Archive for 6月 2024

郵便局の「保険押し売り」問題 社員も自虐「罪悪感を抱かず高齢者に売れる人が向いている」

郵便局の「保険押し売り」問題 社員も自虐「罪悪感を抱かず高齢者に売れる人が向いている」(リサコ編集部)

随分と長い間金利が凍結されていたが、近時、
微々たる数値だが上昇傾向にある。
未曽有の物価高の中、少しでも利ザヤを稼ぐ工夫と努力が大切だ。

…というわけで、定期預金の見直しをしていた。
それがあだになった。
簡保で利率が良い、一時払いの生命保険商品を勧められ、
30分ほどの説明で、加入可能とのことだったため、手続きを進める。

手続きに入ってから気づいたこと。
70歳を超えた私の年齢では、
一緒に説明を聞く70歳未満の同伴者がいなければならないこと。

事細かなパンフレットを手元に、
30分以上のiPadでの説明を受けなければならないこと。
商品の性格、保険商品であること、元金割れの可能来の説明、
解約、質問に関する条項等、約款を聞かされる。

そのうえで、窓口担当に同じことの確認、
さらに、電話で本部の人間と3度目の確認。
時間を見れば、優に1時間半が過ぎる。

おまけに電話での確認は、丁寧に「バカ」がつき、
腹が立つほどの慇懃無礼さで、
マニュアルを一元一句違わず読み上げる。

一言話すごとに、「有難うございます」の合いの手が入る。

これが無かったら、半分の時間で済むだろう。
そもそも、3度の確認に何の意味があるのか。

あなたが悪いわけではないが…と前置きをして、
窓口の女性に、河野節をぶつ。
「システムが悪いよ!時間がかかり過ぎる。
加入するのに、約2時間でしょ。なんでこんなに時間をかけなければならないの?
パートを休んで手続きに来れば、今、東京都の最低賃金は1,113円。
それが2時間で、2,226円。私は補助者が必要な年齢だから二人分、
都合、4,452円、損することになるんだよね!どう思う?」

担当者は言わずもがな、困った顔をして下を向いた。
途中で、「止める」と帰りかけたが、彼女が不憫になり、
結局最後まで手続きをした。

帰宅後、過去、大きく取り上げられた、
かんぽ生命の不祥事が思い出された。
それが、郵便局の「保険押し売り」問題
自浄力の結果が、加入時、客を長時間拘束する、
3度の同じ説明だったのだ。

合点が入ったものの、元親方日の丸の体質は脱却できていない。
顧客ファーストの考え方が完全に欠落しており、ふり幅が両極端だ。
本日できなかった仕事の、段取りをつらつら考えながら、
安全と顧客の利便性の比較衡量をしていた。

…と、そこへ、営業終了時刻をとうに過ぎた郵便局から、
私の携帯に電話が鳴った。
「本日は、有難うございました。
大変申し訳ありませんが、書類が一枚足りませんでした。
つきましては恐れ入りますが、月曜日に、再度ご足労願えませんか?」

これでまた、二人分の時給、2,226円がとぶ。

かけがえのない家族であり続けるために ALS患者と家族の記録

かけがえのない家族であり続けるために ALS患者と家族の記録(NHK)

幸せの形は千差万別である。
どのような形でも、
当事者がそれと感じることがその人の幸せだ。
健常者には、当然にできることが叶わず、
それができたときの、ALS患者と家族喜びは望外だろう。

置かれた場所で咲く。
生きるということはそういうことである。
上を見ればきりがないし、下を見てもまた然り。
人はそれぞれ、自分が生かされている場所で懸命に生きる。
受け入れるということが、苦しみを一つ減らすことになる。
ないものを悲しむ生き方より、
今、あるものに感謝する生き方の方が、幸せが多いだろう。

それにしても、武藤家の日々は、想像を絶する。
自分は健常者であるにもかかわらず、日々の出来事に
不平不満を述べることが申し訳なく感じる程である。

しかし、彼らは互いを思いやり、尊重し、
今、このときを、この瞬間を、一所懸命に生きている。
病気の進行、コミュニケーションの隔絶、
押しつぶされそうな恐怖と不安に対峙しながら、
新しい家族を迎えて、挑戦を続ける。

