Archive for 河野順一

橋幸夫さん最後までステージへ 楽屋は相部屋、お弁当も一緒…支え続けた仲間たち

橋幸夫さん最後までステージへ 楽屋は相部屋、お弁当も一緒…支え続けた仲間たち(東スポWEB)

昭和の逸材が、次々と亡くなる。
寂しい限りだ。

しかし、同時に、暖かいエピソードに触れる機会も多い。
橋幸夫さんはその昔、
私がレコード会社でアルバイトをしていた学生時代、
お目にかかったことがある。
実際にお会いしたことがある方だと、ブラウン管の中だけより親近感が湧いたものだ。

それにしても、夢グループの石田社長は凄い。
認知症を患い、一旦は引退したレジェンドを、再びステージに呼び戻した。
残念ながら、どんなに素晴らしい人でも、老いと病気には抗えない。
社長は、橋さんが病気になっても、病状が進行しないよう、レジェンドの居場所を確保した。

その人物の価値を認める有力者がいて、往年のファンがいる。
最後までスポットライトを浴びることができた橋さんは幸せ者だ。
人は往々にして毀誉褒貶(きよほうへん)する。
その時々の自分に対する利害得失で、判断する。
これは、人としてどうかと思う。

長い目で見れば、生涯を通じ、身体・能力共に、
高いクオリティーを保つ人はいない。
浮き沈みがあっても、その人の功績は、トータルで評価されるべきである。

業界のレジェンドとしての矜持がある。
その意志を尊重して、仲間との、自然体の介護の後、
石田社長は心ある葬儀のプロデュースを企画しているようだ。

穿った見方をすれば、夢グループの宣伝効果は絶大ではあるが、
何より、人としての温かさ、レジェンドに対する敬意を感じる。
この人は信頼できる…とのメッセージを、多くの人が受け取ったに違いない。

千葉の津波避難タワー、完成10年でもう使用不能に…住民「こんなに早く駄目になるとは」

千葉の津波避難タワー、完成10年でもう使用不能に…住民「こんなに早く駄目になるとは」(読売新聞オンライン)

7830万円をかけてタワーが完成した時、
人々は、安堵に胸をなでおろしたことだろう。
これで少なくとも30年は安心できる。

それが、完成十年で使えなくなった。
その先、代替品の建築に予算がつかないという。
さび止めの補修もすべて手を施しての結果だそうだ。

1年にして783万円。
保守費用を含めれば800万円くらいにはなるだろうか。
費用対効果は、高かったのか低かったのか。

予想していた耐用年数を20年も残してお釈迦になった施設に、
厳しい評価は免れない。
経年劣化が致し方なかったのか、
そもそも設計が甘かったのか、
管理は十分だったのか。

建築物によくある、談合、手抜き工事、中間マージンによる搾取
などはなかったのか。
いつしか、この国は責任をあいまいにして、
事実を知らせない国になってしまった。
同種事案防止のためにも、原因究明ならびに、
責任の所在を問うことは必須だ

人々の命を守るシンボル喪失に、
住民の方々やサーファーはさぞ落胆されていることだろう。
「ない袖は振れない」
…これで済ませてはならない。

昨晩も、関東では大地が揺れた。
茨城県南部、最大震度4。
津波避難タワーの存在感は、安心面で計り知れない。

勇敢な犬、駐車場でごみ箱をあさるヒグマに立ち向かう!

勇敢な犬、駐車場でごみ箱をあさるヒグマに立ち向かう!

