橋幸夫さん最後までステージへ 楽屋は相部屋、お弁当も一緒…支え続けた仲間たち(東スポWEB)
昭和の逸材が、次々と亡くなる。
寂しい限りだ。
しかし、同時に、暖かいエピソードに触れる機会も多い。
橋幸夫さんはその昔、
私がレコード会社でアルバイトをしていた学生時代、
お目にかかったことがある。
実際にお会いしたことがある方だと、ブラウン管の中だけより親近感が湧いたものだ。
それにしても、夢グループの石田社長は凄い。
認知症を患い、一旦は引退したレジェンドを、再びステージに呼び戻した。
残念ながら、どんなに素晴らしい人でも、老いと病気には抗えない。
社長は、橋さんが病気になっても、病状が進行しないよう、レジェンドの居場所を確保した。
その人物の価値を認める有力者がいて、往年のファンがいる。
最後までスポットライトを浴びることができた橋さんは幸せ者だ。
人は往々にして毀誉褒貶(きよほうへん)する。
その時々の自分に対する利害得失で、判断する。
これは、人としてどうかと思う。
長い目で見れば、生涯を通じ、身体・能力共に、
高いクオリティーを保つ人はいない。
浮き沈みがあっても、その人の功績は、トータルで評価されるべきである。
業界のレジェンドとしての矜持がある。
その意志を尊重して、仲間との、自然体の介護の後、
石田社長は心ある葬儀のプロデュースを企画しているようだ。
穿った見方をすれば、夢グループの宣伝効果は絶大ではあるが、
何より、人としての温かさ、レジェンドに対する敬意を感じる。
この人は信頼できる…とのメッセージを、多くの人が受け取ったに違いない。