勇気をありがとう。
希望をありがとう。

生きるということは、生かされている意味を考えながら、
諸行無常を受け入れることである。

いずれにしても、人生に、伴走者の存在はありがたい。

マンション解体「必ず影響ある」 国立市長、積水ハウスに遺憾表明

マンション解体「必ず影響ある」 国立市長、積水ハウスに遺憾表明

理解に苦しむ出来事だ。
立派なマンションが引き渡し直前に解体される…
確かに景観は大切だが、どこに何を作れば、何が見えなくなるのか、
建設予定の段階でわかっているはずである。
そうであるにもかかわらず、
多額の費用をかけ、完成した建物をいとも簡単(?)に解体を決定。
どれだけ多くの人の予定が狂ったことだろうか…

人の行動を縛ることができるのは、法律と契約である。
正当な権利と権利がぶつかったとき、法が調整を図る。
それが、「保護事由」と、「帰責事由」。
何方の権利を、より、手厚く保護しなければならないかとの観点である。

他方、契約は、約束である。
誰と、いつ、どこで何を契約しようが、当事者の自由である。
これを民法では、「契約自由の原則」という。
ただし、人に迷惑をかけるような公序良俗に反することは許されない。

今回のマンション解体は、記事の内容を読む限りでは、
法的な問題は見受けられない。
契約の問題でもなさそうだ。
あくまで、景観の問題だけが報じられている。

だから、「謎」なのである。

指導をしたはずの、行政側の対応も、これまた「謎「」である。
景観を保てることで、富士山の眺望を確保することで、メリットがあるはずの行政が、
マンション解体「必ず影響ある」 …との遺憾表明。

入居が決定している人もいる中、
その契約、約束を反故にしてまで、
なぜ解体しなければならない理由があるのか?
建築に、数億円、解体にも数億円。
損失はどこが補填するのか?
不可解極まりない。

巷間の耳目が集まる中、同種事案防止、後学のためにも、
業者、行政には、説明責任を果たしてもらいたい。

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富士山は、遠くで見ると美しい。
実際、近くに行くと、ゴツゴツとしており、草木も生えない。

金魚の「キンギョ」

昨日は、美容室である顧問先に赴いた。
両立支援等助成金を受給しながら、
不妊治療の休暇を取得する従業員の、
期間延長の件…ほかの労務相談である。

昨年から始まった、「不妊治療両立支援コース」は、
5日の休暇付与で30万円、20日以上の休暇付与で、
復職後に30万円と、計60万円、
該当者がいれば会社にとっておいしい助成金だ。

とはいうものの、この会社の該当者は、不妊治療が進まないため、
当初6か月を予定していた休暇を1年にして欲しいと要請してきた。
1日も出勤せず、1年間、
社会保険料を会社が負担しなければならないのは、
考えものである。
そこで、秘策を伝授してきた。
それにしても、労働者に手厚い、従業員思いの社長である。

ところで、この美容室は3店舗あるが、
そのうちに一店舗に私の事務所の従業員が通う。
本店が、店舗改装の際、その従業員が通う店に、
金魚の「キンギョ」を預かっていた。

金魚の「キンギョ」とは、3年ほど前、
美容室の従業員らが夏祭りに一緒に行った際、
縁日の金魚すくいで捕獲したものだそうだ。

金魚も、3年も生きると巨大化する。
さながら、「黄金のコイ」といった風体だ。
従業員が、店長に金魚の名前を聞くと、「キンギョ」とのこと。
ユーモアに富む。

金魚を大きく育てる社長は、
福利厚生を充実させ、従業員も大きく育てる社長だった。

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東京都がマッチングアプリ開発 「手続きが面倒で不安」の声も 官製の意義は? 「結婚相談所と似たシステムを安く使える」

東京都がマッチングアプリ開発 「手続きが面倒で不安」の声も 官製の意義は? 「結婚相談所と似たシステムを安く使える」(ABEMA TIMES)

近所の、おせっかいなおばさんが減少した。
良い人がいれば紹介して、縁を結ぶ。
そんな風習がなくなった。
年齢が来れば、所帯を持つのが当然だった時代は、今や昔。
生涯未婚率が高くなり、
当然、子供の数が少なくなる。
子供が少なくなると、次世代の担い手がいなくなる。
積み立て方式ではなく、
現役世代が、年金世代の給付を負担する賦課方式を採用している年金制度は、
既に破綻の兆しを見せている。

だから、行政までもがマッチングに乗り出す…という図式は至極当然だ。
戦後、家制度から、個人主義への転換が定着したにもかかわらず、
介護にせよ、子育てにせよ、
未だに家制度に頼る部分が大きく、
個人主義を謳歌したい若い世代が、婚姻に二の足を踏む。