昨日に引き続き、クマの話題だ。
衝撃的な映像を共有したい。
この場所が、日本でないにせよ、
熊の生態をつぶさに観察することができる。
ごみを漁っている様は、昔、野良犬がしていたことと同じだ。

「キムンカムイ」は、 アイヌ語で「クマ」を指す言葉である。
「山の神」という意味を持つ。
クマはアイヌ民族にとって神聖な存在であり、
自然界の一部として深い敬意を表されていたというが、
神様がゴミを漁るのはいただけない。

その神に向かって、黒い犬が勇敢にほえ立ち向かう。
あれだけの体格差にもおくせず、威嚇し続ける。
マタギの犬たちも、同様の活躍をしたのだろうか。
私の自宅にも黒い犬がいるが、極めて内弁慶だ。
庭の外を散歩する犬には吠えるが、
巨体と遭遇したら、私の後ろに隠れ震えていることだろう。

アイヌ民族の生活に話を戻す。
熊が人を襲うことは、今に始まったことではない。

吉村 昭のドキュメント「嵐熊」によれば、
日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起ったとされる。
冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害した。

それ以前、文字を持たない先住民のアイヌも
時には、クマに襲われた。
そういった熊は
「キムンカムイ」ではなく「ウェンカムイ」と呼ばれたようだ。
意味は、「悪い神様」。

そこで面白いのが、アイヌ民族の想像力だ。
人を襲った熊が必ずしも「ウェンカムイ」ではなく、
とても偉い「キムンカムイ」が
意味を持って行っている場合もあると考えられているという。

例えば若い女性を殺してしまうのは、
キムンカムイの妻として神の世界に連れて行ったのだと考え、
その女性の家族は神様の親戚として、
キムンカムイが守護神になってくれるという。
そして、家の繁栄・猟運をキムンカムイがもたらしてくれる…。

凄惨な現実を受け入れ、発展的な希望につなぐ、
ポジティブシンキングだ。

起きてしまったことは仕方がない。
しかし、その教訓を次に伝えることが、
生き残った者の使命である。

それは、戦争にも共通する。

観光客がヒグマに「スナック菓子」を与えている…知床・羅臼岳に「殺人グマ」が出現した恐ろしい背景事情

観光客がヒグマに「スナック菓子」を与えている…知床・羅臼岳に「殺人グマ」が出現した恐ろしい背景事情(プレジデントオンライン)

これまで棲み分けされていた生息域に、重なりができた。
この重なりが、「殺人グマ」を出現させた。

重なりの原因は、どうも、私たち人間側にある。
これまでも、野生の猿やキツネなど、
観光客の無責任な餌付けが社会問題化していた。
それが、今度は対象が「熊」となり、近時の騒動である。

相手が動物にしろ、人間にしろ、
距離感をはかることが大切だ。
心を許して、とことん仲良くできるのであれば話は別だが、
往々にして、そうした曲解が悲劇を生む。

自然との共存は、生態系を超えてはならないし、
その恵みには敬意を払わなければならない。
人間社会は、自然を支配下に置いたがごとく乱開発し、
自分たちに都合の悪いことを切り捨てていく。
こうした傲慢不遜な態度に、あるべき自然が反旗を翻す。

正しく虞を知らない愚民は、自然を司る者からの鉄槌を食らう。

残念ながら、人類は間違った進化の仕方をしてきたとしか言いようがない。
温室効果ガスの扱いについても、過大な消費社会が招いた失態だ。
その結果、生態系が崩れている。

尊大な人類が招いた通信簿は、人食い熊の出現をはじめとした、
人間に住みにくい環境の招来だ。

憂いているだけでは始まらない。
まずは、個人ができることからスタートしよう。
熊が出没するエリアでの、ごみの片づけ。
餌付けの禁止。
むやみに近寄らない。親和性を持たない。
熊が出没する時間帯の、単独行動を避けること。
インバウンド客の、マナーを徹底させることも一つだ。

熊も生きなければならない。
種の保存をはかりながら、
本来あるべき方向に軌道修正していくことが求められる。
問題は、明らかに人間の側だ。
叡智を絞り、この問題を解決していかなければならない。

閉鎖された地下の入浴施設に見知らぬ男 シャワー浴びているところを現行犯逮捕 札幌市

閉鎖された地下の入浴施設に見知らぬ男 シャワー浴びているところを現行犯逮捕 札幌市(STVニュース北海道)

62歳男性。
ここまで、生活に追い詰められているのかと思うと切なくなる。
この年代の人間は、長く老齢厚生年金受給におけるモデル世帯とされていた、
「夫婦に子供二人、夫はサラリーマンで妻は専業主婦。
会社は年功序列で、定年まで勤め上げ、
ささやかのマイホームは、そのローンを退職金で完済する。」
…このような生き方が、一般的だと教えられて育った。

