女性の地位が低いこの国は、まだまだ発展途上にある。職場における出産・育児が、未だ少なからずの男性に理解されていないことは当然だが、本来は自分が経験したマタハラを、後輩に引き継がない活動をすべき立場にある、マタハラOBの女性たちが、「自分たちも我慢してきたのだから」と態度が冷たい。そして、子供を持つ喜びを犠牲にして、仕事に邁進してきたキャリアウーマンと呼ばれる女性たちが、職場における出産、子育ての問題を少なからず根深いものにしていそうである。
マタハラ、4人に1人「被害受けた」 社会問題化、相談増加(産経新聞)
子供は社会の宝である。決して個人のライフイベントと捉えるべきではない。女性が出産し、子育てをしやすい環境を整えなければ、この国の行く末を、次世代にどうつなげろというのか。
安倍政権は、「女性が輝く社会」「女性に優しい社会」の実現を標榜するが、実際にはここ数十年、掛け声倒れに終わっている。「男女雇用機会均等法」なる特別法がなくとも、女性が安心して次世代を担う子供を産み育てる環境を整えることができるよう、今度こそ政治の采配に期待するものである。