そもそも、結婚が理想でなければ、
あえて、いばらの道を選択する人がどれだけいるのか。
がんじがらめの婚姻生活が破綻し、経済的にも疲弊して、
家族間における刑事事件の数の多さに嘆息する。

令和2年版(2020年版)警察白書によると、
2019年に検挙された殺人事件の
「被疑者と被害者の関係」で最も多かったのは
「親族」(475件、54.3%)だった。

法は家庭に入らず。
これは原則だが、親族間の塗炭の苦しみを、
吸い上げるシステムの確保は必要だろう。

家とは何か、家族とは何か、
その問題を引きずったまま、人口減少に歯止めをかけることはできないだろう。
海外のように、婚姻しなくても、社会が子供を育てるシステムを考える方が
解決に近いのではなかろうか。

鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発” 内部資料送られたジャーナリストが訴える「ずさん捜査」

鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発” 内部資料送られたジャーナリストが訴える「ずさん捜査」(AERA dot.)

「守秘義務違反」と、「公益通報」。
何が正義で、何が悪なのか?

国家権力を背景にしている組織は、
「濫用」には、特段の配慮をしなければならない。
しかし、長く組織に属していると、人権感覚がマヒしてくるのだろう。

報道にあるように、
鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発”…
の構図だけが問題なのか?
表面に現れない部分も含めて、事実の解明が求められる。

いずれにしても「犯罪隠蔽」をしたとされる本部長は、
心中穏やかではないだろう。

大きな事件になる前に、
それを知る組織の人間が公にすることは、公益に資する。
正義の告発が守られなければ、
誰も、あえて火中の栗を拾うことはしないだろう。
「公益通報者保護法」は、その役割を果たしているのだろうか?

警察は、国家権力を背景に、国民の権利を取り締まるところである。
その判断に、恣意的なものがあってはならないことは自明の理。
ひとたび、白日のもととなった案件に関し、
中途半端な捜査は許されない。

この顛末には、国民の納得いく説明が求められる。
自浄力がない組織に、犯罪捜査は任せられない。

「恨み買う人ではない」「やりきれない」 保護司の新庄さん殺害に更生関係者らショック 

「恨み買う人ではない」「やりきれない」 保護司の新庄さん殺害に更生関係者らショック (産経新聞)

何とも後味の悪い事件だ。
被害に遭われた方の、無償の善行が報われない。

困っている人を、そのままにできず、手を差し伸べる人は、良い人か?悪い人か?
と問われれば、勿論「良い人」である。

支援を受けていながら、その人を殺害してしまう人は、良い人か?悪い人か?
と問われれば、勿論「悪い人」である。

周囲は、正当な評価はできても、
凶行を防ぐことができなかった。
世の中には、理不尽なことが多すぎる。

理不尽な最期といえば、アフガニスタンで人道支援に尽力し、
2019年12月4日、現地で凶弾に倒れ、
73歳でこの世を去った中村哲医師もその一人だ。
「百の診療所より一本の用水路を」のスローガンのもと、
15年以上もの間、用水路建設に従事し続けた。

いずれも、善行を積む人の最期にふさわしくない。
彼らが称賛をもって評価されなかったら、
後に続く人がいないではないか。

関係者のみならず、社会を震撼させる悲しい出来ことである。

アジサイ

今年も暑い。
6月になったばかりだが、気温は高く、
どこまでも青い空に、、雲は入道雲を彷彿とさせる。
蝉の声が聞こえていないのが不思議なくらいだ。

さて、街のあちこちに、アジサイの花が目立つようになった。
季節は梅に始まり、モモ、菜の花、桜、つつじにさつき、
そして順調にアジサイに移行している。

花は、誰に教わるでもなく、自分の咲く時期を知り、
確実に、タイミングを逃さない。
自然の摂理に改めて感服する。

花は、他と比べることもなく、
ただひたすらその場にあって、黙々と良い仕事をする。
あでやかな大輪を咲かせ、人々の目を誘う花。
また、楚々として清らかな花は、凛として、
喧噪の中にある私たちの日常を原点に回帰させる。
花は個性であり、それぞれの趣である。

