Archive for 河野順一

トランプ米大統領のグリーンランド編入意欲

デンマーク首相、トランプ米大統領のグリーンランド編入意欲に反発(ロイター)
トランプ氏、キューバ「崩壊寸前」と発言(AFP=時事)

年明け、アメリカを中心とした、ありえないニュースが次々と舞い込む。
ベネズエラの次はグリーンランドと、キューバか。
弱肉強食を大きくアピールする大国に対して、
国際社会は一致団結してNOを突き付けられない。
これが現実だ。

このままでいくと、最悪のシナリオを描きそうだ。
各国は、いつ自分の国に白羽の矢が立つか、
戦々恐々としている。
小学生が自信の無い教科で、先生から当てられないよう、
下を向いて縮こまっているのに似ている。

アメリカへの編入に意欲を示されたら、国家の一大事だ。
「ベネズエラ」の二の舞は御免だ。

平和に越したことはないが、
侵略されそうになったら
国家は、主権を脅かされたら、
国益を死守するために、権利のために闘争をしなければならない。

我が国のトップは、玉虫色で、曖昧な声明を出した。
余計なことを言うと、
第二の中国問題に発展しかねないから、致し方ないかもしれないが
どうにも歯切れが悪く、すっきりとしない。

年明け早々、アメリカの愚行が続く。
今年は不穏な年になりそうだ。
我が国に、その心構えはできているか。
軍備は足りているのか。

平和憲法を論じるまでもなく、
世界情勢は一足飛びに次のステップに進んでいる。
専守防衛は当然である。

安保で、大国の傘にいた80年、
それが当たり前と平和ボケしていた国は、
同盟国の愚行に、加担しなければならなくなったとき、
どうかじ取りをしていけばいいのか。

初夢ではない。
緊迫した、現実の問題である。

ベネズエラ大統領、米国内に移送か 武力行使に拘束、問われる正当性

ベネズエラ大統領、米国内に移送か 武力行使に拘束、問われる正当性(毎日新聞)

世界情勢は、弱肉強食の時代に逆行している。
客観的に合理的な理由なく、
他国を攻撃し、主権を侵害することが許されないのは、
国際法の根幹だ。

アメリカの今回の措置に、それがあるか。
適正な手続きを踏まず、一国の大統領を拘束し、移送する。
世界の警察だった、アメリカのすることではない。

アメリカにとって都合の悪い国は、何かと因縁をつけられて、
同じような対応をされることが懸念される。

ロシアがウクライナに対して行った戦争もそうだが、
強い国が領土を拡張して、植民地化しているとしか言いようがない。

いずれも、日本から遠い国の出来事ではあるが、
明日のわが身であり、その構造はどこでも変わらない。
国際社会の秩序は、極めて軽視されている。
誰も、大国の暴走を止められない。

正義はいずこに。
第三次の世界大戦が、いよいよ現実味を帯びる年明けになった。

「必ずリードやハーネスを」SNS反響「前代未聞」怒りの声も「重大事故につながる可能性あった」

(デイリースポーツ)

今年も、箱根駅伝の熱い戦いが繰り広げられている。
昨夜の雪の影響が心配されたが、
杞憂に終わったようだ。

それにしても、青学は強い。
スタート時、後ろに4人しかいないところから、
往路優勝を果たした。

他の学校に失礼を顧みず言うならば、
監督は、レースを面白くするため、
わざと遅れて走らせたのではないか…と、穿った見方をしてしまう。

青学の選手は、どのような状態にあっても、
プライドが背中を押している気がしてならない。
これまでの、練習、チームメートとの絆、
監督へのゆるぎない信頼、それが伝統と相まって、
ここ一番に力を発揮する。

上位、周辺校も、こうした強さにあやかってほしい。

さて、コース上に犬が乱入するのはいただけない。
選手の晴れ舞台に、ペースを乱すことに、
飼い主は猛省しなければならない。
最高の条件で、最高のパフォーマンスをしてもらいたい。

さあ、午後のゴールは、青学がこのまま逃げ切るか。
中継をするテレビから目が離せない。

「民事裁判で生成AI活用」見極め、書面要約や証拠整理の補助…最高裁が来月から効果と弊害を検証

「民事裁判で生成AI活用」見極め、書面要約や証拠整理の補助…最高裁が来月から効果と弊害を検証(読売新聞オンライン)

いよいよ裁判で、生成AI活用が検討され始めた。
生成AIのほうが、短時間で的確な資料の整理ができそうだ。
材料が整えられて、
料理人は、素材の価値を最大限発揮できる料理をすればいい。
本来の業務に専念できる。
と同時に、従来、従事していた職員の減員が見込める。

