【解説】東京・杉並区の木造住宅なぜ倒壊?専門家「建物自体ではなく地盤が崩壊して起きた」擁壁に入った“ひび”が原因か(FNNプライムオンライン)
想定外の事故なのか、それとも、予見可能だったのか。
住宅街のみならず、都心においても、
擁壁に囲まれた土地は数多い。
その擁壁のうえに立つ建物につき、
地震による崩壊はある程度想定できていたが、
ゲリラ豪雨などによる、土壌そのもの圧力の変化による崩壊は
意表をついていた。
そういえば、傾斜地を支える擁壁には、コンクリートの壁に、
いくつもの水抜きの穴が、規則正しく並んでいる。
これにより、土の中で飽和状態になった、
不必要な水が抜けていくのだろう。
この水抜きの穴だけでは、調整できなくなった水が溜まっていき、
擁壁の崩壊につながった…。
理論としてはわからなくもないが、
コンクリートの経年劣化とともに、このような形状の場所では、
どこでも起こりうるリスクと捉えたほうが良い。
八潮の、下水道管の経年劣化による陥没事故と根っこは同じだ。
マンションと、倒壊した建物との間には、人が通れる通路があった。
倒壊時にここを人が通っていたらと考えると恐ろしい。
けが人が出なかったことは不幸中の幸いだが、
次の段階として、補償はどうするのかが気になる。
倒壊家屋の住人に、
帰責事由のすべてがかかってくるとしたら、気の毒だ。
保険はどの程度入っていたのだろうか。
1月に擁壁の亀裂が確認され、区の指導が入っていたという。
漸く、修繕業者が決定し、その報告をした矢先の崩落。
人の振り見て我が振り直せではないが、
同じような形状に家を構えるすべての人は、
これを機に、点検する必要があるし、
保障がどこまでされるのか、
確認する必要がある。
マイホームは、できることなら傾斜地を選ばない方が良い。
分っていても、平地が少ない国土には、
選ばなければならない理由も存在する。
そうだとしたならば、
メンテナンスと修繕を欠かしてはならない。
