富岡製糸場

富岡製糸場

所要で群馬県を訪れた。
せっかくの群馬。ついでと言っては何だが、ぜひとも訪れたい場所があった。
世界遺産に登録が決まったばかりの富岡製糸場である。
スケジュール的には相当に厳しいものがあったが、秘書に無理を言って調整してもらった。

近代日本の発展の礎となった場所に立ちたいと長年願い続けてきたが、ようやくその夢が適った。
場内に入ってすぐに見える「明治五年」と刻まれた碑銘が、時の重さを感じさせる。

富岡の地にこれだけの近代的工場を出現させた渋沢栄一氏、
今日の日までその工場を遺すために、「貸さない、売らない、壊さない」の方針の下、尽力された片倉工業の方々。
そして、群馬県の皆さん…。
ここに紹介しきれないほど多数の方々が歴史を作り、歴史を守っている。
時の重さは、人の思いと努力の重さでもある。

現代の我々がこれから作るものの中で、何が将来「遺産」として評価されることになるのだろう。

微力ながら私も自分なりの「遺産」を遺すために尽力せねばならない。
残念ながら中をゆっくり見る時間のないほど、一瞬の滞在だったが、得るものは大きかった。

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