とにかく、効率とコスト削減を求めるのであれば、
労働者を削減することに尽きる。
指示した通りに、短時間で的確に仕事をこなす。
不平不満を言わないし、年次有給休暇を申請することもない。
いつでも誠実に仕事をこなす。

まだまだ慣らし段階だが、これが成熟していけば、
トップにとって、こんなに心強いパートナーはいない。

しかし、それで仕事にあぶれた人間は、
何をして生活していくのだろうか。
相当程度の事務作業は、AIの活動拠点となる。
単純作業は、ほぼ仕事にありつけないと考えたほうが無難だ。

貧富の差が大きくなれば、ますます、犯罪が増える。
国は、また新たな課題の直面に頭を悩ますことになる。

裁判所の仕事も、最終系は、裁判官がいらなくなる。
AIが事案を読み取り、膨大な数の判例から、
本案件の判断をくだす。
いくら優秀な裁判官でも、AIの能力にはかなわないだろう。

これからの裁判所では、
人を介さずに判決がかかれるようになるかもしれない。
今の子供たちが大人になるまでには、
そう遠くない未来に、裁判所に人がいなくても済むようになりそうだ。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

今年も残すところ、
あと364日となりました。

次の新年のカウントダウに向けて、
充実した日々をお過ごしください。

本年も、宜しくお願いします。

大掃除

ここ数年、大掃除を先送りにしていた。
仕事の忙しさにかまけ、
「埃では死なない」…と豪語していたが、
流石に、断捨離をしていかないと、居住空間にモノがあふれる。
せっかく気に入った物を購入しても、
日時が過ぎると、他の大切な物に埋もれる。

確かに、散らかった場所にあっても、
整頓された場所にあっても、
その物の価値事体は変わらない。

しかし、整頓された場所にあれば、その物の存在感が増す。
「おれは、ここにいるぞ!ここにあるぞ!どん座っているぞ!」
と誇示しているように感じる。

…というわけで、今月は数年ぶりに、大掛かりな掃除をした。
大きなゴミ袋が出るたびに、達成感を覚える。
また一つ、もう一つ、その数が増えるたびに、
喜びに似た感情がわく。

いつか使うだろうと思って、大切にしまっていた物も、
2~3年使っていなければ、無用の長物と化す。
いらないものに囲まれるより、
本当に気に入ったものに囲まれていた方が、テンションが上がる。

これは、人間関係も同じだ。
どうでもいい人と、自分を押し殺してまで付き合う価値はない。

人生は一度きりだ。
大切な自分の時間を、
まずは、自分の幸せのために使うべきだ。
自分が幸せであれば、そのオーラは、周囲に派生する。

2025年が行く。
新年は、すぐそこに…。
充実した一年の始まりを迎えたい。

本年も、ご愛読ありがとうございました。
皆様におかれましては、良いお年を。

「拾得物」のヤギ世話で感謝状 飼い主名乗り出ず3カ月 迷子の「まーちゃん」と名付け、宇佐美さん宅に仲間入り 大多喜

「拾得物」のヤギ世話で感謝状 飼い主名乗り出ず3カ月 迷子の「まーちゃん」と名付け、宇佐美さん宅に仲間入り 大多喜(千葉日報)

年末に、ほのぼのとした話題だ。
「まーちゃん」は、前の飼い主に捨てられてしまったのだろうか。
捨てる神あれば、拾う神あり。

多くの仲間がいる新しい飼い主が決まり、
よかった、よかった。

動物は、飼い主を選べない。
それゆえ飼い主は、責任もって、
最後まで面倒を見てあげてほしい。

動物はかわいい。
ちょっとしたしぐさでも、愛おしく感じる。

今年は、増えすぎたクマの出没が、各地で問題になったが、
最終的には自然界の生き物たちと、
うまく共存する世界になってほしい。

自然の生態系が壊れることのないよう、
生態系の頂点に立つ我々人間が、
叡智を絞って生き物のバランスを考えていかなければならない。

とりあえず、おめかしした「まーちゃん」は、
仲間と優しい飼い主に出会え、
最高の年になった。

年末年始、職場の今、昔

年末年始、職場では大掃除をし、
納会を行い、1年の労をねぎらった。
また、新たな年も、
会社の業績を上げるように頑張ろうと誓い、
三が日を家族で祝い、1月4日、
新たな気持ちで仕事に臨んだものだった。

