。
勿論、色も変えることができる。
人間を載せて歩いたり、
鼻にぶら下がることもさせる。
サッカーも、お手の物。
とにかく、訪れた大人も子供も、
彼らのパフォーマンスを楽しむことができる。
象使いは、調教棒を持ち、
要所要所で彼らの体を刺激する。
これが動物虐待だと、愛護団体が非難するものだが、
ツボを押して、指示を出しているに過ぎないという。
確かに、彼らの皮膚は固くて厚いため、少しのことでは傷つかないだろう。
ゾウのランディに話を戻そう。
彼女は、1992年11月に、20歳の若さで、突然の交通事故で亡くなった
象使いの哲夢氏と深い絆で結ばれていた。
映画にもなった哲夢氏とランディーの別れのシーンは印象的だった。
棺を載せた霊柩車が園を去るとき、
彼女は眼に涙を浮かべ、車に寄り添い長い鼻を高く上げて咆哮した。
その後も写真を見せ、声を聴かせると、懐かしそうにしていたというのだから、
人間の感情と何ら変わらない。
人と象は、心を通わせることができることを二人が実証した。
今頃ランディは、天国でようやく会えた哲夢氏に、
その後の長かった生活を、積もる話をしているに違いない。
上手になった絵も披露しているのではないだろうか。
「人間と共存する幸せなゾウの国をつくる」という彼らの夢は、
哲夢氏の妹さんにあたる副園長と、後輩象たちに引き継がれた。
