文科大臣が国会で涙の答弁。立憲・新人議員は、初質疑で何を語ったのか‥‥(柳原三佳氏)
大学等における修学の支援に関する法律の一部を改正する法律案(217国会閣8)
息子死なせた加害者、全財産は7000円 謝罪も賠償もないまま母国へ…(柳原三佳氏)
世の中は、理不尽なことが多すぎる。
不幸にも、思いもよらない出来事に遭遇し、
自身のみならず、家族の人生も大きく狂う。
立憲民主党の新人議員・眞野哲(まのさとし)氏もその一人である。
交通事故で19歳の長男を亡くされ、
そこから氏の人生の歯車が狂いだした。
当事者として関わることとなった被害者救済制度が、
機能していないことを痛感し、絶望の淵に追いやられた。
そして、憤懣やるかたない怒りの矛先の持っていき場を模索した。
その結果、制度を変えるべく、法改正の必要性を確信するに至り、
自身が先鋒となるべく、衆議院議員に挑戦し続ける。
同時に、教師への夢半ばで早世した長男の遺志を継ぐべく、
50歳にして会社代表者の仕事をやめ、
大学に入り直し、教員資格を取得した。
そして現在、日本福祉大学 実務家教員という立場で
実践レベルの教育に深く携わる。
そうした背景があつての、今般、国会での初の質疑である。
口調は穏やかではあるものの、想いの猛りは、
冒頭、答弁する大臣の涙を誘う感動的なものだった。
聴くものすべてが、うなる内容だった。
人は感じて動く「動物」である。
久しぶりに、心の琴線に触れる質問を聞いたと思う。
自身の体験が礎となっているから、説得力がある。
これ以上、誰にも、自分と同じ想いをさせてはならないいう気迫が漲る。
政治家には、国民の痛みに共感し、その要望を、国政に具体化する議員が必要だ。
金配りに固執する、旧泰然とした議員は必要ない。
新人眞野哲代議士には、息子さんの分までご活躍願いたい。