しかし、長い年月の中、どこかでこの仕組みが破綻していった。
生涯独身の人も多く、不況にリストラは当たり前。
住むところさえままならず、シニアのお一人様は、
賃貸住宅すら借りるのに困難を極める。
「孤独死」のリスクが高いからだ。

逮捕された、この男性の境遇を勝手に想像してしまう。
近年、様々な社会問題を見るにつけ、
生活貧困者となった原因が必ずしも、
個人の責任とは言えない事情がある。

物価高、雇用環境、社会保険、社会福祉、
生活困窮者を作る要因が巷にあふれている。

シャワー代をケチって、不法侵入する男性は、
今、何を思っているのだろうか。
この暑い最中、予備軍の存在を忘れてはならない。

部下を宙づり、パワハラした消防士 最高裁「処分は適法」と逆転判決

部下を宙づり、パワハラした消防士 最高裁「処分は適法」と逆転判決(朝日新聞社)

「部下を宙づり」これは適法な訓練か、それとも指導を超えたパワハラか?
一審、控訴審は、懲戒に値するパワハラではないとし、
処分の取り消しを判断した。
そして最高裁は、一点、処分は適法と判断した。

証拠に基づく事実を、丁寧に判断するのが地裁の役目である。
その判断に不服があれば、不利益を受けたほうが控訴する。
高裁は、比較的、右から左で、地裁の判断を重んじる。

通常、最高裁でその判断が覆るのは難しい。
なぜなら、下級審が二度も細かく判断しているからである。
その判断に不服があれば、不利益を受けたほうが上告する。

今回のケースでは、珍しく、最高裁が下級審の判断を覆した。
実に、裁判官の胸三寸だ。
権利と権利が使った際、
担当した裁判官が、勝たせたい方に有利な理由を証拠から拾う。
つまり、裁判官の心証だ。

よって、裁判官の当たり、外れが大きくものを言う。
担当裁判官の引きについては、運・不運といってもいい。
今回のケースでは、時間も費用も掛かるものの、
パワハラした消防士の使用者である市は、
途中であきらめずに主張し続け、よかったということになる。

裁判は、必ずしも真実を追及するところではない。
何方の言い分に、どれだけ客観性のある証拠が存するか。
またその証拠を審判である裁判官に対し、
いかに自分の主張に客観性があるか、
強く心証を与えることができるかのせめぎ合いだ。

消防署の一般職員である部下は、これで理不尽な指導を受けずに済む。
和やかな雰囲気が、消火活動の向上に寄与してくれることを願う。

東京23区の中古「億ション」10年で16倍 港・千代田で半数以上

東京23区の中古「億ション」10年で16倍 港・千代田で半数以上(朝日新聞社)

気候も温暖化ならぬ、熱帯化で狂っているところへもってきて、
不動産の価格も狂っている。
誰が買うのかというと、諸外国の富裕層だろう。
日本の国民がまともに働いて、自分の住宅すら持てないというのならば、
勤労意欲は低下の一途をたどる。

外国人=治安の悪化と、短絡的に結び付けるのは危険かもしれないが、
文化の違いが倫理観の隔たりを助長し、
これまでのように島国独特の、阿吽の呼吸、以心伝心は通用しなくなる。

インバウンドが言われて久しいが、
一昔前の日本とは明らかに違う。
日本人と同じような風体でも、話す言葉が違う。態度が違う。
あまりに外国人が多い場所は、国内でありながら、
海外旅行で感じた、あの緊張を覚える。

風景や、建物は昔が色濃く残るが、
その実、似て非なるものになりつつある。
私達は、どこを向いて歩を進めればいいのだろう。
強力なリーダーシップを持つ政治家は不在で、
この国の不動産が外国人に買い漁られている事実。
その実態すらつかんでいない政府。
これまで楽しめた自然のテリトリーには、
熊という、今や共生が難しくなった害獣が生息する。
私達の生活の場は、どんどん狭まる。

