動画配信、「投げ銭」で収益 ファンが応援、推し活感覚 獲得額を競うイベントも

動画配信、「投げ銭」で収益 ファンが応援、推し活感覚 獲得額を競うイベントも(時事通信)

新しい文化と言えるのだろうか。
SNSが発達したことによる、安易な配信は、
当たれば大きな金が動く。
推し活よろしく、フォロワー同士が競いあい、熱くなる。
自分がどれだけ配信者を大切にしているか、
その指標は配信ライブに訪れる回数であり、
閲覧時間であり、投げ銭の多寡のようだ。

日常生活でなかなか満たされない憤懣を、
推しのライブ配信を閲覧し、
投げ銭で解消しているように思えてならない。

その心理が今一つ理解できない者にとって、
そもそも、何の意味があるのか腑に落ちない。

こうした配信が、金銭トラブルのきっかけとなるようでは、
配信者も、閲覧者も気の毒である。
善良なのか、悪質なのか、双方ともに見分けがつかない。
SNSは、面識がない人と新たな出会いを与えてくれる半面、
相手のことをよく知らないため、一定の距離感が必要だ。
何が起こるかわからない。
そうしたリスクを十分認識したうえで
ライブ配信を楽しまなければならない。

高田馬場の事件では、250万円以上の金銭トラブルがあり、
民事事件では、今回被害者となった女性に、
損害賠償の支払いが命じられたという。
ただし、女性が任意に支払いに応じなければ、
相手方は、強制執行をするしかない。
しかし、財産がなければ、強制執行もかけられないのである。
しかも、返済してもらおうにも、女性は姿を消して消息がつかめない。

これでは男性側も気の毒だ。
そこで加害者は、憎しみを深めていったのだろう。

このようなトラブルを抱えたうえで、
自身の所在を明確にするライブの配信は自殺行為である。

魅力ある動画の配信者に、ファンがつく。
投げ銭をはじめとして、金銭の貸し借りはトラブルのもとだ。

それぞれの言い分があるのだろうが、
間違っても詐欺まがいなことをしてはならない。
命がけの配信など、愚の骨頂である。

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