「死ぬにも死ねない」“火葬料高騰”東京23区は9万円…今年度中に実態調査へ(報道ステーション)
「地獄の沙汰も金次第」
という、18世紀後半に
上方いろはかるたに採用された諺がある。
世の中においては問題が発生しようとも、
金で解決をすることができるということを意味する。
死んだ後、その後の行き先を決める閻魔大王の裁きも、
金がものを言うとされる。
その前座として、仏教では、故人は亡くなってから7日目に、
この世とあの世を隔てる「三途の川」のほとりに着くと考えられている。
故人とともに棺に納められる六文銭は、
その三途の川を渡るための渡し賃であるという。
この説によると、渡し賃を持たない故人は、
船に乗せてもらえず川を渡ることができない。
では、どうするのかというと、
川岸でさまよい続けたり、
流れの速い川を自分で渡らなければならならない。
そこで、故人となった愛する家族が、
無事にあの世へたどり着けるようにとの願いで、
六文銭を持たせるとする風習があるのだという。
なるほど。
現世での生活は、金に振り回されるが、
あの世に行ってからも、金がものを言うのだ。
しかし、その前に、火葬でも金にかかわる頭の痛い問題がある。
火葬の場所によって、法外な料金を請求される。
文字通り、「金がないと死ぬにも死ねない」。
火葬のみならず、悪徳葬儀会社によっては、
低廉な家族葬を銘打っていても、必要ないオプションを抱き合わせ、
料金を吹っ掛けるケースがあるという。
家族を亡くし、気が動転している遺族の混乱に乗じて、
あこぎな商売をする会社もあるため、注意しなければならない。
残される家族に、迷惑をかけたくない。
死出の旅路に向かう人に、残る者の心配までさせたくない。
それにしても、金の問題は、人の生涯を通じて付きまとう。
