徳島―香港線の減便に、風水師の影? 知事「週2往復あれば十分」(朝日新聞)
未だ、占い師の発言が経済に影響を与えるとは…驚きの記事である。
確かに、近い将来起きるであろう南海トラフ巨大地震の報道が頻繁にされ、
日本国内でも、警鐘が鳴らされている。
備えをしておくことは大切であることは理解できても、
これまでの経験値で予測できるその先はどうすれば良いのか。
新しいところでは、長野が大きく揺れた。
助けが来るまで、少なくとも3日分の水と食料のストックが推奨される。
これが南海トラフの場合は、広域の災害が想定されることから、
1週間分となっているようだ。
香港の人たちからすれば、
日本への旅行は魅力的だが、
大地震や津波のリスクを覚悟してまで、
旅行することはないという判断なのだろう。
それが、有名風水師の発言が
大きく影響しているというのだから、実に前近代的だ。
7月5日に地震が発生すると、ピンポイントでの予測がされているという。
地震と津波が怖い観光客が減ることで、飛行機の運航便数が減ったとのこと。
一応、日本でも取りざたされているので、その根拠とされる漫画を購入して読んでみたが、
信憑性があるのかないのか、正直なところしっくりこなかった。
香港で、有名な風水師が同様なことを告げた。人々がそれに反応した。
まるで、卑弥呼の時代のようだ。
占い師のお告げは、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
その発信を、人々が信じるか信じないかだけだ。
大きな地震は日本だけでなく、ミャンマーも、台湾も、いたるところで観測されている。
今年初め、風光明媚で、人気観光スポットの、
地中海サントリーニ島での頻発する地震に、
島外に避難した島民は、その後どうなったのか。
人々の不安を煽る流言は、瞬く間に広まる。
デマかそうでないかは、落ち着いて判断しなければならない。
今、インバウンドの影響で、日本人が自国の観光地を堪能できない。
この間に、ゆっくりと見て回るとしようか。