年明け3日ほどは、営業する店もなく、
初詣の名所を除き、正月は静かで、
落ち着いたたたずまいがあった。

さて、今月12月、
近隣の家具屋に整理のための書棚を注文した。

年末年始の休みを確認したところ、
これがないという。
その店は、全国展開の大手家具チェーンに最近吸収された店だ。
吸収される前は年末年始の休みがしっかりあり、
仮に、出勤となったときも、それなりの特別手当がついたという。
それが、会社の体制が変わったとたんになくなった。

確かに、正月休みの人の集客が見込める時期に、
店を開けない手はないのかもしれない。
従業員のことを考えれば、休暇は当然だが、
休暇を付与した会社が、休暇を与えない会社に吸収されたということは、
業績面では、休業しない方が正解なのかもしれない。

昔と違って、今、人々は必要なものを既に手にした。
耐久消費財である家具は、新生活のスタート段階で需要が見込める。
それ以外は、買い替えの相談だ。

若い人が結婚しなくなった今、
4月の新生活スタートに向けて、
1月の正月期間は、売り込みチャンスなのかもしれない。

経営は、旧態依然としていては生き残れない。
社会ニーズの変化に沿い、フレキシブルに動かなければならない。
他方、働き手のニーズも、人手不足の時代には肝要だ。

どこでどう折り合いをつけるか…
一義的には、給与を含めた待遇だが、
同時にモチベーションの在り方が求められる。

世界情勢が混迷し、物価高の世にあって、
来年も激動の年になることだろう。

したいこと・しなければならないこと

したいこと、しなければならないこと…
この区別がついていない人が意外と多い。

「したいこと」は、願望であり、欲望であり、大切だがmastではない。
他方「しなければならないこと」は、生存に不可欠なことであり、
責任と、人格の評価の問題であり、mastだ。

ところで、私は絵画が好きだ。
描く方ではなく鑑賞だ。

自分がいる空間に絵画が存在すると、
その場が華やぐ。生命が宿る。心が癒される。
…ということで、なじみの百貨店に寄ると、画廊を訪れる。
いつのもの画商と、四方山話に花が咲く。

彼は、私と同じ年。
43歳になる息子がいるが、音楽関係の仕事をしているという。
音楽関係と言えば聞こえはいいが、
売れないバンドマン、ドラマーで、
未だ夢を追い続けているという。
年収は、なんと20万円。月収ではない。

老親が現役で働いているから生活できるが、
彼ら亡きあとが心配だ。

40過ぎ迄、夢を追いかけられる人生は、幸せか、不幸か。
一生はトータルで判断しなければならないだろう。
彼は、目利きの画商の息子だ。
親の背中を見ている分、いざとなったら何とかするだろう。

働くことがmastになったら、
バンドは「したいこと」に格下げするかもしれない。
開眼するものと信じる。

最高賞金3倍超でも、売れ行き20年で3割減 宝くじ販売低迷のなぜ

最高賞金3倍超でも、売れ行き20年で3割減 宝くじ販売低迷のなぜ(朝日新聞)

年末の宝くじは、年の瀬の風物詩だった。
その風物詩の立ち位置が変化してきた。
当たればすごいが、その確率が問題だ。
1等が当たる確率は2千万分の1。
いくら、10億円といったところで、その他大勢は空くじだ。
叶いそうもない夢を買うより、
現実を見る方が堅実だと感じる人が増えたということか。

私も、何度か購入したものの、絵益な金額を手にしたことはない。

万が一当たったとしても、アブク銭は、所詮アブク銭であり、
当選は、必ずしも幸せを連れてくるものではない。
周囲の人に知られれば、たかられるし、
贅沢な生活を決め込むと、怠惰な生活となり、長くは続かない。

金は、汗水流して働き、
有難く、有意義に使うべきだ。
銀行にため込み、桁が増えることに
無類の幸福を感じていては、
生きた金は使えない。

楽して稼ぐ方法など、無いと心得れば、。
コツコツ努力して、清貧の志を標榜すれば、
自ずと幸せが舞い込むことだろう。

ストリートビュー

今や、便利なサイトが無料で提供されている。
特に、グーグルマップのストリートビューは、
利用が開始されてから久しいが、
初めての場所へ出向くときは大変重宝している。

サイトを開き、住所を入れれば、即座に周辺の建物や道路事情を
臨場感あふれる映像で再現してくれる。

ここまでは「メリット」である。

しかし、現代社会において、犯罪が多発する中、
当然に「デメリット」がある。

居住者の名前が表札からわかる。
所有している車種が分かる。
車に、高齢者マークが貼られていたら、
高齢者の自宅であることが分かる。
戸建ての場合、洗濯物の量から、家族の人数が想定される。
周辺の雑草の生え方から、空き家かどうかが推測できる。

