Posted on 2014年8月14日
by 河野順一
子どもの貧困率、問題は子育て世代全体の貧困化にある(THE PAGE)
過去最悪を更新した子どもの貧困率は、16.3%(厚生労働省「平成25年 国民生活基礎調査」)。子どものうち6人に1人が貧困という数値。学校の40人クラスでは平均的に5人程度いることになる。貧困とは縁がない、私立学校に通う子供も分母に含まれていることから、公立学校に通う子供の割合は、その分高くなる。
これでは、少子化に歯止めがかかるはずがない。家事支援をする外国人労働者を増やしたところで、家事支援を頼む金もなく、働けど働けどわが暮らし楽にならない。親が正真正銘のワーキングプアでは、子供の貧困率を是正できない。そして、子供の貧困は、何といっても学習機会の喪失が最大の問題なのである。
他方、仕事のできる女性の晩婚化が進み、適齢期に子供を望めないといった社会現象も少なからずある。とはいうものの、仕事と家庭を両立させている女性も少なくない。よって、仕事を隠れ蓑に、子育ては面倒とばかりに、最初から育児を忌避する女性の存在に、私は共感できない。
繰り返す。貧困家庭の子供は、その能力が高くとも、お稽古事をする、塾に通うなど、個の能力特性を伸ばす機会に恵まれない。それでは、わが国を牽引する優秀な人材が育たないことになる。
いずれにしても、子供の貧困率は、本人の努力では如何しがたい。貧困は、国民の教育を受ける機会の平等といった側面から、由々しき問題である。それゆえ、貧困の問題を国民共通の認識として打開策を模索したい。