モデルは僧侶、視線くぎ付け 奈良で「美・坊主」ショー(朝日新聞)
面白い企画である。日常生活と乖離している僧侶に対して、興味を持ってもらういい機会である。
すっきりと剃髪されたモデルの僧侶は、誰もがりりしく、知的である。
しかし、本来、寺は庶民に身近であるべきが、葬儀や法事でしかお世話にならなくなってしまったというのは実に残念だ。
かつては、檀家のよろず相談所であった寺。子供を教育する場であった寺子屋。
生活のすべてから切り離され、墓守だけの役割になってしまったら、寺の存在意義が薄れる。
昨今の「墓じまい」など、少子化、核家族化が招く墓を巡る事情を考えれば、それは一目瞭然である。
「美・坊主」ショーも良いが、本来の寺のあり方と真摯に向かい合ってほしい。
