富裕層らに売り込む佐渡の旅、ヘリで遊覧・貸し切りで能公演…2人で2泊300万円も(読売新聞)
富裕層にとって、この金額は痛くもかゆくもない。
2人で2泊300万円、そうすると単純計算で、
一人1泊75万円。
75万円といえば、一般サラリーマンの2か月分の収入か?
3か月分の収入か?
2025年度の老齢基礎年金(満額)支給額は、
月額69,308円であり、年額は83万1,696円だ。
富裕層の1泊と、基礎年金1年分は、
約8万円の差しかない。
同じ人間で、どうしてこれだけの差が出てしまうのだろうか。
様々な要因があるのだろうが、
機会の平等があっての、結果とは到底思えない。
極端な貧富の差が、社会のひずみとなり、
治安の悪化を招くのではないかと懸念する。
えてして、冨は為政者に集中し、民衆はその富の下支えとなる。
それは、資本主義も、社会主義も同じだ。
その他大勢は、冷や飯を食う。
いや、わが国には、その冷や飯すら流通しない。
高騰するコメをそのままに、物価を下げることができない。
時の農政大臣は、失言で更迭される。
放出された備蓄米の行方は判明しないまま、未だ値が下がらない。
放出後のルートは、なぜ解明されないのか。
大臣の失言の追及より、そちらの追及が先ではないのか。
いつの世も、金持ちがさらに金持ちになるシステムが出来上がっている。
1泊75万円は、庶民にとって夢のまた夢。
しかし、顕著な貧富の差は、ねじれとなって、きな臭い世を醸し出す。
先般死去された、ホセ・ムヒカさん、
「世界一貧しい大統領」の言葉を借りよう。
「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、
もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ」
それゆえ、日々の自然を愛で、
それに触れることで幸せを感じる生活をしたい。
ショッピングセンターの屋上駐車場から見る夕日は、赤く大きい。
親に、「写真を撮って」とねだる幼子の無邪気さに、心安らぐ。
吹きわたる風は、ほほに気持ちがいい。
鳥たちのさえずりは、微妙に波長が異なり、
種の会話を楽しんでいるようだ。
道端に咲く花は色とりどりで、実にけなげだ。
こうした小さな幸せを感じることで、
その積み重ねが、心の豊かさとなり、
大きな幸せにつながるものと思う。