これまで私達は、当たり前に、普通に生活してきたが、
気付けは、様々な制約が課せられ、
特に、シニアは、
年金だけでは生活がままならない状態になってきた。

日本丸は、何処に向かっているのか。
若者に、荷が重いのであれば、
ロートルはまだまだ自力で頑張らなければならない。
楢山節考よろしく、座して死を待つわけにはいかない。

読売新聞社、維新・池下卓氏の不正受給記事で誤報認める「強制捜査の対象を誤っていた」

読売新聞社、維新・池下卓氏の不正受給記事で誤報認める「強制捜査の対象を誤っていた」(産経新聞)

大手新聞が、人権侵害にかかわる誤報をする。
人間のすることだから、間違いはある…
では済まされないのが報道の世界だ。
それが新人だろうが、ベテランだろうが、
「していない犯罪をしている」として、
実名入りで世に知らしめるわけだから、報道されたほうは迷惑至極。
間違いなく、名誉毀損である。

自分の落ち度で、相手に不快な思いをさせたのだから、
謝罪は、早ければ早い方が良い。
とるものもとりあえず、まずは誠心誠意の心を見せなければならない。

余談だが、香典袋の文字は、「薄墨」と相場が決まっていた。
硯で墨をする機会が少なくなった今は、死語に近いが、
これも、「とるものもとりあえず」の意に通じる。
すなわち、「薄墨」とは、
十分に、墨をする時間もないほど慌てて弔問に参上したという、
相手に対する、「心」を表す言葉だ。

それをしたからといって、してしまったことは、
最初からなかったことにはならないが、
心は形を表し、形は心を表す。
見えないものをビジュアル化することが大切だ。
これができないと、社会から信頼されなくなる。
相手にされなくなる。

経営者でも、徳がなく、驕りの人は、
謝罪すべき場面でこれができない。
「ごめんなさい」…は、
砂場で遊んだ頃に教えられた言葉ではないか。
厚顔無恥、傲慢不遜な輩は、
幼少に戻って、もう一度、
幼子に交じって砂場で遊んで来い。

息子は発達障害。毎日3時間の睡眠で向き合う日々。障害があっても困らない社会を作りたい…父の決断

前編 
後編 

「子はかすがい」である。
長い間夫婦をやっていると、所詮、生まれも育ちも違う二人だから、
不協和音を奏でる日もある。
しかし、二人のDNAを継いだ子がいると、その子のために頑張らなければと思うのが、
親の常である。

その「かすがい」が、
子供が障害をもって誕生した時、親は大きな悲しみを負う。
それでも、「生まれてきてくれてありがとう」
と言えるようになるには時間がかかる。
周囲の温かい応援や、行政のサポートを必要とする。

私の周りにも、発達障害を抱えたお子さんを持ち、
日々、奮闘されている方がいる。
仕事をしながら、子育てをする姿は本当に頭が下がる。
子供の昼夜が逆転している場合は、疲れて仕事から帰った夜も子育ては続く。
寝付かず騒ぐ子を静かにさせるため、
深夜の散歩では、子供を誘拐する不審者と間違われ、
警官から職務質問をされたこともあるという。
せっかく就寝している夜は、起こさぬよう、
懐中電灯の明かりを頼りに、足音を忍ばせ、家の中を移動するという。

他にも、健常者の子であれば気を使わなくてもいいことが山とある。

記事の方も、職を捨てて、子育てに臨んでおられる。
奥様と二人三脚で、家族を支える大黒柱だ。
この方も、ご子息に障害がなければ、障害児の問題を突き詰めることもなく、
警察官人生を全うされていたことだろう。
家族をこれだけ深く考える機会があったかもわからない。

立場が人を変え、社会を動かす原動力になっていることは確かだ。
「障害があっても困らない社会を作りたい」
「通える療育施設がないのであれば、自分で作ること」
この方は、ご子息に対する愛情と、環境がリーダーに押し上げた。

