274台が浸水被害の地下駐車場 「止水板」は4年前から故障していた 国か運営会社かどちらが修理するか決まらず放置 三重・四日市市(CBCテレビ)
管理者が不具合を知っていながら、
修理することなく、それを放置していた。
止水版の設置目的は、大雨の際の水の侵入を防ぐことにあるのだから、
それが故障したことを覚知したのであれば、
管理者は速やかに修繕しなければならない。
それを4年も放置していたのだから、重大な過失がある。
有料で運営していたのだから、車の所有者に対して、
損害賠償責任は免れないだろう。
この金額は、いったいどの程度になるのだろうか。
修理の負担を、国と運営会社がもめていたようだが、
修理の金額と、損害賠償の金額は比べるまでもないだろう。
このパーキングのHPによれば、
契約の上限に達しており、
今年8月1日時点において、
新規の受付は停止している盛況ぶりだったようだ。
利便性が良く、安心があったから利用されていたのであり、
その信頼を裏切る怠慢な管理は、断罪に値する。
平成5年に、第三セクターで始まり、平成9年にオープンしたこの駐車場は、
これまで、大きな災害に遭っていなかったのだろう。
しかし、仮にそうであったとしても、
水害を想定しているから、止水版が設けられているのであって、
故障を放置していいわけがない。
故障個所が見つかった段階で、費用の負担は後で話し合うとしても、
とりあえず修理しておかなければならなかった。
容易に、結果予測ができるのであるから、
回避措置を講じなければならない事案だった。
幸いにも、人命が失われる事態ではなかったものの、
場合によっては危うい状態だったといえる。
インフラや施設の老朽化により、
その修繕が手つかずの個所が数多く報告されている。
地球温暖化で、「未曽有」の事案が、「常態」化する中、
行政と、施設管理者の責任がますます大きくなる。
インフラの維持管理を後回しにし、
計画的に行ってこなかったツケが、
八潮の道路陥没事故をはじめとして、顕著な形で現れだした。
いつ、自身が被害者になるかわからない。
地下という空間の、本質を理解したうえで、
賢く利用しなければならない。