…といった具合だ。
トクリュウ等の犯罪者にとって、うってつけのツールだ。
パソコンでインターネットが見られる状況ならば、
わざわざ下見に出向かなくとも
獲物を物色できる。

住民には許諾なく、ストリートビューが掲載されているため、
インターネットが使えないシニアには、なすすべがない。
子供や、知人が情報提供してくれるのを待つしかない。

便利だが、逆に不便な世の中になった。
ちなみに、私も、グーグルマップのストリートビューには、
表札など、肝心なところにモザイクをかけることができることを
教えてくれる人がいたため、
わかる人に方法を教えてもらい、対応を進めている。

防犯の観点から、何処に陥穽があるかわからない。
複雑化した世の中に、
知らなかったでは済まされない、重大な事柄が多い。

「ばかか」と叱責 平手で頭叩く 仙台国税局でまたパワハラ発覚 40代管理職を10分の1減給処分

「ばかか」と叱責 平手で頭叩く 仙台国税局でまたパワハラ発覚 40代管理職を10分の1減給処分(東北放送)

ハラスメントが人権侵害であることは、ぼんやり分っていても、
的確にどの行為がセーフなのかアウトなのか、
まだまだ個人の判断基準が定まらない。

簡単に言えば、ハラスメントとは、
「自分がされて嫌なことは、相手にしない」に尽きる。
しかし、人間は感情の生き物だ。
立場によって、またその日の体調や、家庭でのエピソードの延長など、
メンタルにおいて、一定のクオリティーを保つのが難しいケースもある。

しかし、オンとオフの切り替えができないと、悲劇を招来させる。

最近、黒白の線引きがあまりに明確で、
グレーゾーンを許さない風潮が散見される。
しかし、グレーゾーン、すなわち遊びの部分は必要だ。
車のブレーキも、遊びがなければ急ブレーキで危なく、
安全に、スムーズに止まれまい。

杓子定規に物事を進めず、互助の精神も大切だ。
つまり、お互い様の部分だ。
報道のケースは、その詳細はわからないが、
暴力行為は別として、
「指示した業務をやってもらえないことや
何度も同じ説明をされることがありイラっとした」
は、誰にでもあることのように思える。
その感情の持って行き方が問題とされる。

対象職員が、新人なのか、ベテランなのかにもよる。
いつも、すべてにおいて、冷静沈着が求められるとしたならば、
管理職をする人はいなくなる。
昨日の、クマの誤射と同じではないか。

教育と、注意喚起で何とかなるレベルなら、
過度な叱責は慎まなければならないが、
ハラスメントは私怨が絡むと、
ますます事実関係を判断するのが難しくなる。

要は、玉石混交の職場において、
気持ちよく仕事ができる環境を整えることがハラスメント防止の目的だ。

それは、一般に管理職の職務と言えるが、
当然に、職員の協力も不可欠だ。
終身雇用の「会社は家族」の感覚がなくなってきたために、
ハラスメントが多く取りざたされるようになってきた側面もある。

上司は業績を上げるために本気で叱り、社員は歯を食いしばって食らいつく、
仕事に「根性」が求められたのは、過去の産物か。

【山形】小国町 誤射の男性に約1600万円を請求へ

【山形】小国町 誤射の男性に約1600万円を請求へ(YTS山形テレビ)

今年は、クマの出没に怯えた列島だった。
雪の便りを聞いても、冬眠せず、
スキー場に現れたり、鶏を襲ったりしているクマがいる。
被害の終息は目途が立たない。

「目が合った」クマがスキー場に出没“猛ダッシュ”で追いかけられる 市街地で相次ぐクマ出没…専門家「冬眠するには体が小さいクマ多い」(FNNプライムオンライン)

比内地鶏300羽死ぬ、周囲にクマの足跡…驚いて大半が圧死か(読売新聞オンライン)

そうした中、寄せられたクマの目撃情報から、
駆除に出動してくれる、ハンターの存在は、
周辺住民にとって命綱であり、有難い存在だ。

そうであるにもかかわらず、
駆除の体制が整っていないのは残念な限りだ。

人間だから、ミスをゼロにすることはできない。
誤射の可能性は、完全に否定できない。
誤って撃たれ、重大な後遺症を残したハンターにも、
補償が不可欠だ。

もしもの場合の補償が手厚くなかったら、
誰が好き好んで命をはり、クマ退治に出かけるだろうか。
また、誤射した場合のリスクを負ってまで、
銃を握るだろうか…。

勿論、誤射と見せかけて
故意に相手を傷つけるようなケースは想定していない。
それは、刑法で罰せられることになるため、
ここでは、あくまで誤射だ。

損害が発生した場合、加害者がその責を負うのは当然だが、
ここに「保険」の概念は出てこないのか?