それに比べて、人はどうか。
良く見せよう、おおきく見せようとして、無理に背伸びをし、
嘘をつく、騙す、裏切る。

世知辛い世の中につかれると、
私は自然の中に、花々との無言の対話を試みる。
そこには、身の丈に合った花々が、
懸命に命をつないでいる光景があり、
素直に、ありのままの神々しさに触れる、ひと時の安らぎがある。

忙中閑あり。

自分の有り体を考えるうえでも、
あえて静謐に身を置く努力は大切だ。

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<ススキノ首切断>『おじさんの頭持ってきた。カメラマンするでしょ? 私の作品見て』弁護側が明らかにした“いびつな家族関係と猟奇的犯行”

<ススキノ首切断>『おじさんの頭持ってきた。カメラマンするでしょ? 私の作品見て』弁護側が明らかにした“いびつな家族関係と猟奇的犯行”

家族とは何か、親子とは何か
医師という、社会的地位にある人の家庭で、
しかも、その専門とする分野で、
眼に入れても痛くないほどかわいがった娘が病魔に侵される。
遺伝なのか、育て方の問題なのか、
それともその他の要因なのか、複合要因なのか、
その道の専門家ですら、
適切な対応ができなかったことに悲劇が膨らむ。

人は、社会のかかわりの中でしか生きられない。
自分の権利を守るには、他人の権利も尊重しなければならない。

だが、精神に病を持つ人に、この、権利の等式は通用しない。

願わくは、こうした人間とかかわりを持ちたくはないが、
好むと好まざるとにかかわらず、
対峙しなければならない周囲の人生は壮絶だ。
ギャラリーは、周囲から無責任な言を発する。

しかし当事者はそうはいかない。
自らの問題として、何とかしなければならないと考えるものの、
常識が通用しないモンスター相手に、人生が翻弄させられる。
どこに助けを求めればいいというのだろうか。

社会には強弱がある者の、一定数、こうしたモンスターがいる。
ただし、表面上、通常の人間と変わらないため、
「モンスター」とは認識しにくい。
身内であれば、隠したくなる心理も理解できる。

とはいうものの、家族以外の、
第二第三の悲劇を未然に防ぐためにも、
精神を患った人と、その家族を救うべく、
「プログラム」を共通認識にしなければならない。

事件が起こってから、検証しているだけでは何の進展もない。
病を責任転嫁している場合ではない。

NHKの朝ドラ 「虎と翼」

今、NHKの朝ドラで「虎と翼」が放映されています。ご覧になっている方も多いと思います。
このドラマの主題は、第二次世界大戦前後、女性弁護士、裁判官の黎明期にスポットを当てたものです。

実在の人物、故三淵嘉子氏をモデルにしたものであり、ドラマに登場する主人公、トラ子の学び舎、
女性初の法曹プログラムに入学を許された明律大学は、
「明治大学」の短大、甘味処の「竹もと」は神田「竹むら」。

特に、同短大は、神田駿河台の「男坂」を上りきったところに位置していたといいます。
そこは、我が日本橋中央労務管理事務所(東京法令学院)が入る「YK駿河台ビル」の隣であるため、
親近感が半端ではありません。

眼下の神田古本屋街では、上品な刺繍をあしらった法服に身を包む主人公のポスターが、
そこかしこに貼られています。

今でこそ、女性の活躍の場が広がっていますが、
この当時、女性が男性と同等に仕事をしようとすると、
ハードルが高かったことは、周知の事実です。

どの時代にも、是々非々で、社会の矛盾に立ち向かう人はある者です。
そうした先駆者は、逆風を全身で受け止めながらも、
社会の健全なあるべき姿に、人々を牽引していきます。

社会保険労務士会では、
私が牽引者だと、お褒めの言葉を多く耳にします。
何かをする人は、必ずと言っていいほど、
周囲の人と摩擦を起こします。

よって、改革者は「温厚篤実」とされる
「良い人」の対極に位置しますが、
世の中は、そのような「良い人」でない、
いわば何かをする「悪い人」が動かしていくものです。

そのような自分の人生と重ね、朝ドラを楽しんでいる今日この頃。

ちなみに、我が家のむかえの家の犬の名は「トラ」。
こちらも親近感がわきます。

ご無沙汰していました

不測の事態がありまして、
これまでブログをお休みさせていただいていましたが、
本日より、ブログをリニューアルさせていただきます。

ドメインも、新たに「労働法の伝道師.com」になります。

ますます、皆様のお役に立つ情報をご提供していこうと張り切っています。

以上、宜しくお願いします。

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