東京駅の目の前、八重洲口のビル一階、正面玄関に、
場違いな「トラクター」が鎮座するビルがある。
農耕機械の大手、ヤンマーが展開する建物だ。
その昔、ヤンマーといえば、「天気予報」だった。
2年前に、こじゃれた店を展開するピルが完成したことを知らなかった。
若い人に連れて行ってもらい、開眼した。
コンセプトにのっとったビルは、見学にするだけでも楽しい。
米をテーマにした食材を提供するレストランは、
現金が使えず、年寄りには酷なシステムだが、美味だった。
東京駅は、自分のテリトリーだと思っていたが、
目的意識をもって歩かなければ、見落としが多いことに気づく。
足しげく通った、八重洲ブックセンターが閉店して久しいが、
丸の内側には、代わりの書店、オアゾがあり、
そこここに、新たな商業施設が息づいている。
若者の感性が新鮮な体験をさせてくれた。
吹き抜けのオブジェ、トイレに続く長い廊下。
新鮮な景色に、思わずカメラを構えてしまった。
固定観念にとらわれず、好奇心をもって散歩するのがいい。
万年青年、八重洲を闊歩。