自治体とて、ハンターのなり手がいなければ、
住民の安全を守ることができないのだから、
想定しうるリスクの軽減を、事前に想定し予防しなければならない。

確かに、町は、直接の加害者であるハンターに対して、
支払った損害賠償の求償権を有すると考えられるものの、
リスクヘッジを行わなかったこと、
住民の被害を回避するため、町の要請で出動してもらっていること等、
総合的に考えて、結論を出すべき案件だと思う。

リスクにしり込みして、
熊に対応するハンターがいなくなって困るのは誰だ。

「飲食店の倒産」が初の900件超へ…“静かな倒産ラッシュ”が起きているワケ

「飲食店の倒産」が初の900件超へ…“静かな倒産ラッシュ”が起きているワケ(ダイヤモンド・オンライン)

物価高に、国民が悲鳴を上げている。
中小企業も、原材料費の物価高に、最低賃金の引上げ、
そして、円安に苦しんでいる。

貨幣の価値が下がっているため、
同じ金額を保有していたとしても、
それは実質の価値は下がっているということになる。

例えば、100万円を、1年定期で貯金したとしよう。
今、金利が1%だとすると、丸々1年預けて利息は10,000円だ。

令和7年11月21日、総務省が発表した
消費者物価指数は、

(1) 総合指数は2020年を100として112.8
前年同月比は3.0%の上昇 前月比(季節調整値)は0.4%の上昇
(2) 生鮮食品を除く総合指数は112.1
前年同月比は3.0%の上昇 前月比(季節調整値)は0.4%の上昇
(3) 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は111.5
前年同月比は3.1%の上昇 前月比(季節調整値)は0.4%の上昇

例えば、(1)の前年同月比は3.0%の上昇を
先の定期預金に当てはめると、利息は30,000円でなければならない。
昨年、100,000円で変えたものが、今年は103,000円ないと買えない.
10,000,000円なら、10,300,000円、30万円余分に支払いが必要だ。
如何に、現金の価値が低くなっているか実感する。

こうした世相の中、中小企業が、奮闘する。

ある会社の会長との懇談会で、
「こんなひどい状況で、男性に育休?
残業をさせてはダメ?
有給休暇を確実に消化させなければならない?
最低賃金は大幅値上げ?
大企業ならまだしも、あまた多くは中小企業だよ。
法律を遵守していたら、会社が持たないよ。
法律は、会社が倒産したって、助けてくれない!」

ご説御尤もである。

確かに、過労死を防ぎ、従業員を守ることは大切だ。
しかし、給料を支払う会社が倒産してしまったのでは
身もフタもないだろう。

健全な日本経済の発展がなければ、
雇用の場も生まれない。

会社の締め付けより、骨太の経済改革が喫緊の課題だ。

年の瀬

今年も、気が付けば年の瀬だ。
今年のうちにしておかなければならないことが山ほどある。
しかし、1日24時間しかない。
優先順位をつけて、一つずつ片付けよう。

巨匠東山魁夷の作品に、『年暮る』がある。

雪が深々と降る、大みそかの鴨川沿いを描いた作品だが、
この時期、昔の厳かな年明けを迎える静謐に、
たまらない趣を感じる。

古都の重みを一枚の絵画が凝縮している。
凛と張り詰めた、顔が痛くなるような冷気。
京都の底冷え。
新しい年に向けての高揚感。
生活はお世辞にも豊かとはいえないが、
家族と健康に迎えられる新しい年の幕開けは、
希望に繋がる。

縄をくるくる回して持ち帰る、大晦日の風物詩。
八坂神社の「をけら詣り」でもらった火で、雑煮を炊き、
燃え残った火縄は、火難除けのお守りとして台所に祀る。

この絵を見ていると、
をけら火の、明るく、温かいぬくもりまで感じるから不思議だ。

一年が終わり、また新しい一年が来る。
来年は、60年に一度の丙午にあたる。
「丙午(ひのえうま)年の生まれの女性は気性が激しく、
夫の命を縮める」という迷信がある。

このため、60年前には出生率がガクンと落ちこんだ。
そうでなくとも、出生率が低下した今、
迷信の影響が出るのか、否か、今から注目するものである。