2018年に個人事業主として、
専門性ある母子分離型送迎付き児童発達支援
「エコルド・グループ」を立ち上げ、全国展開しているという。
現在は新たな立場で「発達障害にさせない社会」に向けて活動を続ける。
警察官とは異なる、道を歩まれている。
しかし、社会をよりよくするという観点では、根っこを同じくする。

いずれにしてもポジティブな生き方は、人々の心に響く。
お子さんのためにも、社会のためにも、よりよい人生を切り開いていってほしい。

都立高校教師の大平なる美容疑者(30)逮捕…マッチングアプリで知り合った男性から700万円詐取の疑い

都立高校教師の大平なる美容疑者(30)逮捕…マッチングアプリで知り合った男性から700万円詐取の疑い(FNNプライムオンライン)

男性教師の盗撮など、
教師の質の低下が認められて久しい中、
またもや、今度は女性教師の不祥事である。

子供を教える立場の人間は、
人格がすぐれている必要があることに、
異論のある人がいるだろうか。
だとしたならば、どのように人材を確保すべきかの問題になる。

長時間労働、低賃金、親からのクレーム処理などが蔓延していたならば
魅力的な職場とは言えないだろう。
労働環境が劣悪である中、求められる成果だけが高かったら、
良い人材は集まらない。
仕事は、「楽しい」「やりがいがある」と思ってしなければ、
クオリティーが高められない。
モチベーションの問題だ。

近時、特殊詐欺の闇バイトなど、
安易な仕事で、高額な収入を得たい
…と考える若者が増えている。
美味しい話に、危険はつきものである。

額に汗し、目に涙してコツコツコツコツする仕事が本物だ。
その先に大きな喜びを味わう腰ができる。
大きくたたけば大きく響く。
小さくたたけば小さく響く。

物理の法則は、人を裏切らない。

アラスカン・マラミュート

犬はかわいい。
人間と違って、忠実であり、愛情を注いだ分裏切らない。
無邪気で人懐こい。
不審者を威嚇してくれる警備員でもある。

しかし、犬を飼うということは、
その生涯に責任を持つということであるから、
簡単に共同生活を放棄することはできない。

よって、犬種により異なる特性を、
十分理解したうえで共同生活をスタートしなければならない。

大きな犬は、それだけで安心があるので私は好きだ。
三匹目にと、真剣で考えた犬種がある。

それは、「アラスカン・マラミュート」。
名の通り、アラスカを中心に生息する犬であるため、
極めて暑さに弱い。
個体は、大きなもので60キロにもなるという。
そして、力が強い。
運動量と、体に見合った餌を必要とする。
しかし、心は子供のままで、人間の膝のうえを好むという…

子犬など、まりのようにコロコロとしておりかわいいが、
やはり、今の自分では、飼うのが難しい。
もう少し若い頃に出会いたかった。
今、彼を迎え入れたら、お互いが不幸だ。

…きわめて残念である。

賢者の選択 2

「欲なくしてできぬ社会貢献」 天皇執刀医の働く極意

NHK【プロフェッショナル仕事の流儀】心臓外科医・天野篤の挑戦|天皇陛下執刀から88歳高齢手術まで」を視聴してからの、記事との出会いだった。

人々の称賛に値する人物は、
努力の人であり、実に謙虚である。
驕りなく、ぶれるところがない。
しかし、賢者は、最初から優秀だったのではなく、
強い願望と、日々の研鑽の結実である。

私達は、自分を磨きたいと思ったら、
崇高な人物を高みに臨まなければならない。
間違っても、学ぶことがない、徳を欠く人の傍に位置し、
「先生」などと崇め奉っていたら、
どんどん堕落した人生に突き進む。

「朱に交われば赤くなる」だ。

日本では心臓外科医が一生に
3000例も手術をすれば多い方といわれる状況で、
天野氏の手術例は優に7500を超えている。
何より数多居る心臓外科医の中で、
天皇執刀医に抜擢され、成功させた功績は大きい。

その名医中の名医が、病院経営で
『人も組織も成長しなければ責任を果たせない』
という理事長の教えが大きかったのです。
僕も止まらずに研鑽を積まなければという思いが強くなりました。
…と述べる。

