「従業員同士のトラブルとハラスメント」

月初に、ハラスメント相談室をご利用の皆様に送ったお役立ちミニ情報です。
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「東京・池袋のサンシャインシティの31階にある法律事務所で、
男性が刃物で刺され、死亡が確認されました。
刺したとみられる男は殺人未遂の疑いで緊急逮捕されています。」

7月1日正午近く、大きな事件が発生し、
上記ニュースが、巷間を震撼とさせました。

詳細はわかりませんが、
一部報道では、「従業員同士のトラブルか」あるいは、
「従業員と、元従業員のトラブルか」とされています。
従業員といえば、弁護士なのでしょうか?
それとも、パラリーガルなのでしょうか?
問題は、トラブルの中身です。

怨恨によるものなのか?
例えば、男女関係のもつれなどが代表例ですが、
この場合、私人間の問題であり、労災やハラスメントは
それほど問題視されないでしょう。

また、同じ業務に携わっていて、見解の違いから、
当事者間でトラブルが絶えなかったような場合は、
会社の関与が問題とされる場合が考えられます。
両者の、職務上のトラブルを知っていたにもかかわらず、
それを使用者が放置していたということになれば、
職場の安全配慮義務や、環境配慮義務の観点から、
会社の責任が問われることもあるため、要注意です。

さらに、立場を利用して、
執拗な嫌がらせをして相手を困らせたり、
無視したりしたような場合、
パワハラがうかがわれます。
このパワハラが原因で、事件に発展した場合には、
相談室が適切に機能していたのか、
会社の関与は妥当だったか、再発防止策をとったのか?
など、加害者本人の責任は勿論のこと、
会社の使用者責任も問題にされることが考えられます。

いずれにしても、
事件の発生が、弁護士事務所であったこと、
その従業員同士のトラブルといえば、
会社の信用は大きく傷つき、今後の事業にも影を落とします。

今回の事件は、民事を超えて、殺人事件です。
同種事案の再発を防ぐべく、原因の究明が求められます。

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