「ノーベル平和賞を受賞したい」トランプ大統領、ノルウェー財務相に電話で伝える(日テレNEWS NNN)
戦後80年。
世界では様々な戦争や紛争が認められるが、
表面上、日本は、比較的平和な時代だったと言えるだろう。
世界が混迷していても、
「憲法9条を守れ」
「ミサイルよりも福祉を」
などと選挙公約で述べている方々もあるくらいだ。
それは、究極の理想論だ。
平和ボケした国民は、世界情勢を正しく理解している人が
どれだけいるのだろうかと訝しくなる。
ウクライナとロシアの仲裁役を買って出たトランプ大統領は、
見返りに名誉を期待している。
しかし、彼のどこかに、受賞にふさわしい行動が認められるだろうか。
ノーベル賞の立候補は、聞いたことがない。
また、仮にあったとしても、公にされたことはないだろう。
ノーベルは、スウェーデンの化学者、発明家、実業家だ。
「可能な限りの最短時間で、かつてないほど
大勢の人間を殺害する方法を発見し、富を築いた人物」
と評されている。
ダイナマイトの開発で巨万の富を築いたことから、
「ダイナマイト王」ともいわれる。
その贖罪の意味でも、遺言で財団を創設し、
今のノーベル賞に繋がっているとされる。
自国ファーストの、世界に対する関税にとどまらず、
移民政策における、有無を言わさぬ無慈悲な強制送還、
人道支援に対する拠出金停止に伴う、貧困国の深刻な飢餓、
地球温暖化対策からの離脱、…
これまでアメリカが行ってきた人道支援のいくつもと、
反対の政策を行う大統領令への署名と実行は、
平和と対極的な立ち位置にある。
冒頭のウクライナとロシアの仲裁も、ミーイズムの
独善的な主張に終始するのは眼に見えている。
鬼籍のノーベルは、トランプ大統領に対して、
生前、「死の商人」と揶揄されたものの、巨万の富を築いた自分と、
同じ匂いを感じているのではないだろうか。
彼には、その贖罪である、「ノーベル平和賞」の受賞は値しない。