「実ほど頭を垂れる稲穂かな」を地で行く人だ。

自分一人の力で今があると思ったら大間違い。
驕りは、自滅の始まりだ。
気を付けなければならない。

賢者の選択

「凡事を極め、100年企業へ」
一角の人は、行動も言動も凡夫ではない。
当たり前のことを当たり前にする。
凡夫にはこれができない。

「親子ならば親を大事にするのは当たり前のことです。
会社なら創業者を大事にすることもまた当たり前のことです」

そのとおりである。

大和ハウス工業の樋口武男会長が朝、
大阪本社に出勤したらまず向かう場所がある。
創業者、石橋信夫氏の執務室だった部屋である。
2003年に石橋氏が亡くなった後も
本社15階の執務室はいまも残されている。
そこで石橋氏の遺影を前に経営についての思いを静かに伝え、
石橋氏の魂と対話する。

ここに、正しいリスペクトを見る。
「心は形にあらわれ、形は心を表す」
人としての徳を見る。

徳が欠落している人は、これを読んで何も感じない。

創業者に対するリスペクトができない会社は、
早晩社会の荒波に飲まれる。
会社のもつ社会的役割を明確に心に刻み、
その精神を次の世代に伝える。

必要なこと、不必要なことの選別を、創業者と対話する。
創業者が彼岸の人となった暁には、その魂と対話する。
生き残る企業には、それなりのアイデンティティがある。

会社もそうだ。
組織もそうだ。
引いては、国の形もこれに尽きる。

少しくらい金が稼げるようになったからといって、
間違っても、自分一人で大きくなったような口をたたいてはならない。

【真の志は、時代を超えて語り継がれる】

「朝に道を聞かば夕べに死すともかなり」
これは、春秋時代の思想家孔子が述べた言葉である。
秩序ある理想の社会ができたならば、
私はいつ死んでもいいという意味だ。

当時は乱れに乱れた戦乱の世。
一番売れた商品は義足だった。
生まれないよりは生まれたほうが良い社会。
生まれてきて良かったなあと
皆が実感できる社会が築けたならば、
どんなに幸せだろう。
これが孔子の思い描いた理想の社会だった。

私も社労士にならないよりは、
社労士になって良かった
という資格にしたいと常々思って活動した。
今でも、心からそう思っている。

SNS荒れる 東洋大学歴疑惑の市長 日曜夜に突然Xコメ欄解放して連投「#メガソーラ反対」 賛否殺到「卒業証書出せ」「論点ずらし」「メガソーラ断固反対」「絶対負けないで」

SNS荒れる 東洋大学歴疑惑の市長 日曜夜に突然Xコメ欄解放して連投「#メガソーラ反対」 賛否殺到「卒業証書出せ」「論点ずらし」「メガソーラ断固反対」「絶対負けないで」(デイリースポーツ)

この問題も、報道が始まってから久しい。
争点が魑魅魍魎としている。
公の場で、今や、どうでもいいともとれる
学歴詐称を、根掘り葉掘り取りざたされるのは、
決して気持ちがいいものではないだろう。
しかし、紫のリックサックを背負い、少し思わせぶりに
市長は淡々と、しかも毅然と報道対応する。
ハガネのメンタルはどこから来るのか…。
バッシングをものともしない姿勢は、信念からくるものかもしれない。

利害得失のメガソーラが背景にあるのか。

いずれにしても、市長は、学歴詐称問題で、実に有名になった。
連日の報道で、小さな都市の行政庁たる市長は、
日本で知らない人がいなくなったのではないだろうか。

その知名度を利用して、本当に自身が主張したことを具体化する…
これが戦略だとしたならば、なかなかなものである。

罵詈雑言、言わせたい人には言わせておけばいい。
結果が全てだ。

人生航路

舟

近所の、うなぎ屋に飾ってあった作品だ。
字はご主人、詩と絵が奥さん。人生の荒波を乗り越えてこられたご夫婦の合作だ。

どの作品も、好きな作家さんだ。