東京大空襲80年 海老名香葉子さん「もう決して私のような子どもをつくらないで」 平和願う「時忘れじの集い」

東京大空襲80年 海老名香葉子さん「もう決して私のような子どもをつくらないで」 平和願う「時忘れじの集い」(東京新聞)

80年前の3月10日、東京大空襲があった。
罹災者は100万人を超え、死者は9万5千人を超えたといわれる。
その悲惨さは、体験者の語りから、私たちは疑似体験している。

海老名香葉子さんといえば、自叙伝的エッセー・児童文学の
「うしろの正面だあれ」が真っ先に思い浮かぶ。
昔、子供に何度も読んで聞かせた本だ。
何度読んでも、読み聞かせるこちらの目頭が熱くなる。
こんなことは二度とあってはならないと思っても、
世界を見渡せば、今、ウクライナが、ガザが、
同じ悲劇をくりかえしている。
人類は、歴史で何を学んでいるのだろうか。

最近、テレビでお見掛けしなくなったと思っていたが、
蛯名さんは91歳というご高齢で、移動にも不自由されているご様子。
それでも、惨事の節目である式典に出席され、
メッセージを伝えられた。
いくつになられても、衝撃の体験を語り継がなければならないとする
語り部の強い意志だ。

戦後の高度経済成長期を経て、
私たちが享受している豊かな社会は、
この時代の方々の、犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない。
歴史というものはそういうものである。
過去があって現在がある。まさしく命のリレーである。

よって、都度立ち止まり、
天寿を全うできなかった人に、
大切な人を失った人々の悲しさに、
思いを馳せる時間を持ちたい。
そして、世界情勢が不安な今だからこそ、平和の誓いを新たにしよう。
合掌

Comments are closed.