ノーベル賞受賞の中村氏と就業規則

中村修二さん「長年の研究が認められうれしい」(TBS系)

中村氏は、ノーベル賞の受賞の喜びを語る一方で、「日本に自由ない、研究環境の改善を」と、苦言を呈した。

また、世界で初めて青色LED(発光ダイオード)の開発に成功した中村氏は過去、勤めていた日亜化学工業を退社後、青色LED開発の特許は元来、発明者である自分にあると主張し、同社を相手取って訴訟を起こしたものであるが、インタビューでは、その時の苦労を語っている。

この裁判は、控訴審、2005年1月11日に和解が成立した。争点は特許の帰属そのものであったが、結局、日亜の支払い額は1審の200億円から大幅減額し、8億4391万円で決着。

当時、特許報酬制度を巡る論議が本格化しており、この和解額は、味の素の人工甘味料「アスパルテーム」特許訴訟の1億5000万円を大きく超え、発明対価をめぐる訴訟としては最高額と大きく報道された。

そこで、私はこの裁判をきっかけに、争点たる職務発明制度を見据え、労働の現場における社労士としては、未然にトラブルを防ぐべく、就業規則作成セミナーの強化事項とした記憶がある。

関心がある裁判だっただけに、中村氏の業績が世界に認められたことは我ことのように嬉しく感じるものである。

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